革靴クリームの塗り方とは？正しい手入れの仕方や選び方を解説

1. 革靴をクリームで手入れするメリット

革靴をクリームで手入れすると、さまざまなメリットがある。もっとも大きなメリットは、革靴の見た目がよくなることだ。革靴を手入れせずにはき続けていると、色がくすんだり傷が目立ったりしてしまう。足元は周りの方から見られるポイントなので、こまめに革靴クリームでメンテナンスをしてほしい。

さらに、革靴クリームを使うと革靴を長持ちさせられる。革靴クリームには油分や水分が含まれているので、靴の素材として使われている革の乾燥や劣化を防げるのだ。また、こまめに革靴のお手入れをすることで、愛着もわくだろう。お気に入り革靴を長い期間はくために、上手に革靴クリームを活用してほしい。

2. 革靴クリームの種類

革靴に使えるクリームは、乳化性クリーム・油性クリーム・ワックスの大きく3種類にわけられる。ここでは、それぞれの特徴や用途を解説していこう。

乳化性クリーム

3種類の革靴クリームのなかで、もっとも一般的なのが乳化性クリームだ。水分・油分・ロウが主な成分で、メンテナンスに使用すれば革にうつくしいツヤを与えられる。水分が入っており、保湿効果があるのは乳化性クリームのみなので、メンテナンスの必需品といえるだろう。どの革靴クリームを買えばよいのか迷ったら、乳化性クリームを選ぶとよい。

油性クリーム

乳化性クリームより強いツヤが欲しい場合は、油性クリームがおすすめだ。油分・ロウが主な成分で、ピカピカと輝く質感に導ける。しかし、水分が入っておらず保湿効果がないため、メンテナンスをするときは乳化性クリームとあわせて使用してほしい。また、使い過ぎると通気性を損なうこともあるため、ある程度革靴クリームの扱いに慣れている方に向いている。

ワックス

鏡のように輝く仕上げにしたいときに活躍するのが、ワックスだ。ワックスを上手に活用すれば、周りの景色が移り込むほどうつくしい質感になるだろう。しかし、間違った使い方をすると革を傷めてしまうこともあるため、使用方法には注意が必要だ。

3. 革靴クリームの色の選び方

革靴クリームには、茶や黒といった色がついた商品がある。靴と同系色の革靴クリームを使うと、小さな傷や色あせを目立たないように補修することも可能だ。色付きの革靴クリームを試すときは、靴よりやや薄い色を選ぶと失敗を減らせるだろう。色ムラになるのが心配なら、無色の革靴クリームを選んでもよい。

4. 革靴クリームの塗り方

革靴クリームは、用途にあったものを正しい頻度で使うことが重要だ。革靴クリームを使う頻度について解説していこう。

革靴クリームを使う頻度

革靴クリームを使う頻度は、月に1回程度を目安にしよう。1ヶ月間も革靴をはいていると、汚れや傷が目立つようになってくる。月1のメンテナンスを行えば、うつくしい状態をキープできるだろう。

さらに、軽く汚れを落としたり靴を休ませたりする作業は、可能であれば毎日行ったほうがよい。こまめなメンテナンスで、靴の寿命が大きく変わるからだ。

革靴クリームの使い方

革靴クリームは、正しい手順で使うことが重要だ。革靴クリームの使い方を解説していこう。

革靴クリームを使う前に、靴用のブラシを使って汚れやゴミを落とす。細かい部分に入り込んだ汚れまでしっかりとケアしよう。
靴用のクリーナーを塗り、前回塗りこんだ革靴クリームを落とす。何度も革靴クリームを塗り重ねていると、革を傷める原因になるので注意しよう。
乳化性クリームを布にとり、革靴全体に塗りこんでいく。ムラにならないように、少量を薄く伸ばしていこう。
革靴クリームが浸透するまで5～10分ほど待つ。
革靴にブラシをかけてから、布で再び磨いていく。
革靴全体に撥水スプレーをかける。
革靴を休ませるために、シューツリーを入れたらメンテナンス終了だ。

結論

革靴をうつくしい状態で長く使うには、定期的なメンテナンスが欠かせない。革靴クリームを使えば、自宅で手軽に靴のお手入れができるだろう。靴をケアする道具は、1度揃えてしまえば何回も使えるため、ぜひ手に入れてほしい。お気に入りの1足を長く楽しむために、この記事を参考にしてこまめなメンテナンスを行おう。