目次
1. 靴下の長さの種類

普段自分が履いている靴下の種類や、正式な名前が分からない方もいるのではないだろうか。ここでは、靴下の種類を長さごとに分類し、丈の短い順に名称と特徴を紹介していこう。
カバーソックス
カバーソックスは、フットカバーとも呼ばれる種類だ。つま先から踵までを覆う履き口が浅いタイプで、スニーカーやローファーなどと合わせると靴下が隠れて素足で靴を履いているかのように見えるため、涼やかな印象を与えられる。女性がヒールに合わせて着用することも多い靴下だ。
アンクレットソックス
アンクレットソックスは、くるぶし丈の靴下だ。スニーカーソックスと呼ばれることもあり、スポーツやアウトドアなどのシーンにも合うため、メンズ・レディースともに愛用者が多い種類である。
ソックス
ふくらはぎくらいまである長さの靴下を総称してソックスと呼ぶ。一般的に知られる紳士用ソックスを指し、スーツ着用時などビジネスシーンで活躍するオーソドックスな種類の靴下だ。
クルーソックス
船の乗組員が履いていたことが由来となったクルーソックスは、標準的な長さの靴下として多くの方に着用される種類である。ふくらはぎ下くらいの丈で、運動性の高さを重視して伸縮しやすい素材で作られているケースが多い。
ブーツソックス
ブーツソックスは、ブーツの下に着用することを想定した靴下だ。基本的に厚手の生地で作られており、ふくらはぎ上部ほどまでの長さがある。ブーツから少し覗かせておしゃれを楽しむ方も多い。
スリークォーターズ
スリークォーターズは、膝下4分の3くらいの長さの靴下である。ふくらはぎの膨らみ部分程度の丈なのでずり落ちやすい長さではあるが、膝下の長い方にとっては着用したときに足のラインがキレイに見えるメリットがある。
ハイソックス
膝下丈の靴下であるハイソックスは、制服やスポーツ、運動系などの部活動で使用することの多い種類だ。むくみ対策として重宝される着圧タイプの機能性ハイソックスも多く出回っている。
ニーハイソックス
ちょうど膝丈に到達する程度の長さの靴下をニーハイソックスと呼ぶ。ミニスカートなどに合わせて着用することが多いため女性向けと捉われがちではあるが、男性がスリムパンツを履くときに凹凸が目立たないように履くのもよいだろう。
オーバーニーレングス
オーバーニーレングスは膝上まで長さがある。ニーハイソックスと比較すると足にフィットしやすく下にずれ落ちにくいという特徴を持つ。日本ではニーハイソックスの呼称で人気が定着している靴下だ。
2. 靴下の指の形の種類

靴下の種類は、足先のデザインによっても分けられる。ここでは、指の形の違いごとに靴下の種類をみていこう。
5本指ソックス
5本指ソックスは、足の指をまとめてすっぽりと包む一般的な靴下とは違い、指部分が5本に分かれているのが特徴だ。指同士が触れ合わないことで足の蒸れを改善できるため、快適な履き心地が実感できるだろう。
足袋ソックス
足袋ソックスは、親指とそのほかの指が分かれている種類の靴下だ。2本指ソックスと呼ばれることもあり、5本指ソックスより履きやすいメリットがある。
3. 靴下の素材の種類

靴下の素材にはさまざまな種類が存在する。ここでは、靴下の種類を素材別に紹介していこう。
綿
吸水性や肌触りのよさから、靴下だけでなく肌着などにもよく使われる素材だ。
ポリエステル
綿同様靴下によく使われ、丈夫で安価なのが特徴である。
ポリウレタン
伸縮性に優れているため、「25~27cm」のようにサイズ幅がある靴下に使われている。
ウール
吸湿性と伸縮性を持ち合わせており、保温性の高さから冬場にも最適な素材といえるだろう。
シルク
数ある種類の中でも、より高価で肌触りのよい天然繊維だ。靴下としてはあまり普及していない。
アクリル
軽さと柔らかさが特徴で、静電気や毛玉が発生しやすい一面もあわせ持つ素材だ。
ナイロン
乾きやすく強度に優れており、スポーツウェアやストッキングなどによく使われる。
麻
通気性や速乾性が高く、清涼感を得られるため、夏場の靴下の素材として愛用されることが多い。
カシミヤ
軽くて滑らかな希少性の高い素材である。ほかの素材と比べて高価なので、靴下としての流通は少ない。
アンゴラ
断熱性に優れ、寒い季節に重宝される素材だ。アンゴラを模したポリエステル商品が出回るほど、付加価値が高い種類といえる。
結論
靴下は、素材や形、丈の長さなどの組み合わせによってさまざまなバリエーションが生まれる。なんとなく選んでしまいがちな靴下も、きちんと種類を把握してシーンに合ったデザインを選ぶことで、日々のスタイリングをワンランクアップさせることができるだろう。身だしなみやおしゃれの一つとして、ぜひ靴下の種類にこだわったコーディネートを楽しんでほしい。