目次
- 髪全体をしっかり濡らしタオルで余分な水分をとる
- ドライヤーで完成形をイメージしながらブローしていく
- ブローしながら8割ほどまで乾かす
- スタイリング剤を手のひらに伸ばし、髪を立たせるように全体に馴染ませる
- 最後に手グシかコームを使って、好みの形に仕上げればOK
1. フェードスタイルとは?

フェードスタイルとは、0~1mmほどの短さから刈り上げはじめトップに向かって徐々に長くするヘアスタイルのことだ。ほぼ地肌が見える薄さから段々と濃くなっていくため、刈り上げ部分が白~黒へがきれいなグラデーションになるのが特徴だ。
ツーブロックや刈り上げとの違い
フェードスタイルと似たような髪型にツーブロックや刈り上げがあるが、まずツーブロックは刈り上げた部分とトップに段差があり、トップの髪が上からかぶさる形になっている。そして一般的な刈り上げはフェードのようにグラデーションをつけず、また長さも3mm~15mmほどとフェードスタイルより長めに刈るという違いがある。同じ刈り上げを用いたスタイルだが、細かな印象は変わってくるので知っておこう。
2. フェードスタイルの特徴や魅力

グラデーションがついた刈り上げであるフェードスタイル。その魅力がどんな点にあるのかもう少し掘り下げていこう。
その1.男性らしい印象が与えられる
短い部分は0mmにもなるフェードスタイルは、普通の刈り上げやツーブロックよりさらに男性らしい印象を与えられる。シュッとした無駄のないフォルムが精悍な雰囲気を醸し出し、スマートな男らしさをアピールできるだろう。刈り上げる位置が高いほど、男性的で強めなスタイルになる。
その2.シーンを選ばずに決められる
フェードスタイルはすっきりとした清潔感も兼ね備えているため、スーツやフォーマル系のコーデにもよく似合う。トップをかっちりとセットすれば上品な印象になり、ビジネスシーンでもスタイリッシュに見せることが可能だ。もちろんストリートやスポーツミックスなどのカジュアルな服装と、フェードスタイルの相性もバツグンである。シーンや年齢を選ばず、誰でもかっこよく決まるのもフェードスタイルの魅力なのだ。
その3.短時間でスタイリングできる
フェードスタイルは刈り上げたサイドやバックをセットする必要がない。トップだけワックスでニュアンスを出すか、ジェルとコームでピタッとまとめれば完了なので、短時間でスタイリングしやすいのもメリットだ。髪が多くて広がる方やくせ毛の方にとっても、フェードスタイルは扱いやすくおすすめである。
3. フェードスタイルの代表的な種類

フェードスタイルには、トップの形や刈り上げの高さによってさまざまな種類がある。ここでは代表的なフェードスタイルを3種類紹介しよう。
その1.クロップスタイル
サイド~バックにフェードカットを施し、前髪を短くぱっつんと切ったのがクロップスタイルだ。前髪をおでこのかなり上の方でおかっぱのように揃えるのが特徴で、ボールカット・フレンチクロップなどとも呼ばれる。硬派な男らしさの中に品のよさも感じられ、オシャレ上級者におすすめの個性派スタイルだ。トップを1cmほどまで短くすれば、ほぼ坊主のような印象にもできる。
その2.ロイドスタイル
ロイドスタイルは、クロップスタイルの前髪とトップをより長めにした最先端スタイルだ。クロップスタイルに比べナチュラルに見えるため、フェードスタイルを楽しみつつあまり攻めた髪型にしたくない場合におすすめ。トップにパーマをかければ、外国人のような雰囲気に仕上がる。
その3.ローフェードカット
フェードスタイルは、刈り上げる高さによってハイフェード・ミドルフェード・ローフェードに分けられる。なかでも刈り上げる位置が最も低く、耳周りや襟足に少しだけフェードを入れるのがローフェードカットだ。フェードの範囲が狭いので、さまざまな髪型と合わせやすく、ビジネスシーンや学校などでも取り入れやすい。初心者であまりフェードを目立たせたくない方はローフェードから始めるとよいだろう。
4. フェードスタイルの基本のセット方法

比較的セットが簡単なフェードカットだが、スタイリングをばっちり決めるために基本のセット方法を押さえておこう。スタイリング剤は、ツヤがありセット力も高いポマードやグリースがおすすめだ。
フェードスタイルのセット方法・手順
結論
硬派な男性らしさや、すっきりとした清潔感を演出するのにぴったりなフェードスタイル。ツーブロックや刈り上げからもチェンジしやすいため、気になっている方は旬を逃さないうちに挑戦してみてはいかがだろう。フェードスタイルは種類が豊富なので、思いどおりに仕上げてもらうには写真などを見せて細かい部分までしっかりオーダーすることがポイントである。