女性ウケ抜群な『パーマ』にするならコレしか勝たん！スタイリングも簡単な「自分に合うパーマ」を徹底解説

パーマの種類を解説する前に、そもそもパーマとは何なのか、その基本から確認しておこう。まずパーマとは、パーマネント・ウェーブの略称であり、髪に薬剤や熱を加えるなどして、カールやウェーブを髪に形状記憶させる美容技術のことを指す。パーマの種類が豊富にあるように、パーマの手法も種類によって分かれる。ここでは代表するパーマの方法である、コールドパーマとホットパーマの違いも押さえておきたい。

コールドパーマとは、その名前にもある通り、熱を加えずにロッドで髪を巻きながら、薬剤でカールをつけていくという、パーマの基本といえる手法である。髪が濡れているとカールやウェーブが強く表れ、乾くにつれゆるくなり、毛流れがやわらかくなる仕上がりが特徴だ。

次にホットパーマとは、別称でデジタルパーマとも呼ばれ、加熱ロッドを使って、加湿しながら薬剤でカールをつけていく手法である。熱を加えることで形状記憶の力が強まり、髪が乾いてもカールやウェーブが出やすく、アイロンで巻いたようなツヤのある質感も特徴だ。それぞれのパーマの持ちは、コールドパーマで2ヶ月程度、ホットパーマで5ヶ月程度が目安となっている。

まず、コールドパーマの主な種類から紹介していこう。どれもメンズパーマの定番として人気の種類だが、どのようにして作られていくのか、知っておきたい。

スパイラルパーマとは、らせん状のうねりが特徴のパーマの種類である。ロッドで巻く際に、髪をずらしながら巻き込み、コイル状にパーマをかけていくのがポイント。ロッドの大きさにより、さまざまなニュアンスを加えることができ、好みのアレンジが利きやすい。

ピンパーマとは、ナチュラルな雰囲気や、無造作感のあるクセ毛風の仕上がりが特徴の、パーマの種類である。髪を巻く際にロッドを使わず、ペーパーや指を使ってカールを作り、ピンで固定してパーマをかけていく。ロッドが使えない短髪でも施術できるので、ショートヘアやベリーショートでも使える汎用性の高さが魅力だ。また、前髪の毛先だけなど、特定の箇所だけにパーマをかけたいときにも、よく用いられる。

ツイストパーマとは、毛束をねじることで生まれる、細やかなウェーブが特徴のパーマの種類である。こちらもピンパーマの手法のひとつであり、一定量の毛束をねじりながら巻いていき、ピンで固定してパーマをかけていく。やわらかい髪質でも取り入れやすく、ねじる数や毛束の量、また薬剤の強さなどにより、ボリュームやパーマのニュアンスを自由に調整できる。スタイリング剤を軽くもみ込むだけでもセットが決まる点も、人気のポイントだ。

続いて、ホットパーマの主な種類を紹介する。パーマの持ちがよく、スタイリングも簡単に行える点がメリットである。しっかりパーマをかけたい方におすすめだ。

デジタルパーマとは、形状記憶パーマの意味合いを持ち、ホットパーマの総称としても使われる言葉である。薬剤を使い、さらに熱を加えて乾かすことにより、髪内部の形を変化させ、固着させてパーマをかける手法だ。スタイリングの手間が大きく省け、髪が乾いていてもカールやウェーブがしっかり出る。

アイロンパーマとは、コテパーマとも呼ばれるように、専用のヘアアイロンを使ったパーマの種類である。丸形や多角形など、ヘアアイロンの形状によって仕上がりが変わることが特徴だ。乾いた状態が最もカールが出やすく、とくにスタイリングが楽に行えるので、メンズパーマの中でも一定の人気がある。アイロンパーマと聞くと、どこか古臭いイメージを持たれやすいが、現代におけるアイロンパーマでは、ツーブロックと組み合わせるなど、オシャレなアレンジも多い。

縮毛矯正とは、熱を加えないストレートパーマとは異なり、髪についたクセをヘアアイロンの熱と薬剤を使い、まっすぐに伸ばす手法である。ストレートパーマよりも強力なので、強いクセ毛でもストレートへアになりやすいのだ。ただし縮毛矯正の場合、髪へのダメージが大きいため、施術の前は自分の髪質などを伝えたうえ、慎重に行うようにしたい。

代表するパーマの種類は、コールドパーマかホットパーマが主な種類にはなるが、ほかの手法もいくつかある。本項では、新たな技法として注目を浴びる、エアウェーブと水パーマについて解説していこう。

エアウェーブとは、新・形状記憶パーマとも称される、新しいパーマの種類である。温度と水分量をコントロールしながらパーマをかけていくので、髪へのダメージを抑えられることが特徴だ。ホットパーマに比べると、パーマの効果自体は弱くなるが、仕上がりの手触りのよさや、エアリーなニュアンスは、エアウェーブならではといえるだろう。

水パーマとは、ナノパーマとも呼ばれるパーマの種類であり、パーマをかける前にナノサイズのスチームを髪にあて、薬剤の浸透率をアップさせる工程を加えた手法だ。薬剤の放置時間を大きく短縮できるので、パーマ時に髪にかかる負担を軽減できることが特徴である。また、仕上がりのツヤ感や、パーマを長持ちさせることにもつながるとされている。

メンズパーマには、コールドパーマやホットパーマなど、パーマの種類によって適した方法があることを知ってもらった。方法によって、パーマの持ちの長さも変わるので、どれくらいの頻度でパーマをかけにいけるかという点も、種類を決める目安になるだろう。自分に合ったパーマの種類をしっかりイメージしてから、お気に入りのパーマスタイルを選んでもらいたい。