1. ヘアワックスの基本をおさらい
ヘアワックスの基本的な情報をおさらいしていこう。ヘアワックスは、髪に動きを出したりまとめたりするときに使うスタイリング剤だ。ヘアワックスには、キープ力が強いファイバータイプやウエット感の強いジェルタイプ、液体状のウォータータイプなど、さまざまな種類がある。自分の髪質や再現したいヘアスタイルにあわせて、つけるヘアワックスを決めるとよいだろう。
2. ヘアワックスの使い方~準備編~
かっこいい髪型を再現するためには、ただヘアワックスをつければよいというわけではない。ヘアワックスをつける前に、しっかりと髪型の土台を整えておくことが使い方の重要なポイントだ。ここでは、ヘアワックスをつける前に行ってほしい、準備の仕方を紹介していこう。
その1.ブローをする
ヘアワックスを髪につける前に、ドライヤーを使ってブローをして髪型を整えておこう。ブローをするときは、髪を根元から持ち上げるように温風を当て、トップ・バック・前髪の順にボリュームを出していく。その後、サイドを手で押さえながらブローをして、広がりを抑えよう。全体的に丸く、ほどよいボリュームが出ていればブローは完了だ。
その2.ヘアアイロンで整える
ブローで全体のシルエットを整えたら、ヘアアイロンを使って細かい部分を調整していこう。ヘアアイロンの使い方は、再現したい髪型によって異なる。ストレートにしたい方は、髪のクセが出ている部分をヘアアイロンで伸ばすとよい。逆に動きを出したい方は、ヘアアイロンを細かく動かして毛先に動きをプラスしていこう。
3. ヘアワックスの使い方~つけ方編~
ヘアスタイルの土台ができたら、いよいよヘアワックスを髪につけていく。ここからは、ヘアワックスの使い方を紹介していこう。
その1.ヘアワックスを手になじませる
10円玉大のヘアワックスを手にとり、両手をこすりあわせて広げる。手のひらだけでなく、指のあいだまで行きわたるようにしよう。
その2.後頭部から揉むようにつける
後頭部からヘアワックスをなじませていこう。後頭部は髪の量が多く、ヘアワックスを多めにつけても失敗しにくいからだ。ヘアワックスをつけるときは、髪を優しくもむように手を動かしていこう。ただし、できるだけヘアワックスが頭皮につかないように注意してほしい。
その3.サイドと前髪をセットする
ヘアワックスが後頭部に行きわたったら、サイドの髪を持ち上げるように手を動かしていく。毛先はバサバサと散らすように手を動かすと、ナチュラルな束感を作れるだろう。サイドにボリュームが出すぎる場合は、耳の上の毛を押さえるとバランスがとりやすい。前髪は、手に少しだけ残ったヘアワックスを毛先につける程度でかまわない。ここでヘアワックスを足してしまうと、不自然な仕上がりになるので注意しよう。
その4.毛先を束ねて全体を整える
毛先を指でつまむようにして毛束を作っていく。このときに全体のバランスを見ながら、シルエットを整えていこう。横や後ろから見てもキレイなシルエットになっていたら完成だ。
4. ワックスの使い方のNGポイント
ヘアワックスの使い方を間違えていると、なかなか思い通りの髪型にならないだろう。ここからは、ヘアワックスの使い方のNGポイントをチェックしていこう。
その1.寝ぐせのままはNG
寝ぐせがついたままの髪にヘアワックスを付けると、不自然な仕上がりになりやすい。そのため、寝ぐせがついているときは、しっかりとブローをしてくせを取ってからヘアワックスを使おう。寝ぐせが強い場合は、一度濡らしてからブローするとよい。ただし、髪が濡れたままヘアワックスをつけると必要以上にボリュームダウンしてしまうので、しっかり乾かしてから使ってほしい。
その2.不均一につけるのはNG
ヘアワックスのつけ方が不均一だと、シルエットが崩れたりバランスが悪くなったりしやすい。ヘアワックスの使い方の章で解説したように、両手にムラなくヘアワックスを広げてから髪になじませていこう。
結論
ヘアワックスは、正しく使えばかっこいい髪型をキープできる優れものだ。しかし、使い方が間違っていると、上手にヘアセットができないので、注意が必要である。今回紹介したヘアワックスの使い方を参考にして、理想の髪型を目指してほしい。