1. そもそも青髭とはどんな状態のこと?
髭が薄い方にとっては、青髭と聞いてもどんな状態なのかイメージできないかもしれない。青髭とは、髭の剃り残しと捉えている方もいるだろうが、実際は剃れているに関わらず、青く見える髭のことを指す。つまり、髭が皮膚の中で成長して、透けて見えている状態なのだ。
髭が濃い男性の場合、毎日髭を剃っているのに、すぐ口まわりやあごが青く見えてしまうなど、その見た目の印象から、青髭に悩まされるケースは多い。とくに人と接する機会の多い方は、青髭を対策することをおすすめしたい。青髭の処理方法を紹介する前に、まずは次項で、青髭を毛抜きで抜くことのデメリットから確認していこう。
2. 青髭を毛抜きで処理するデメリット
剃ってもだめなら抜けばよいと、青髭を毛抜きで抜くことには、デメリットがある。肌トラブルが起こって後悔しないためにも、デメリットはよく理解しておきたい。
その1.肌にダメージを与えてしまう
青髭を抜くと、肌にダメージを与えてしまう可能性がある。無理に毛抜きで処理しようとすると、出血や細菌が入り込む原因を作りやすく、ニキビなどの症状を引き起こすこともある。こうなると、さらに見た目の印象を悪くしてしまうため、青髭を抜くのは避けたほうがよいだろう。
その2.埋没毛などになるリスクがある
埋没毛とは、青髭の主な原因のひとつでもあり、髭が皮膚に埋まったまま成長した状態を指す。毛抜きで青髭を抜くと、途中で髭が切れてしまうことがあるが、切れた髭は皮膚の中で成長できるので、結果埋没毛となってしまうのだ。埋没毛を解消するには、新陳代謝をよくして、髭が表面に出てくるのを待たなければいけないため、ある程度の根気が必要となるだろう。
3. 毛抜き以外の青髭のおすすめ処理方法
青髭は毛抜きで抜くのではなく、適切な方法で処理することが重要だ。本項では毛抜き以外の青髭のおすすめ処理・対処方法をいくつか紹介する。
その1.丁寧に深剃りをする
深剃りのテクニックを覚えておけば、見た目の改善にも期待できる。実践していない点があれば、髭剃りの方法を改めてみてはいかがだろうか。
まず、髭剃りの前に蒸しタオルを使い、髭まわりを温めていこう。こうすることで、毛穴が開き、毛が立ちやすくなるため、無理なく深剃りが可能になる。続いて、髭剃りの際は、必ずシェービング剤などを使うことを忘れずに。滑らかなシェービングは、肌のダメージを抑えることにつながるので、必ず覚えておきたい。最後に、カミソリの刃の切れ味も重要だ。切れない刃で何度も同じ部分を剃ると、髭が固くなってしまい、青髭の原因にもなりやすい。カミソリの刃は、なるべくこまめに取り替える習慣をつけておこう。
その2.コンシーラーで隠す
シミやクマ隠しなどに使えるコンシーラーは、女性が使うものというイメージがあるかもしれないが、男性向けのコンシーラーも多く販売されている。男性向けのコンシーラーでは、青髭を隠すことに特化した商品もあり、清潔感を自然にアピールできることが特徴だ。
その3.ファンデーションで隠す
コンシーラー同様、ファンデーションも男性向けの商品が販売されている。コンシーラーよりも広範囲の青髭に適しており、自然に隠すことができる。男性向けのファンデーションは、皮脂や汗にも強い特性があるので、外仕事が多い方にもぴったりである。
4. 青髭を根本的に対処したい場合は「脱毛」
青髭を根本的に対処したい場合は、脱毛をおすすめしたい。脱毛方法には2種類があり、家庭用脱毛器を使う方法と、美容クリニックで脱毛する方法がある。費用とも相談しながら、自分に合った脱毛方法はどちらか、検討してみよう。
その1.家庭用脱毛器で脱毛する
家庭用脱毛器は、主に光やレーザーを使い、青髭を処理するものである。クリニックへ通う必要がなく、自宅で脱毛を行える手軽さが大きなメリットだが、家庭用では出力パワーが低めであることは事実である。すぐに脱毛効果が出るわけではなく、人によっては十分な脱毛効果を得られない場合もあることは、覚えておこう。
その2.美容クリニックで脱毛する
どうしても費用はかかってしまうが、美容クリニックで脱毛すれば、プロのカウンセリングのもと、自分に合った施術方法を提案してくれるので、本気で青髭の脱毛を考えている方におすすめだ。脱毛に成功すれば、青髭を根本から除去できるため、今後髭剃りに関して悩む必要もなくなる。
脱毛方法には光脱毛とレーザー脱毛があり、効果が高いのはレーザー脱毛になる。ただし、レーザー脱毛は高い脱毛効果を得られるぶん費用が高く、痛みを伴うこともある。対して光脱毛の場合、レーザー脱毛よりも費用を抑えられ、痛みも少なく済むが、比較的効果が薄いため長期的にクリニックに通う必要がある。それぞれのメリットとデメリットを確認したうえで、脱毛方法を選ぶようにしたい。
結論
気になる青髭は1本1本抜く必要はなく、さまざまな処理方法があることを知ってもらった。日々のスキンケアとして、男性向けのコンシーラーやファンデーションを使うのも有効な手段だろう。清潔感のある男性をアピールするためにも、自分に合った方法で青髭を処理してほしい。