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ワイシャツ

ワイドカラーシャツとは?襟型の違いやオシャレな着こなし方を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年1月19日

メンズのシャツは、デザインだけでなく、襟型の違いによっても、種類が異なることをご存じだろうか。本記事ではそんなシャツの中でも、ワイドカラーシャツという襟型に注目して、オシャレな着こなし方のポイントなどについて、詳しく解説していこう。

  

1. ワイシャツの襟の違い

ワイシャツ
はじめに、ワイシャツの襟の違いについてだが、襟と一言で表しても、実は多くの要素から構成されていることを知っておきたい。ワイシャツの襟型は、襟羽(襟の全体)・襟羽開き(襟の開き角度)・襟羽長さ(襟羽の付け根から先まで)・襟先(襟の先)・襟台(襟の立った部分の高さ)と、分類すると細かく分けられており、それぞれの違いによって種類が変わるのだ。

ワイドカラーシャツは襟羽の角度が大きい

では、ワイドカラーシャツとはどのような襟型なのか、その特徴について解説する。ワイドカラーシャツは、その名前にもある通り、襟羽の角度が大きいシャツを指す。一般的なレギュラーカラーシャツの場合、襟羽の角度は75~90度あたりだが、ワイドカラーシャツの場合、襟羽の角度が100~140度あたりになることが特徴だ。1900年代前半のファッションに影響を与えたといわれる、英国のウィンザー公が好んで着用したことから、ウィンザーカラーという別称もある。

2. ワイドカラーシャツのシーン別の着こなし方

ワイシャツ
ワイドカラーシャツは、シーン別の着こなし方があることも知っておきたい。ビジネスシーン・フォーマルシーン・カジュアルシーンの、3つのシーンそれぞれの着こなし方をマスターしよう。

ビジネスシーンの場合

ワイドカラーシャツは、ビジネススーツとの相性がバツグンだ。プレゼンや商談などの場面でも使えるので、レギュラーカラーシャツと合わせて、1枚揃えておくと便利である。ビジネスシーンで着用する場合は、ノーネクタイスタイルではなく、ネクタイを締めたスタイルがおすすめだ。

フォーマルシーンの場合

結婚式や披露宴などのフォーマルシーンでも、ワイドカラーシャツは使いやすい。首元にボリュームが加わるので、スーツスタイルをより華やかに演出できるだろう。葬儀や法要などの場でもワイドカラーシャツは着用できるが、オシャレを意識した着用はマナー違反にあたるので、注意しておこう。

カジュアルシーンの場合

ワイドカラーシャツは、スーツスタイル以外に、カジュアルシーンでも着回しが可能だ。ワイドカラーシャツを着用することで、カジュアルなコーデにクラシックな雰囲気が加わるので、上品な大人の気品あふれる着こなしができる。シンプルなワイドカラーシャツにチノパンを組み合わせるなど、さりげないオシャレを楽しんでみよう。

3. ワイドカラーシャツのオシャレな着こなし方

ネクタイ
本項では、ワイドカラーシャツのオシャレな着こなし方を紹介する。ワイドカラーシャツの特性を活かした着こなしを意識したい。

ネクタイの結び方はウィンザーノットがおすすめ

ワイドカラーシャツがウィンザーカラーとも呼ばれるように、ネクタイの結び方はウィンザーノットがおすすめだ。ウィンザーノットもまた、英国のウィンザー公が好んだネクタイの結び方であるといわれ、やや横に広がった逆三角形で、結び目にボリュームがある仕上がりが特徴だ。ワイドカラーシャツのように、襟羽の角度が大きいシャツと好相性なので、結び方の手順もチェックしておこう。
  • 大剣が上、小剣が下になるようにクロスさせ、大剣を後ろから前に通す。
  • 通した反対側から大剣を外へまわし、内から外へ持ってくる。
  • 大剣を小剣の上にクロスさせ、大剣を喉元から通したら、さらにループになった部分に通す。
  • 結び目を三角形に整え、小剣を下に引いて形を調整したら完成。

ノーネクタイなら体型にピッタリのシャツを選ぶ

普段着としてワイドカラーシャツを着用する場合は、ノーネクタイスタイルでもOK。レギュラーカラーシャツではだらしない印象を与えがちのノーネクタイスタイルだが、ワイドカラーシャツであれば、大人の男性らしさを演出できる着こなしになる。よりスタイリッシュな着こなしを目指すなら、最も重視したいのはサイズ感である。しっかり体型に合ったワイドカラーシャツを着用することが、コーデを決めるポイントといえる。自分に合うサイズ感が見つからない場合は、オーダーメイドを検討してみるのもよいだろう。

4. ワイドカラー以外のシャツの種類

ワイシャツ
これまで、ワイドカラーシャツの着こなしなど、さまざまなポイントを解説してきたが、最後に本項では、ワイドカラー以外のシャツの種類を一挙紹介していこう。それぞれの特徴を押さえ、着こなしをアレンジしてみよう。

レギュラーカラー

レギュラーカラーとは、最も一般的な襟型のシャツの種類である。ビジネスから冠婚葬祭まで幅広い用途で使える、万能なシャツといえるだろう。襟羽の角度は75~90度あたりとなっており、比較的襟の開きが狭く、誠実で真面目な印象を与えられる。

セミワイドカラー

セミワイドカラーとは、レギュラーカラーとワイドカラーの中間に位置づけされる、シャツの種類である。襟羽の角度は100度前後が一般的だが、角度には明確な規定はなく、ブランドによって異なる。日本ではビジネスシーン向けのシャツの定番として認知されているが、カジュアルな着こなしにも合わせやすい。

ボタンダウンカラー

ボタンダウンカラーとは、襟先についたボタンがアクセントになる、シャツの種類である。もともとはポロ競技の選手が、ユニフォームの襟をボタンで留めていたことが由来しているという。カジュアルな印象が強いものの、近年ではクールビズの流れもあり、ビジネスシーンで着用されることも多くなっている。

ホリゾンタルカラー

ホリゾンタルカラーとは、ワイドカラーよりもさらに襟羽の角度が開いた、シャツの種類である。水平という意味を持つ通り、ほぼ180度まで開いた襟型が特徴だ。ノーネクタイスタイルと相性がよいが、ネクタイと合わせる場合は太めの種類を選び、結び目も大きくすればオシャレに仕上がる。

クレリックカラー

クレリックカラーとは、シャツの見頃とは別で、襟が白無地など、別の色になったシャツの種類である。デザインシャツとして、カジュアルシーンで着用されてきたものだが、英国のチャールズ皇太子が結婚式で着用して以来、正式なフォーマルウェアとしても認められることになった。

タブカラー&ピンホールカラー

襟にボタンタブがついたタブカラーや、襟羽にカラーピンを通すピンホールカラーといったシャツの種類もある。これらは英国のフォーマルシャツに由来する種類であり、主にフォーマルシーンで着用されてきたが、近年では普段使いとしてもトレンドとなっている。

結論

ワイドカラーシャツは、シーンを問わず、さまざまなコーデと合わせられることを、理解してもらえただろう。また、ワイドカラーシャツ以外にも、襟型によって多くの種類のシャツがあることも知ってもらった。ワイドカラーシャツを上手に活用して、シャツスタイルにオシャレなアクセントを加えてみよう。
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  • 更新日:

    2023年1月19日

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