目次
- パンツの裾を約2~4cmの幅で1回折る。
- 同じ幅で、さらに2~3回繰り返し折れば完成。
- パンツの裾を約7~10cmの幅で、大きく1回折る。
- 折り幅の中間あたりを軸にして、2重で折れば完成。
- パンツの裾の内側にタッグを作る。
- タッグを崩さないように、3回程度ロールアップすれば完成。
- パンツの裾を内側に約4cm、外側に約2cm斜めに1回折る。
- そのままの形で、2回目も折る。
- 外側の下がった部分を折り、内側と高さを揃えて完成。
1. ロールアップとは?

ロールアップとは、ただパンツの裾を折るだけではない。ロールアップの幅の大きさを変えたり、折り方を調整することによりコーデのシルエットが変わり、季節によっても合う折り方があるなど、そのアレンジのバリエーションは幅広い。あまり意識して実践している方が少ないからこそ、コーデに応じたロールアップのやり方を覚え、デニムスタイルやチノパンスタイルなどのオシャレのアクセントにしてみよう。
2. ロールアップするメリット

本項では、ロールアップのメリットについて解説する。ロールアップのメリットは、パンツの裾が引きずらないように調整できるだけではない。コーデのオシャレ度をアップさせる、それぞれのメリットを覚えておこう。
脚を長く見せられる
パンツの丈が長く、裾にたるみができていると、どうしても脚が短く見えてしまうことがある。しかしロールアップでたるみをなくすことにより、シルエットをスッキリと見せることができ、脚を長く見せる効果に期待できるのだ。
シルエットが細くなる
太ももから裾へ向かうシルエットをテーパードラインというが、ロールアップをすることでテーパードラインがキレイに表れ、脚のシルエットを細く見せることができる。脚のシルエットが細くなると、全身の着こなしもスタイリッシュに決まりやすい。
季節感を出すことができる
季節感を出すことができることも、ロールアップの特徴だ。たとえば秋冬であれば、デザインソックスをさりげなく見せてコーデのアクセントにしたり、夏場であれば、素足とサンダルの組み合わせで、涼しい印象を与えるのもよいだろう。
丈を調節できる
ロールアップのやり方はさまざまなので、丈の調節が自由自在である。パンツを購入する際、一緒に裾直しをする方は多いだろうが、一度裾直しを行うと、ぴったりの長さにはなるものの、もう元には戻せない。ロールアップを取り入れたコーデを実践したい方は、少し長めの丈のパンツを購入してみよう。
3. ロールアップのやり方

続いて本項では、ロールアップのやり方を一挙紹介していこう。ロールアップの種類によって、折り方は異なる。それぞれの特徴も含め、しっかり頭に入れておきたい。
レギュラーロールの折り方
レギュラーロールとは、ロールアップの中で最もオーソドックスな折り方である。折り方は以下の通り。
パンツ全般で使える便利な折り方なので、ロールアップ初心者は、まずはレギュラーロールから試してみよう。ロールアップの高さは、くるぶし付近、もしくはくるぶしより1cm上くらいが理想的だ。
ダブルターンロールの折り方
ダブルターンロールとは、デニムスタイルにぴったりの折り方である。折り方は以下の通り。
裾が少し上から出るように折ると、よりオシャレに決まる。裾が長いパンツにとくにおすすめしたい。
ピンロールの折り方
ピンロールとは、足元にメリハリを付けたいときや、裾を細く見せたいときに便利な折り方である。折り方は以下の通り。
太めのパンツでも裾をしぼりやすく、引き締まったシルエットに仕上げられる。日本では認知度が高くないが、海外では人気のスタイルとして知られている。
ワンロールの折り方
ワンロールとは、名前からわかる通り、シンプルなやり方である。好みの長さで、パンツの裾を1回折れば完成だ。裾の裏地を見せたり、足元にアクセントを付けたいときに役立つ折り方で、折り曲げる幅を大きくすれば、より強いカジュアル感を加えることもできる。
無造作ロールの折り方
無造作ロールとは、カジュアルなアメカジファッションと相性のよい折り方である。折り方は以下の通り。
キレイめなスタイルというよりは、ラフな着こなしにおすすめしたい。あえて無造作に仕上げることで、こなれ感を演出できるのだ。
インロールの折り方
インロールとは、通常のロールアップとは異なり、内側に折っていくやり方である。パンツの裾を適当な位置でつまみ、内側に2~3回折れば完成だ。シルエットをスリムに保つ効果があり、チノパンスタイルやスラックススタイルなど、キレイめコーデと相性がよい。
4. ロールアップのオシャレなコーデ特集

最後に、ロールアップのオシャレなコーデの例を、いくつか紹介する。ロールアップだからこそできる、オシャレのアクセントを楽しんでほしい。
ロールアップで足首を見せて抜け感を演出
ロールアップで足首を見せれば、ほどよくカジュアルな抜け感を演出できる。涼しい印象を与えられるので、とくに春夏の季節にぴったりだ。あえて靴下を見せないことで、ラフな雰囲気も加えられる。
靴下をわざと見せてカジュアル感を強調
ロールアップで靴下をわざと見せれば、カジュアル感を強調できる。裾から見えるデザインを楽しめる靴下も多く販売されているので、ロールアップのテクニックとして覚えておこう。
カラーパンツのロールアップでスッキリ感を演出
シルエットの大きいトップスやハットとの組み合わせには、カラーパンツのロールアップがおすすめ。全体的にボリューミーになりやすいところを、ロールアップするだけで、着こなし全体をスッキリとした印象に仕上げられるのだ。
結論
ロールアップは、やり方次第で見せられるシルエットがさまざまで、コーデに応じたアレンジが利くことを理解してもらえただろう。これまで何気なくロールアップをしていた方は、この機会にロールアップのバリエーションを覚え、積極的に実践してもらいたい。