目次
- 社交ダンス:3.5メッツ
- 民族舞踊・伝統舞踊:4.5メッツ
- エアロビクスダンス:5.0~7.3メッツ
- バレエダンス:6.8メッツ
1. ダンスダイエットの魅力って何?

はじめに、ダンスダイエットの魅力的なポイントをいくつか紹介する。ダンスダイエットならではの特徴を確認していこう。
その1.楽しく続けられる
ダンスダイエットの魅力といえば、やはり楽しみながらダイエット効果を得られる点だろう。ダイエットと聞くと、厳しいトレーニングをイメージする方は多いはずだ。
しかしダンスダイエットであれば、好みの音楽に合わせて思いきり身体を動かせるので、ストレスも発散でき、ダイエットへのモチベーション維持にもつながるのである。
その2.有酸素運動ができる
ダンスは全身をリズミカルに動かすので、有酸素運動としても効果的だ。有酸素運動を代表するものには、ジョギングやサイクリング、水泳などが挙げられる。
ダンスの場合、インナーマッスルを鍛えながら全身の有酸素運動が行えるので、基礎代謝を落とすことなく、効率的に脂肪を燃焼できることがメリットである。
その3.無料動画もたくさんある
ダンスダイエットは、ダンススタジオへ通うことが必須というわけではない。ダンスダイエットの方法は、YouTubeなどの動画共有サイトでも多く紹介されており、自分に合ったものを自由に選べることが特徴だ。まずはこれらの無料動画を参考に、自宅でダンスダイエットを試してみることから始めてみよう。
2. ダンスダイエットの消費エネルギー

本項では、ダンスダイエットの消費エネルギーについて解説する。ダンスの種類によって運動強度が変わり、運動強度が変わると消費カロリーも変わる。消費カロリーの計算方法も含め、覚えておこう。
消費カロリーの基本的な考え方
消費カロリーの基本的な考え方には、メッツ(METs)という単位を用いる。メッツとは、「Metabolic Equivalents」の略称であり、運動強度を示す単位である。動かずに安静にしている状態を1メッツとして、日常動作や運動、トレーニングなどそれぞれのメッツをもとに、消費カロリーの計算ができるのだ。計算式は、「消費カロリー(kcal)=メッツ×体重(kg)×運動時間(h)×1.05」となっている。
主なダンスのメッツ(METs)一覧
では、ダンスの種類によるメッツの一覧を紹介する。基本的には、飛び跳ねる動きやテンポの速い動き、全身の動きが大きいダンスになるほど、運動強度が高くなることが特徴だ。
前述した計算式をもとに、60kgの方が30分社交ダンスをした場合の消費カロリーを計算すると、「3.5×60×0.5×1.05」の式により、消費カロリーは110kcalと導きだせる。
3. 初心者にもおすすめのダンス3選

本項では、これからダンスダイエットを始めてみたい方におすすめのダンスを、いくつか紹介する。まずは比較的難易度が低い、これらのダンスから気軽にトライしてみよう。
その1.ジャズダンス
ジャズダンスと聞くと、ジャズミュージックをバックに行うダンスと思う方がほとんどだろう。しかし現代におけるジャズダンスとは、さまざまな音楽に合わせて行えるダンスを指し、多様性に富んでいることが特徴だ。形にとらわれず、自由に個性を表現できるダンスなので、ダンス未経験者でも問題なく楽しめることがメリットである。
その2.タップダンス
タップダンスとは、金具の付いたシューズを履き、地面をリズムよく踏み鳴らしながら行うダンスである。もとは楽器演奏の代わりに、足踏みで地面を鳴らしてリズムをとったことが起源とされており、後のジャズダンスのルーツにつながるダンスとしても認知されている。初心者でも踏みやすいステップもあるので、上達を実感しながら楽しめることが魅力だ。
その3.エアロビクスダンス
エアロビクスダンスとは、有酸素運動であるエアロビクスに、ダンスの要素が加わったエクササイズである。定まった動作やステップがなく、基本的にはインストラクターの動きを真似して行う。頭で考えず感覚的に楽しめるダンスなので、初心者でも取り組みやすいことが特徴だ。
4. ダンスダイエットで気を付けること

安全にダンスダイエットを継続するために、覚えておきたい注意点について解説する。思わぬケガなどが起こらないように、よく頭に入れておきたい。
その1.無理のない範囲で行う
ダンスダイエットは、無理のない範囲で行うことが基本である。ケガをしないよう、自分のレベルや体調に合わせて取り入れていくことが重要だ。ほどよく身体に酸素を取り込みながら、楽しめるレベルで行うことを心がけよう。
その2.ストレッチを前後にする
ほかの運動と同じく、ダンスダイエットを行う前後には、ストレッチをするようにしたい。始める前のストレッチはケガの予防になり、終わった後のストレッチは疲労の蓄積の予防につながる。ストレッチにも有酸素運動効果があるので、積極的に行う習慣を付けておきたい。
結論
これまでダンスの経験がない方は、ダンスダイエットと聞くと難しいイメージがあったかもしれないが、実際は誰にとっても楽しめる、気軽なダイエット法であることを知ってもらえただろう。普段デスクワークが多く、身体がなまっている方にもおすすめなので、新たなダイエット法を探している方は、ぜひダンスダイエットにトライしてみよう。