- 1. 結婚式のスーツにベストを着用してもいい?
- 2. 結婚式でベストを着用するメリット
- 3. 結婚式にふさわしいベストの選び方
- 4. 結婚式でのベストの着こなし方
- 5. 結婚式でベストを着用する際の注意点
1. 結婚式のスーツにベストを着用してもいい?
スーツにベストを着用するのはいいのか?または、ベストだけで出席するのはいいのか?詳しく紹介しよう。
ベストだけで出席するのはNG
結婚式のスーツにベストを着用するのはOKだ。元々は、ジャケット・ベスト・スラックスの3点が同生地で作られたスーツ、いわゆる「スリーピース」が一般的。ヨーロッパでは、シャツは肌着として考えられていたため、人前でシャツ姿になるのは失礼に当たるのだ。そこでベストを着用して身だしなみを整えていたとされる。
だからといって、ベストだけで出席するのはNGである。結婚式等のフォーマルシーンでは、ジャケットは必須だ。式場でジャケットを脱ぐのはある程度許されるが、暑い夏場でも必ずジャケットは着用するべきである。結婚式でベストなしはあっても、ジャケットなしはNGであることを覚えておこう。
2. 結婚式でベストを着用するメリット
結婚式でベストを着用することで、どんなメリットがあるのだろうか。説明していこう。
フォーマル度が増す
ベストを着用すると、ドレスアップされ凛々しく華やかな印象になる。また、結婚式のフォーマルな場面に、ふさわしい着こなしをすることで、お祝いの気持ちを表現できる。
スタイルが良く見える
ベストがあることで自然と目線が上がり、脚長効果が期待できる。また、お腹回りが隠れてすっきりとした印象になり、クールでスタイリッシュに見えるのだ。
防寒対策になる
ベストを着ると暖かく防寒になる。近年の結婚式では、コロナ対策として換気のために窓を開けたままにする会場が増えている。また、ゲストハウスでは屋外での演出が多いため、季節によっては防寒対策として、ベストを着用するといいだろう。
3. 結婚式にふさわしいベストの選び方
ベストといっても、種類が豊富で「襟はありかなしか」「シングルタイプかダブルタイプか」「何色がいいのか」など迷ってしまう。結婚式にふさわしいベストを選ぶときのポイントをお伝えしよう。
迷ったら襟なしシングルベストを選ぶ
ベストにも種類があり、主に「襟なしシングルベスト」「襟ありシングルベスト」「襟なしダブルベスト」「襟ありダブルベスト」の4種類だ。その中でも、襟なしのシングルベストはオーソドックスなので、初心者の人でもスタイリングが組みやすい。迷ったときは、襟なしのシングルベストを選ぶといいだろう。
色はグレーを選ぶ
結婚式のスーツでは、黒・ネイビー・グレーのベーシックな色を着用することが多いだろう。その中でもグレーは、ほかの色との相性がよく、落ち着いた色に合わせると華やかさが増す。グレーのスーツにグレーのベストを合わせると、シックでスタイリッシュに仕上がり、おしゃれ度が上がる。結婚式のベストを選ぶなら、グレーがおすすめだ。
ジャストサイズのベストを選ぶ
ベストを選ぶ際に大切にしてほしいのが、サイズ感である。自分の体形に合ったジャストサイズのベストを選ばないと、お腹回りや肩回りが浮いてしまい格好が悪い。また、ベストのサイズ感が合っていないと、ジャケットを羽織ったときに全体のシルエットが崩れてしまい、野暮ったく見えてしまう。試着して自分の体形に合っているかを確認しよう。体形に合っているか見るポイントは、ベストの丈でベルトが隠れるか、胸の部分や首の後ろが浮いてこないか、ボタンを締めたときにシワが寄らないかだ。
4. 結婚式でのベストの着こなし方
ベストの着用にはマナーがある。結婚式でベストを着るときの正しい着こなし方を見ていこう。
1番下のボタンは閉めない
「アンボタンマナー」と呼ばれるマナーで、男性のジャケットやベストの1番下のボタンは閉めてはいけない。結婚式に限らず、スーツ着用時のマナーなので、ぜひ覚えておこう。
尾錠ベルトは使わない
ベストの背面に、サイズ調節のための「尾錠ベルト」が付いていることがあるが、実際の
使用はやめよう。尾錠ベルトで調節するとシワになり、全体的によれるからだ。調節の必要がないベスト選びをしよう。
シャツの襟先を見せない
結婚式でベストを着用する時は、シルエットをすっきり見せるために、シャツの襟先がベストの下に隠れるように調節しよう。襟先の開きが大きいタイプの「ワイドカラー」や「ホリゾンタルカラー」などを選ぶと、ベストの下に隠れやすいのでおすすめだ。
5. 結婚式でベストを着用する際の注意点
結婚式でベストを着用する際には、注意する点がある。やってしまいがちなものを、しっかりと確認していこう。
黒のベストを着用しない
礼服のスーツを仕立てた際に、黒いベスト付きのものもあるだろう。礼服だからとそのまま結婚式で黒のベストを着用すると、喪服を連想させてしまうため、着用しない方がよい。華やかにお祝い感を演出するには、グレーなど明るい色のベストを着用しよう。
ニットやダウン素材のベストを着用しない
ビジネススーツの防寒として、ニットやダウン素材のベストがあるが、結婚式のフォーマルの場で着用するのはNGだ。ベストを着るならフォーマルな場にふさわしいものを選び、防寒対策はシャツの下に厚手の肌着などを着て調節しよう。
結論
結婚式のベストの着用について解説した。結婚式でスーツにベスト着用はOKだが、ジャケットなしでベストのみのスタイリングはNGだ。ベストを着用すると、フォーマル度が増してスタイルがよく見える効果がある。ベストにもアンボタンマナーなど着用時のマナーがあることがわかった。ベスト選びや着こなしに迷ったときの参考にしてみてはいかかがだろうか。