目次
1. アルスターコートとは?

アルスターコートとは、あらゆるコートの原型になっており、長い丈にダブルの仕立てなどの特徴を持つクラシックなコートである。また、ピーコートとダブル仕立てのチェスターコートをかけ合わせたような見た目で、アルスターカラーと呼ばれる大ぶりな襟も特徴だ。
アルスターコートの発祥地や歴史
アルスターコートは北アイルランドのアルスター島で、貴族階級に向けた旅行用のコートとして誕生した。アルスターコートが誕生した時代には冷暖房が完備された移動手段がなかったため、厚手の生地を使用し防寒性はもちろん実用性も考慮した、旅行用のコートに仕立てられたとされている。アルスターコートはスーツと相性がよいので、現代ではビジネスマンがコーデに取り入れていることが多い。
2. アルスターコートの基本的な選び方

アルスターコートの基本的な選び方を見ていこう。
その1.サイズを意識する
昨今では、あえて大きめの服を着ることが流行っている。カジュアルなシーンでは、流行りのオーバーサイズを着ることでラフなおしゃれ感が出せるためおすすめだ。しかし、きちんと感を出したいビジネスシーンでは、だらしなさやコートに着られている感が出てしまう可能性がある。オーバーサイズは避け、ジャストサイズのアルスターコートを選ぼう。
その2.シーンに合わせる
ビジネスシーンでアルスターコートを着る際は、ブラック・グレー・ネイビーなど落ち着いた色を選ぶのがポイントだ。シンプルな無地で、シルエットをキレイに見せることも意識しよう。オフの日には、ベージュやカーキなどのアルスターコートを選ぶことでよりカジュアルに着られるだろう。加えて、ドロップショルダーのアルスタコートもラフで旬な着こなしになる。
3. アルスターコートの着こなしポイント

アルスターコートの着こなしポイントを、ビジネスシーンとオフシーンに分けて紹介していこう。
ビジネスでの着こなしポイント
ビジネスシーンでコートを着る際は、グレーやネイビーなどの暗い色味のスーツと合わせるのがおすすめだ。アルスターコートは基本ダブルなので、襟元が狭く、マフラーやストールとの相性がとてもよい。
オフシーンでの着こなしポイント
オフシーンでのアルスターコートの着こなしポイントは、キャップ・デニム・スニーカーなどのアイテムと合わせて、カジュアルに着ることだ。また、アルスターコートをオーバーサイズで着こなすことで、ほどよいリラックス感が出る。オフシーンの私服では、大胆なチェック柄のアルスターコートに挑戦してみるのもおしゃれ上級者のテクニックだ。
4. アルスターコートのおすすめブランド

アルスターコートのおすすめブランドを紹介していこう。
その1.Tagliatore(タリアトーレ)
イタリア語で裁断士という意味を持つ、「Tagliatore」。その名の通り、洗練されたカッティング技術と立体的なフォルムから、着る人を美しく見せる服作りを行っている。Tagliatoreのアルスターコートは、両脇からウエストを絞る立体的なラインが特徴のものが多い。
その2.DOPPIA A(ドッピア アー)
DOPPIA Aは、トラッドとエレガントな要素を持ち合わせているイタリアのブランドだ。DOPPIA Aのアルスターコートは、大きめの襟・大ぶりのボタン・折り返しになったカフスなど、存在感のあるディテールが特徴で、周りとの差をグッと広げるだろう。
結論
アルスターコートは、合わせるアイテムやサイズ、色柄などによってさまざまなシーンで活躍することがわかった。すでに完成されたシルエットに加えて防寒機能も高いため、1つは持っておきたい大人のメンズファッションアイテムといえるだろう。