目次
1. くせ毛って何?

くせ毛は、うねりやねじれがある状態で生えている髪のことだ。はねたり広がったりするため、ヘアスタイルが上手にキマらないことも。生まれつきくせ毛が生えている方だけでなく、大人になってからくせが出てくるケースもある。
2. くせ毛の代表的な種類と特徴

くせ毛は、大きく4種類にわけられる。それぞれの特徴を見ていこう。
その1.波状毛(はじょうもう)
波状毛は、髪が波打つようにうねるくせ毛だ。やわらかい毛質の方に出やすく、日本人に多いといわれている。ウェーブのかかり方には個人差があり、三つ編みをほどいたような細かいものから、くせ毛だと気がつかないほど大きく波打っているものまでさまざまである。
その2.捻転毛(ねんてんもう)
髪をひねったようにねじれているのが、捻転毛だ。よく見ないとねじれがわからないため、くせ毛ではなくダメージヘアだと勘違いされることも多い。また、髪の太さが一定ではないため、カラーやパーマがムラになりやすい。
その3.縮毛(しゅくもう)
縮毛はチリチリとちぢれるように曲がっているくせ毛で、日本人にはあまり見られない種類だ。ゴワゴワとした手触りで、ボリュームが出やすい毛質である。濡らしても状態が変わりにくく、自分では対処しにくい髪質だ。
その4.連珠毛(れんじゅもう)
連珠毛は、1本の髪の中で太さが変わり、数珠のように見える種類だ。髪が切れやすく、ダメージの大きい施術が受けられなかったり髪が伸ばせなかったりする。
3. くせ毛の種類の見分け方・判別方法

ここからは、くせ毛の種類の判別方法を紹介していこう。ただし、素人では判別しにくい種類もあるので、迷った方は美容師に聞いてみるとよいだろう。
その1.波状毛の判別方法
ウェーブを描くようなくせがあり、濡らした状態でもくせが消えない場合は、波状毛の可能性が高い。波状毛の方は、梅雨の時期になると髪が広がって扱いにくくなるだろう。
その2.捻転毛の判別方法
髪をよく観察したときに、S字にうねっているなら捻転毛の可能性がある。また、髪を濡らすとくせが落ち着き、乾かすと強くなるのも捻転毛の特徴だ。
その3.縮毛の判別方法
細かく強いくせがある方は、縮毛の可能性がある。1本の髪をじっくり観察してみると、チリチリとしたくせが見られるだろう。また、指で髪の表面をなぞると、ザラザラした手触りが感じられる。
その4.連珠毛の判別方法
髪の表面に指をすべらせたときに、小さな凸凹があった場合は連珠毛かもしれない。近くで見てみると、大きさが異なるふくらみが確認できるだろう。
4. くせ毛の種類に応じた対策方法

ここからは、くせ毛の種類に応じた対策方法を紹介していこう。
その1.波状毛におすすめな対策
くせの強弱によるが、波状毛はトリートメントや縮毛矯正で目立たなくしやすいくせ毛だ。動きが強くない場合は、カットやスタイリングでくせを抑えることも可能である。また、くせを生かす髪型にするのもおすすめだ。美容師にくせ毛で悩んでいることを伝えれば、髪質に合ったヘアスタイルを提案してもらえるだろう。
その2.捻転毛におすすめな対策
髪が傷みやすい捻転毛の方は、普段のケアを丁寧に行うとよい。また、髪の状態をよくするために、自分にあったヘアケアアイテムを見つけよう。
その3.縮毛におすすめな対策
縮毛は、カットやスタイリングでコントロールしにくいくせ毛である。ボリュームを落としたい場合は、縮毛矯正をかけるとよいだろう。また、動きを生かした髪型にするのもおすすめだ。
その4.連珠毛におすすめな対策
髪が切れやすい連珠毛は、縮毛矯正の難易度が非常に高い。施術をしているあいだに髪が切れてしまい、キレイに仕上がりにくいからだ。そのため、連珠毛に悩んでいる方は、日々のヘアケアをしっかりと行うことが重要である。また、睡眠や食事といった生活習慣にも気を配ってほしい。
結論
ひとくちでくせ毛といってもさまざまな種類があり、特徴や対策が異なる。自分のくせ毛がどのようなものか把握して、対応していくことが大切だ。今回はくせ毛の判別方法を解説したが、自分で見分けられない場合は美容師に相談してみよう。くせ毛の種類やベストな髪型、対策などを教えてもらえるだろう。くせ毛の種類を把握して、よりオシャレで快適な毎日を目指してほしい。