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冠婚葬祭

礼服をビジネスの場面で使うのは絶対NGってほんと!?意外と知らない礼服マナーと着用すべき礼服の選び方とは

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年10月 2日

冠婚葬祭で着用するスーツは礼服と呼ばれるが、着用すべき礼服の種類や選び方については、あまりよくわからないという方もいるだろう。フォーマルな場面では必須となるスーツなので、大人のマナーとして、自分に合った礼服を揃えておきたいものだ。本記事では、冠婚葬祭用のスーツにスポットを当て、知っておきたいさまざまなポイントを解説する。

  

1. 冠婚葬祭で着用する礼服とは?

疑問
はじめに、冠婚葬祭用のスーツ、つまり礼服とは一体どのようなものなのか、その基本から確認しておこう。礼服とは、結婚式やお葬式、式典や入学式など、フォーマルな場面全般で着用できるスーツである。同じスーツに分類されるものでも、礼服をビジネスの場面で使うのはNGであり、代用はできないことを覚えておこう。
ちなみに、冠婚葬祭の本来の意味を字それぞれから解説すると、「冠」は昔でいう元服であり、現在の成人式を指し、「婚」は結婚式、「葬」は葬儀を指すことはイメージしやすいだろう。そして「祭」とは祖先の祭礼を意味しており、法事や法要をはじめ、お盆やお彼岸などを指す。字の意味に入っていなくても、出産や入学、卒業などの家族行事もまた、広義では冠婚葬祭に含まれることも知っておきたい。

2. 冠婚葬祭で着用する礼服の種類

冠婚葬祭
では、冠婚葬祭で着用する礼服の種類について解説していこう。礼服の種類はひとつではなく、着用する場面や立場によってふさわしい種類があるのだ。それぞれの特徴をしっかり頭に入れておきたい。

正礼装

正礼装とは、礼服の中でも最も格式高い種類である。昼の正礼装はモーニングコートといわれ、後ろが長く斜めにカットされたデザインが特徴だ。夜の正礼装は燕尾服といわれ、ジャケットの裾がツバメの尾のように2つに先割れしたデザインとなっている。これらは結婚式では新郎、または両家の父親が着用するものであり、葬儀では喪主、式典では主催者が着用するなど、その場面での主役が着用する礼服とされている。

準礼装

準礼装とは、正礼装に次いで格式高い礼服である。ブラックスーツよりもワンランク上のスタイルのディレクターズスーツは、名前にもある通り、重役クラスの立場にぴったり合う。黒のジャケットにグレーのベスト、ストライプ柄でコール地のスラックスの組み合わせが基本となる。結婚式では新郎新婦の親族や、主賓が着用する礼服とされている。夕方以降のフォーマルなパーティーでは、タキシードが着用されることが多い。こちらは夜の準礼装の定番であり、黒の蝶ネクタイと合わせるのが基本だ。

略礼装

略礼装とは、最もスタンダードな礼服である。濃い色味のネイビーや、グレーのダークスーツや、ブラックスーツが略礼装にあたる。友人や同僚として冠婚葬祭の場面に出席する際は、略礼装を着用すればよい。スタンダードな礼服とはいえ、ビジネススーツとは作りが違うので、併用しないように気をつけよう。

3. 冠婚葬祭用のスーツとは?

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冠婚葬祭用のスーツは、ビジネス用として代用できないことを述べたが、一見するとそれぞれの違いがわからない方もいるはずだ。しかし実際は、それぞれ大きな違いがあるので、基本として押さえておきたい。

一般的にはブラックスーツを着用する

冠婚葬祭のフォーマルな場面では、一般的にはブラックスーツを着用するのがマナーである。ブラックスーツには、相手への敬意を示す意味合いがあるので、とくにフォーマルな場面にふさわしいのだ。ネクタイを変えるだけで、すべての冠婚葬祭に使える汎用性の高さが特徴なので、1着は持っておきたいスーツである。

冠婚葬祭用スーツとビジネス用黒スーツとの違い

冠婚葬祭用のブラックスーツは、ビジネス用のものとは異なり、光沢のない深い黒色が特徴であり、これは漆黒とも表現される。対してビジネス用のブラックスーツの場合、ネイビーやダークグレーにも近い薄い黒色となっているので、その差は非常にわかりやすい。併用すると周りから浮いてしまうことは間違いないので、改めて代用しないように注意しておきたい。

4. 冠婚葬祭用のスーツの選び方

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冠婚葬祭用のスーツは、ビジネススーツのように日常的に着用するものではないので、選び方が異なる。それぞれの選び方のポイントを解説していこう。

長く着用できるスーツを選ぶ

礼服の着用頻度は、平均すると1年に2~3回、もしくは1年に一度も着用しないこともあるかもしれない。礼服はそれだけ着用頻度が少ない分傷みにくく、買い替え頻度も少なくて済むのだ。その都度買い替える必要がないよう、長く着用していけるものをじっくり吟味して選ぶのが、礼服選びの基本である。

1着目はオールシーズン仕様のスーツを選ぶ

1着目の礼服は、オールシーズンに対応したものがおすすめ。基本的には礼服は厚手で、季節の概念がないため、中でも生地の厚みがちょうどよいものを選べばOK。ただし、夏場に関してはどうしても礼服は暑いものである。余裕があれば、夏用の礼服は別で揃えておけば便利だろう。

トレンドに左右されないスーツを選ぶ

ビジネススーツでは、その年のトレンドに合ったものが多く販売されるが、礼服の場合は、いつ着用しても違和感がないように、トレンドに左右されないものを選ぶのがベター。とくに礼服は年を重ねても問題なく着用できるように、サイズに多少のゆとりのあるものを選ぶのがポイントだ。

ウエスト調節できるスーツを選ぶ

長く着用していない礼服を使う機会があった際、ウエストが入らず買い替えたり、リペアを頼むことになるようなケースは、よく耳にする話である。そんなときに便利なのが、スラックスにウエスト調整用アジャスターが付いた礼服だ。多少の体型の変化には対応できるので、長く着用していくために役に立つだろう。

5. 冠婚葬祭用にスーツ以外で準備すべきものは?

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冠婚葬祭用のスーツを揃えるだけでなく、ほかに準備しておくものも、覚えておく必要がある。基本的に準備するものは、白い無地のシャツと黒い革靴をはじめ、結婚式用と葬儀用で、白いネクタイと黒いネクタイがあればよい。靴のデザインは、シンプルなストレートチップや、プレーントゥを選ぶようにしたい。デザインシャツやスニーカーなど、カジュアルな装いはフォーマルな礼服とは合わせられないので、マナーとして頭に入れておこう。

結論

冠婚葬祭用のスーツの種類や選び方をはじめ、ビジネススーツとの違いやスーツ以外に揃えておきたいものについて、理解を深めてもらった。礼服は日常的に着用するものではないからこそ、大切に使っていきたい。大事な場面で失敗しないためにも、本記事の内容はしっかり押さえておこう。
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  • 更新日:

    2022年10月 2日

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