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入社1年目に「あの柄」のスーツを着るのは絶対NG!?意外と知らないビジネススーツの正しい選び方とマナーとは

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年10月18日

ビジネススーツを颯爽と着こなしているメンズには、一人前の社会人という印象がある。仕事上で周囲と上手くやっていくためにも、ビジネススーツの着こなしの基本知識を押さえておくことは非常に大切だろう。今回は、失敗しないビジネススーツの選び方やマナーについて改めて解説していく。スーツ選びにイマイチ自信がないという方はぜひ確認してみてほしい。

  

1. そもそもビジネススーツとは?

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ビジネススーツとは仕事で着用するためのスーツを指し、多くの社会人にとってのユニフォームともいえる。プライベートで着るカジュアルスーツと違って、仕事で着用するからこそしっかりとしたマナーが存在するのがビジネススーツだ。さまざまな種類があり、シーンや立場に合ったものを選ばないと非常識と思われることもある。

リクルートスーツや礼服との違いとは?

リクルートスーツはご存じのとおり就職活動用のスーツであり、短期間の着用を前提にしているため、ポリエステルなど比較的安価な素材が使われていることが多い。対してビジネススーツはウールなど高級な素材が使われ、耐久性も高くしっかりした造りになっているのが特徴だ。リクルートスーツはビジネススーツに比べ安っぽく見えやすいため、入社後の研修期間を終えたらビジネススーツに切り替えるのが一般的である。
礼服とは冠婚葬祭に着用する衣服全般を指し、モーニングコートやタキシード、ブラックスーツなどが礼服にあたる。知っておきたいのは、礼服のブラックスーツとビジネス用の黒いスーツは別物である点だ。礼服のブラックスーツはビジネススーツより深い黒で染められており光沢もない。またデザインも礼服のほうがゆったりと仕立てられている。並んでいると両者の違いはよく目立つため、礼服が必要な場面で黒のビジネススーツを着ると(またはその逆)、マナー違反ととられることもある。

2. 失敗しないビジネススーツの選び方

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TPOに相応しいものを選ぶことが求められるビジネススーツ。ビジネススーツ選びで失敗しないための、選び方のポイントを解説しよう。

その1.ジャストサイズのものを選ぶ

スーツを見栄えよく着こなすには、ジャストサイズであることが大切だ。肩幅は、着た状態で肩先(角の部分)が1cmほどつまめる幅が目安である。着丈はヒップが8~9割ほど隠れる長さ、袖丈は親指の先から袖の先までが10~12cmほどが丁度よいとされている。大きすぎても小さすぎても不格好に見えるため、できるだけ試着をして選ぶようにしよう。

その2.色味はネイビーかグレーを選ぶ

ビジネススーツの基本色はネイビーかグレーだ。なかでも落ち着いた色味のダークネイビーやチャコールグレーはどんなシーンでも使いやすい万能色である。ライトネイビーやライトグレーはややカジュアルな印象になるので、ある程度シーンを選ぶとよいだろう。
ちなみに黒いビジネススーツは冠婚葬祭のイメージもあり以前は避けられていたが、最近ではスタイリッシュな黒いビジネススーツを仕事で着る人も増えつつあるという。周囲の雰囲気などを見ながらではあるが、黒のビジネススーツを選ぶのも今は選択肢の一つだ。

その3.柄は無地かストライプを選ぶ

ビジネススーツの定番の柄は無地またはストライプだ。なかでも知的な雰囲気のストライプは、最初の柄物スーツにもおすすめ。薄く点線が入ったピンストライプ、線がはっきり見えるペンシルストライプなど種類があるが、ストライプの幅が広くなるほどカジュアルな印象になる。角度によってストライプが浮き出るシャドーストライプも控えめで着回しやすいだろう。チェック柄はよりカジュアルな雰囲気になるため、1年目などは避けたほうがベターだ。

その4.形はシングルスーツを選ぶ

ビジネススーツには、ボタンが1列のシングルスーツと2列に並ぶダブルスーツの2種類がある。ポピュラーなのはシングルスーツで、スマートに見えてどんな年代が着てもしっくりくる。対してダブルスーツには重厚感があり、少し上の世代や役職つきの男性に向いている。若手であればシングルスーツを選ぶのが基本だ。

3. 知っておきたいビジネススーツのマナー

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ビジネスシーンに相応しいスーツを選んだら、続いては着こなしのマナーを守ることも意識しよう。知っておきたいビジネススーツの主なマナーを紹介する。

その1.1番下のボタンは開けておく

ビジネススーツのジャケットは、1番下のボタンを留めないのがマナーだ。これはボタンをすべて留めるとシルエットが崩れ、窮屈に見えるためである。2つボタン・3つボタンともに1番下のボタンは常に開けておこう。さらに座るときは前ボタンをすべて開けるのも基本マナーである。

その2.ポケットのフラップは出す

ジャケットのポケットに付いているフタ=フラップは、ビジネススーツにおいては外に出すのが一般的だ。本来フラップには屋外でホコリなどが入らないように保護する役目があり、フォーマルシーンでは屋内に入ったら内側にしまうのがマナーである。しかしビジネスシーンでは基本的に常に出したままでOKとされているので、あまり神経質になる必要はない。

その3.ジャケットの下は長袖にする

ビジネススーツでは、ジャケットの袖からシャツが1~1.5cmほど見えるバランスが理想だ。ジャケットの下が半袖だと袖口からシャツが見えず不自然な印象になるため、ジャケットの下には長袖シャツを着用するようにしよう。半袖シャツはクールビズなどで1枚で着るのが一般的である。

その4.ベルトと靴の色を合わせる

スーツスタイルではベルトと靴の色を合わせるのも定番マナーだ。2つを黒またはブラウンで合わせることで全体に統一感が生まれるため、この2つが別々の色にならないよう注意しよう。

4. ビジネススーツに関するよくある質問

疑問
最後に、ビジネススーツに関するよくある質問についてもお答えしよう。

Q1.色柄シャツを着てもいいのか?

ビジネススーツでは白・無地以外のシャツを着ることももちろん可能だ。定番はサックスブルー(薄い青)のシャツであり、迷ったら白とサックスブルーの2色を持っておけばまず問題はない。ピンクやイエロー系のシャツもNGではないが、コーディネートが難しくやや上級者向けといえる。柄については、無地の次におすすめなのが細目で地味なストライプだ。チェック柄のシャツは、堅い職種などでは避けるのがベターとされる。

Q2.どのようなネクタイを選ぶべきか?

ビジネススーツでまず選ぶべきネクタイの色は、ワインレッド系、ネイビー系の2色である。どんな色柄のスーツにも合い、フレッシュな新入社員にも相応しい。次いでグレーやブラウン系も落ち着きがありおすすめの色だ。柄はまず使い回しがきく無地を揃えたいが、ビジネスマンらしいレジメンタルタイも重宝するだろう。小紋・ドット柄もOKだが、柄が小ぶりなものが上品である。

結論

ビジネススーツの着こなしマナーには細かい部分もあるが、身だしなみをきちんと整えておけば信頼感のアップにもつながるだろう。スーツを着用する仕事に就いているのなら、基本の着こなし術は必ず押さえておくようにしよう。自分では気づかなくても周囲から見られている可能性もあるので、改めて自分のスーツ姿をチェックし直してみることも大切である。
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  • 更新日:

    2022年10月18日

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