目次
- レザーソール全体をブラッシングして汚れを落としていく。
- ミンクオイルを布に少量取り、レザーソール全体に円を描くように何回か塗る。
- 乳化性靴クリームを布に取り、補色の目的でコバやヒール周りに塗っていく。半カラス仕上げの革靴の場合は、半カラス部分にも乳化性靴クリームを塗る。
- アウトソール全体の余分なクリームを布で拭き取り、磨いて艶を出していく。
- コバをブラッシングしてホコリや汚れを取り除こう。
- コバに乳化性靴クリームを少量塗り、ブラシでコバと縫い目の細部になじませ、余分なクリームを拭き取る。
- 最後に全体を乾拭きしたら完了だ。
- 革靴のラバーソールに付着したゴミをブラシで取り除く。
- リムーバーで表面の汚れを落とす。
- マルチカラーローションを塗って軽く乾拭きをしたら、完了だ。
1. ソールの基本をおさらい

革靴のソールの基本をおさらいしていこう。靴の内側の底をインソール、後から靴の中に入れる中敷をインナーソール、地面に接する部分をアウトソール、インソールとアウトソールの間にある底をミッドソールと呼ぶ。これらを総称してソールという。アウトソールのみをソールと指すこともある。
革靴のアウトソールは主に2種類ある
革靴のアウトソールに用いられる素材は、レザーとラバーの2種類に大別される。一般的にレザーソールの革靴はビジネス向け、ラバーソールの革靴はカジュアル向けとされてきた。ラバーソールの履き心地のよさや優れた耐水性などから、近年ビジネス用途でも人気となってきている。
2. 革靴のレザーソールの特徴・利点

まずは、革靴のレザーソールの特徴や利点について紹介していこう。
その1.通気性や耐熱性が優れている
レザーソールの革靴は耐熱性や通気性に優れているのが利点である。身体の中でも、とくに足の裏は発汗する部位だとされており、快適に過ごすには通気性のよさは必須だ。また、暑い日はアスファルトが高温になりやすく、ラバーソールは溶けてしまう心配がある。しかし耐熱性のあるレザーソールであれば安心して履くことができるのだ。
その2.見た目のカッコよさがある
レザーソールの革靴は見た目がスマートでカッコよく、革靴との一体感が生まれて高級感やドレッシーな雰囲気が漂う。歩くときにコツコツと音がなるのもレザーソールならではの特徴だ。
3. 革靴のラバーソールの特徴・利点

次に、革靴のラバーソールの特徴や利点について見ていこう。
その1.耐水性などが優れている
ラバーソールの革靴は耐水性に優れており、雨の日でも安心して履くことができる。レザーソールは水に濡れるとカビが発生する可能性があるため、こまめなメンテナンスが必要だ。一方、ラバーソールは水に強いので手入れの手間が省けることが特徴だ。
その2.ソールの交換が安く済む
革靴を長持ちさせるには、定期的なソールの張り替えが必要だ。限界までソールがすり減ると革靴自体の劣化を早めてしまう可能性も考えられる。ラバーソールはレザーソールに比べると安価にソール交換ができるため、修理時も経済的といえるだろう。
4. 革靴のアウトソールの手入れ方法

ここでは革靴のアウトソールの手入れ方法を、レザーソールとラバーソールに分けて紹介していこう。
その1.レザーソールのメンテナンス方法
その2.ラバーソールのメンテナンス方法
結論
革靴のレザーソールとラバーソールのそれぞれに特徴や利点があることがわかった。どちらか好きなソールを選ぶのもよいが、雨の日はラバーソール、商談でカチッと決めたい日はレザーソールにするなど、シーンに応じて使い分けてもよい。両方揃えておくと気分ごとにファッションを楽しめておすすめだ。