目次
1. b-3ジャケットとは?

b-3ジャケットは元々、米陸軍航空隊の爆撃機搭乗員たちが着ていたフライトジャケットだ。初期のb-3ジャケットには2頭以上の羊の皮が使用されていたが、コスト削減のため1頭の羊でつぎはぎするデザインへと改良された。このような改良が行われながら第二次世界大戦中に大活躍したジャケットなのだ。フェイクムートンを使用した肉厚な襟が特徴で、襟のベルトを固定すればスタンドカラーにもなる。ファッションリーダーとされていたスティーブ・マックイーンが、映画の中でb-3ジャケットを着用したことで、知名度が上がったアウターでもあるのだ。
ボンバージャケットとの違いは?
ボンバージャケットとは、b-3ジャケット・MA-1ジャケット・A-2ジャケットなどの総称だ。レザー製からナイロン製までさまざまな種類がある。
2. b-3ジャケットの特徴や魅力

b-3ジャケットの特徴や魅力を紹介していこう。
その1.保温性に優れている
b-3ジャケットは、パイロットたち向けに-30から-10℃のヘビーゾーンで着用するウェアとして開発された。そのため、高い防寒性のあるムートンを使用しており、バツグンの保温性を有している。
その2.軽量化されている
肉厚なレザーを使用しているb-3ジャケットは、とにかく重い。そこで、現在ではフェイクムートンやフェイクレザーを使用して軽量化が図られ、オシャレなファッションアイテムとして楽しめるように改良されたのだ。フェイク素材を採用したぶん価格も下がり、手に入れやすくなっている。
3. b-3ジャケットの人気ブランド

b-3ジャケットの人気ブランドを3つ紹介していこう。
その1.AVIREX(アヴィレックス)
AVIREXは、b-3ジャケットの魅力を広める取り組みを行っているブランドだ。AVIREXのb-3ジャケットは、タウンユースとして着やすいように、ボリュームをほどよくダウンさせているので重ね着しやすい。また、外の冷たい空気が入ってこないようにするだけでなく、自分の体温を逃がさないようにデザインされている。
その2.ALPHA INDUSTRIES(アルファ インダストリーズ)
ALPHA INDUSTRIESは、50年以上の歴史があるブランドだ。ALPHA INDUSTRIESのb-3ジャケットの内側はすべてボアを使用しているため、文句なしの暖かさが魅力。デニムやチノパンなどさまざまなパンツに合うので、着回ししやすい。
その3.TOYS McCOY(トイズマッコイ)
TOYS McCOYは、ヴィンテージアイテムを踏襲したミリタリーウェアを多く手がけている日本のファッションブランドだ。TOYS McCOYのb-3ジャケットは、無骨な中にも上質さが感じられるデザインが特徴で、保温力にも優れている。
4. b-3ジャケットの着こなしポイント

b-3ジャケットの着こなしポイントを紹介していこう。
その1.インナーは1枚だけ着よう
保温性に優れているb-3ジャケットを着る際は、暑くなりすぎないように、インナーは1枚だけにしよう。また、インナーを必要以上に着込むとシルエットが崩れてしまうため、Tシャツなどの上にさっと羽織る着こなし方がおすすめだ。
その2.ボトムスでバランスを取ろう
b-3ジャケットはボリュームがあるため、ボトムスとのバランスを誤るとコーデがチグハグになるので注意が必要だ。たとえば、ワイドパンツをあえて合わせて全体的にビッグシルエットになるようスタイリングしてみよう。また、スキニーデニムと合わせてb-3ジャケットを主役にするなど、さまざまなボトムスで上手にバランスを取ろう。
結論
b-3ジャケットは、熱を逃さない優れた機能性とオシャレなデザイン性が特徴だ。現代では、フェイクムートンやレザーを使用したお手頃価格のb-3ジャケットもある。一着手に入れて、オシャレを楽しんでみてはいかがだろうか。