目次
1. ネスレ「ミロ」とは?

ネスレ「ミロ」とは、発芽期における大麦の成長力を取り込んだ、豊富な栄養を兼ね備えた麦芽飲料のことだ。含まれているのは、麦芽エキスと8つの栄養素。子ども向けの飲料だと思われがちだが、近年ではミロ効果に期待する成長期を終えた大人からも愛飲されている。ミロ効果とは、ミロの栄養素による効果のことだ。ミロは、その美味しさも特徴であるといえよう。ミロは、美味しさやその効果など、さまざまな魅力を持つ栄養機能食品である。
栄養機能食品って何?
毎日食事バランスを考えていたとしても、推奨されている栄養素の摂取をすべて満たすのは意外と難しい。栄養機能食品とは、それらの補給のために利用できる食品のことを指す。含まれるミネラルやビタミン、脂肪酸などの1日分の成分量が、定められた上限値・下限値の範囲内にあることが特徴だ。
とはいえ栄養機能食品は、それだけで栄養を摂れるというものではない。主食・主菜・副菜を基本として、補助的に使用するのがよいだろう。
2. ミロに含まれる栄養素

ミロ効果にはどのようなものがあるのだろうか。ミロに含まれる8つのうち、主な3つの栄養素を見ていこう。必要なそれぞれの働きを知れば、ミロ効果が理解できるだろう。これらは、男性だけでなく女性や子どもにも必要な栄養素なので、家族で参考にしてほしい。
その1.カルシウム
ミロ効果のうちの1つは、カルシウムの働きによるものだ。厚生労働省のサイト(※1)によると、カルシウムは骨格の重要な構成物質であり、主に骨や歯を形成する。また、一部は血液の凝固や心筋の収縮作用にも関わっているとされる。
「ミロ オリジナル」に含まれるカルシウム量は、1杯分(15g)当たり225mg。普通牛乳150mlで溶いて飲めば、395mgにもなる。成人男性の1日当たりのカルシウム推奨量は700~800mg。700mgで計算すると、その56%をミロ1杯で摂取できるのだ。
その2.鉄
ミロは鉄も豊富だ。厚生労働省のサイト(※2)では、体内にある鉄のうち、70%は赤血球中のヘモグロビンや筋肉内のミオグロビンに存在、30%は貯蔵鉄としてストックされるという。そして鉄不足は、頭痛や集中力の低下、疲労感などの症状を呈する鉄欠乏性貧血を引き起こすとされている。
公益財団法人長寿科学振興財団のサイト(※3)によると、成人男性(18~74歳)の1日当たりの鉄の推奨量は7.5mg。「ミロ オリジナル」1杯分(15g)に含まれている鉄は3.2mgなので、約半分をカバーできる。
その3.ビタミンD
ミロ効果の3つ目は、ビタミンDの摂取によるものだ。ビタミンDは、体内ではほとんど作られないため、食事から摂取する必要がある。公益財団法人長寿科学振興財団(※4)や厚生労働省のサイト(※5)によると、ビタミンDはカルシウムの吸収促進などに関わっており、不足するとくる病や骨軟化症などの骨疾患につながるとのことだ。同じく厚生労働省のサイト(※6)では、骨粗鬆症の除去可能な危険因子として、ビタミンD不足が挙げられている。
ちなみに「ミロ オリジナル」1杯分(15g)のビタミンD含有量は1.7μg、普通牛乳150mlに溶いて飲めば2.2μgだ。前述の公益財団法人長寿科学振興財団のサイト(※4)では、18歳以上の成人男性のビタミンD摂取の目安量を8.5μgとしている。目安量の約25%をミロ1杯で摂取できる計算だ。
3. ミロの効果的な飲み方

ここでは、ミロ効果を存分に発揮できる飲み方を見ていこう。
その1.牛乳に溶かして飲む
ミロの効果のところで触れた飲み方が、牛乳に溶かして飲む方法だ。牛乳に溶かして飲むことで、不足しがちなカルシウムをさらに補える。また、ビタミンDが含まれていることもポイントだ。前述したように、ビタミンDは、カルシウム吸収を促進する働きがある。そのため、この飲み方はカルシウムを効率よく摂りたいときにおすすめだ。
その2.豆乳に溶かして飲む
豆乳に溶かして飲む方法もある。牛乳でお腹を壊しやすい場合には豆乳を使うのがおすすめだ。大豆からできている豆乳は、たんぱく質が豊富。厚生労働省のサイト(※7)では、たんぱく質は身体の細胞を構成する主要成分で、生命の維持に不可欠だとしている。ミロ効果にプラスでたんぱく質も摂れるので、お得感もある。
ネスレ公式の「ネスレバランスレシピ」では、バナナ豆乳ミロなども紹介されているので、参考にしてほしい。
4. ミロの主なラインアップ

これからミロを試してみたいと思った方の中には、ミロ効果だけでなく、ミロのラインナップも知っておきたいという方もいるだろう。ここでは、ミロ効果をしっかり得られる3つのラインラップをご紹介する。
その1.ミロ オトナの甘さ
「ミロ オリジナル」の砂糖の一部を食物繊維に置き換えたもので、甘さが控えめだが栄養はほとんど変わらない。「甘いものは得意ではないがミロ効果を得たい」という方におすすめだ。ミロ オリジナルとの栄養面での違いは、ビタミンDが1杯分(15g)あたり2.1μgとやや多いこと。200g入りで約13杯分になる。
その2.ミロ オリジナル
最もオーソドックスなのが、「ミロ オリジナル」だ。栄養素については前述のとおりで、毎日の元気をサポートしてくれる。240g入りなので約15杯分が楽しめる。
その3.ミロ オリジナルスティック
「ミロ オリジナル」が15gずつ個包装されている。計量の手間がなく、手軽にミロを楽しめるのが特徴だ。5回分がセットになっている。
結論
ミロ効果についてご理解いただけただろうか。多くの栄養素が詰まったミロは、スーパーや薬局などでも手に入りやすい。本記事では、牛乳や豆乳に溶かして飲む方法を紹介したが、ネスレ公式の「ネスレバランスレシピ」では、ティラミスやマリトッツォなど、子どもが喜ぶようなレシピも多く紹介されている。ミロを使い、栄養満点でオシャレなデザートに挑戦してみるのもおすすめだ。
(参考文献)
※1出典:厚生労働省e-ヘルスネット「カルシウム」
※2出典:厚生労働省e-ヘルスネット「鉄」
※3出典:公益財団法人長寿科学振興財団「ミネラル成分の鉄分の働きと1日の摂取量」
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-tetsu.html
※4出典:公益財団法人長寿科学振興財団「ビタミンDの働きと1日の摂取量」
※5出典:厚生労働省e-ヘルスネット「ビタミン欠乏症」
※6出典:厚生労働省e-ヘルスネット「骨粗鬆症の予防のための食生活」
※7出典:厚生労働省e-ヘルスネット「たんぱく質」
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