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テーラードジャケットの着こなし方 | 季節別のメンズコーデも紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年10月25日

羽織るだけで着こなしを大人っぽく見せてくれるメンズのテーラードジャケット。ビジネスカジュアルが浸透するにつれ、着る機会が増している方も多いだろう。パンツとの相性やシャツ選びなどコーデが難しい面もあるが、せっかくテーラードジャケットを着るならポイントを押さえてスマートに着こなしたい。今回は、テーラードジャケットとスーツとの違いから着こなしのコツまでまとめて紹介しよう。

  

1. テーラードジャケットとは?

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テーラードジャケットとは、上下セットではなくジャケット1枚で売られているアイテムのことだ。スーツほど堅苦しくはないがきちんと感があり、休日のお出かけスタイルやビジネスカジュアルには欠かせない存在である。素材やデザインの自由度が高く、上品系~スポーティ系まで着こなしの幅が広いのも魅力だ。

テーラードジャケットとスーツジャケットの違い

テーラードジャケットはもともとスーツのジャケットのことを指していたが、ジャケット単体で着られるようになるにつれ、「テーラードジャケット=上下セットでないジャケットのみ」を指すようになったとされる。一般的に両者には以下のような違いがある。
  • スーツジャケットには肩パッドがあるが、テーラードジャケットに肩パッドはない
  • スーツジャケットの生地には光沢があるが、テーラードジャケットには光沢がない
  • スーツジャケットは丈が長めに作られているが、テーラードジャケットは丈が短めである
一見似たように見えるテーラードジャケットとスーツジャケットだが、スーツのジャケットを単体で着るとサイズや生地感が変に浮いてしまい、バランスの悪い着こなしになるとされる。両者は互いに着回さないのが基本だ。

2. テーラードジャケットの選び方

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テーラードジャケットを格好よく着こなしたいなら、まずジャストサイズを選ぶことが鉄則だ。オーバーサイズだとジャケットに着られているように見えてしまうため、身体にフィットするサイズであるかしっかり吟味しよう。ここでは、それ以外に確認したいポイントを紹介していく。

色の選び方

初めてテーラードジャケットを購入するなら、スーツと同じくブラックやネイビー、グレーといった定番色がおすすめだ。1枚で着こなしが引き締まって見え、合わせるアイテムも選ばない。さわやかさを狙うならベージュなど明るい色もよいが、やや難易度は高くなる。

素材の選び方

テーラードジャケットの素材はさまざまだが、きちんと感を求めるならウールが相応しいだろう。機能性・洗いやすさを重視したい方は、ナイロンやポリエステルなど合成繊維を用いたテーラードジャケットも便利である。秋冬はツイード、春夏シーズンはコットンや麻など季節感のある素材を選んでもオシャレだ。

襟の形の選び方

初心者におすすめなのは、襟の上部に小さなV字の切り込みがあるノッチドラペルという型だ。スーツジャケットでも一般的なデザインのため、最もよく見かけるタイプを選べば間違いない。下襟(ラペル)が尖ったピークドラペルという襟は、フォーマル感が強まるため上級者向けだ。

シングルかダブルか

ダブルボタンのテーラードジャケットにはクラシカルな雰囲気があり、やや上級者向けといえる。対してシングルボタンのテーラードジャケットは、シンプルでどんな着こなしにも比較的合わせやすい。迷ったらまずはシングルボタンを選ぶのがおすすめだ。

ボタンの数の選び方

テーラードジャケットのボタンの数には、2つボタン・3つボタンの2種類がある。主流は2つボタンで、軽快でスマートな雰囲気が魅力だ。3つボタンは2つボタンに比べてかっちりとした着こなしになりシックな印象を与える。

3. テーラードジャケットの着こなし方のコツ

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自分好みのテーラードジャケットを選んでも、着こなしに自信がない方もいるだろう。テーラードジャケットをオシャレに見せる着こなし方のコツも紹介しよう。

色は3種類に抑える

テーラードジャケットの着こなしでは、全体の色数が4色以上になると統一感がなくなるとされる。コーデをまとめるには、取り入れる色を3種類以内に抑えるのがおすすめだ。ただし、ジャケット・パンツ・シャツをすべて同系色にするワントーンコーデは難易度が高いため、2~3種類の色を使うようにするとバランスがよいだろう。

カジュアルすぎるシャツやパンツと合わせない

きちんと感が魅力のテーラードジャケットには、派手すぎる柄シャツや、ダボダボのカーゴパンツなどカジュアルすぎるアイテムは似合わない。シンプルなシャツにスラックスやチノパンを基本に、あくまで品よくまとめることを意識しよう。ジーンズやTシャツも、キレイめなものを選んだほうがジャケットのよさが引き立つ。

ポケットには何も入れない

テーラードジャケットのポケットにたくさん物を入れてしまうと、シルエットが崩れてだらしなく見えてしまう。スマートに見せるならポケットには基本的に何も入れないことをおすすめする。

しつけ糸は取る

ベント(背中の裾のスリット)やポケット、袖口などに縫われた糸は「しつけ糸」といい、出荷や販売の段階で型崩れを防ぐ目的で付いている。あくまで仮止めなので、着用前には必ず切るようにしよう。

4. テーラードジャケットの着こなしマナー

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テーラードジャケットの着こなしには、いくつか決まったマナーがある。大人の魅力をアピールするためには、着こなしのマナーを守ることも大切だ。

一番下のボタンは開ける

テーラードジャケットを着るときは、一番下のボタンは開けておくのがマナーだ。アンボタンマナーと呼ばれスーツにも共通するルールで、シルエットの崩れを防ぐためとされている。たとえば2つボタンの場合、上のボタンのみを留めるのが正解だ。

座るときはボタンを全部開ける

座るときは前ボタンを全部開けるのも、テーラードジャケットの着こなしマナーだ。これも座った際のシワなどを防ぐためであり、スーツジャケットと共通である。慣れないうちは難しいが、座るときにさりげなくボタンを外すと着慣れている印象を与えられるだろう。

袖のボタンは閉める

見逃しがちなのが、袖のボタンの留め忘れだ。ボタンが袖に縫い付けあるタイプではない場合、留めていないと袖口が開いてだらしなく見えてしまう。袖のボタンはしっかり留めるようにしよう。

襟が抜けないようにする

襟が抜けるとは、ジャケットの肩が後ろに下がりシャツの襟がすべて見えてしまっている状態を指す。シャツの襟先はジャケットの襟の下に隠れるのが基本だ。Vゾーンが開いて不格好に見えないよう、ジャケットは肩にしっかり乗せ前を合わせるイメージで着よう。

5. テーラードジャケットの着こなしコーデ

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最後に、テーラードジャケットのおすすめ着こなしコーデを春・秋・冬に分けて見ていこう。

春のコーデ例

暖かさが増してくる春は、コーデの中に白やベージュなど明るめの色を取り入れたい。たとえばネイビーやグレーのテーラードジャケットなら、インナーに白いTシャツやパーカーを合わせるとさわやかな着こなしになる。足元を白のスニーカーにしたり、パンツをベージュにしても清涼感が出てよい。また、裏地のない軽めの素材のジャケットを選ぶのも季節感を出すコツだ。

秋のコーデ例

秋になったら全体を暗めのトーンでまとめることを意識してみよう。インナーには、ブラウンやボルドーなど落ち着いた色を持ってくるのがおすすめだ。足元もブラックやブラウンの革靴で引き締めたほうが秋らしく見える。ジャケットとパンツをあえて暗めの色で合わせるワントーンコーデにも、秋冬なら挑戦しやすいだろう。

冬のコーデ例

冬にテーラードジャケットを着る場合は、防寒も兼ねてしっかりと厚みのある素材を選ぼう。フランネルやツイードといった温かみのある素材もおすすめだ。ニットやタートルネックを合わせれば、冬ならではの着こなしを楽しめる。パンツの素材が薄すぎるとチグハグな印象になるため、春夏用のスラックスは避け、ある程度厚みのあるタイプを選ぶとバランスがよい。

結論

大人のメンズなら、スタイリッシュに着こなしたいのがテーラードジャケットだ。自信がない方は、まずはブラック・ネイビー・グレーなど定番のカラーを選ぶところから始めよう。コーデでは、取り入れる色を全体で3色に抑えれば統一感が出てオシャレに見える。テーラードジャケットが1枚あればオンでもオフでも活躍してくれるので、ぜひ好感度高く着こなしてみてほしい。
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  • 更新日:

    2022年10月25日

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