目次
1. タッセルローファーとは?

メンズファッションによく用いられるタッセルローファーは、甲部分にタッセル(房飾り)が添えられたローファーのこと。ローファーという名前は「Loafer(怠け者)」が由来で、簡単に脱ぎ履きできる=怠け者が履く靴と考えられていたためにつけられた。
靴紐にタッセルがついた革靴を「もっとシンプルにしたい」と、革靴ブランドのAlden(オールデン)がタッセルローファーを作ったのがはじまりだ。アメリカでは弁護士の靴とも呼ばれ、上品な雰囲気でスーツスタイルにぴったりなデザインも多い。
タッセルローファーは靴紐がないので脱ぎ履きしやすく、比較的カジュアルなメンズコーデに合わせるイメージもあるが、ビジネスシーンでも多く活躍しメンズファッションの定番アイテムとして広く活用されている。
2. タッセルローファーの特徴や魅力

メンズファッションの定番でもあるタッセルローファーの特徴や魅力について紹介する。
その1.エレガントな印象になる
紐靴に比べ、靴紐のないローファーはカジュアルなイメージだが、脱ぎ履きが楽な分、足元に軽快な印象を与えてくれる。また、タッセルローファーは華やかさと上品さも兼ね備えているため、エレガントな大人の雰囲気が漂うメンズコーデになるだろう。
その2.ビジネスシーンにも合う
タッセルローファーはカジュアルすぎないのでスーツスタイルにもぴったり。きちんと感のあるフォーマルなデザインが魅力的な革靴で、海外ではビジネスシーンでも多く活躍しており、メンズコーデをスタイリッシュに格上げしてくれる。
3. タッセルローファーの着こなしポイント

普段スニーカーや革靴しか履かないメンズは、タッセルローファーでコーデの幅を広げてみてはどうだろうか。スーツスタイルやカジュアルコーデといった、タイプ別でのタッセルローファーの着こなしポイントを紹介していこう。
スーツスタイルの場合のポイント
いつもと同じになってしまいがちなスーツスタイルも、足元で差をつけるのにぴったりなのが、タッセルローファーだ。紐靴の革靴ほどの堅苦しさがなく、上品さと絶妙な抜け感がこなれた着こなしに仕上げてくれるので、いつものメンズコーデもワンランクアップ間違いなし。
カジュアルコーデの場合のポイント
タッセルローファーは、カジュアルなメンズコーデとエレガントな足元のギャップがポイントになる便利なアイテム。たとえば、デニムジャケットやジーンズに合わせると足元が引き締まり、大人っぽいスタイルになる。また、スエードなどの素材に変えると柔らかで優しい印象になるので、いつもと違った雰囲気を楽しめるだろう。
4. タッセルローファーのおすすめブランド

最後にメンズコーデを格上する、タッセルローファーのおすすめブランドを厳選して紹介しよう。
その1.ジーエイチバス
ローファーの元祖として広く知られている「G.H.BASS(ジーエイチバス)」。伝統的なデザインのキルトとタッセルを組み合わせたアイテムは、メンズコーデに華やかな雰囲気を演出してくれる。また、無駄のないシンプルな構造のマッケイ製法で作られているため、柔らかく履き心地がよいため、ストレスフリーなのもポイントが高い。
その2.オールデン
タッセルローファーを生み出した元祖ブランド「Alden(オールデン)」。ブランドの代名詞でもあるコードバンを使用したアイテムは、風格あふれる佇まいが魅力的だ。シンプルな靴だからこそ、素材の違いでさまざまな表情を楽しむことができる。
その3.クロケット&ジョーンズ
140年を超える歴史をもつ英国の老舗ブランド「CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)」。ブランドを代表するタッセルローファーの「CAVENDISH(キャベンディッシュ)」は、エレガントな雰囲気が調和するクラシックなスタイルの革靴だ。どんなスタイルにも合わせることができ、足元の存在感がメンズコーデを上品に仕上げてくれる。
結論
スーツスタイルにもカジュアルコーデにも活躍するタッセルローファー。定番のブランドだけでなく、身近なブランドでも取り扱いがあるので、初心者にも取り入れやすいアイテムだ。メンズコーデの参考にしてみてほしい。