1. 髭剃りにはカミソリと電気シェーバーのどっちがいい?
髭剃りにはカミソリだけでなく、電気シェーバーを使う方も多いだろうが、実際にどっちを選ぶべきなのかという点は、悩んでしまう部分である。それぞれのメリットやデメリットの違いを確認したうえで、自分の好みを選ぶようにしたい。
カミソリのメリットやデメリット
カミソリのメリットとは、深剃りがしやすく、キレイに仕上がることだ。また、小回りが利くため、細かい部分まで剃りやすいことも特徴である。デメリットとしては、カミソリ負けという言葉があるように、皮膚に直接刃が触れることから、肌を傷つけやすい点が挙げられる。カミソリ負けを対策するためには、事前準備が必要なので、髭剃りに少し手間がかかることも覚えておこう。
電気シェーバーのメリットやデメリット
電気シェーバーのメリットとは、カミソリのように皮膚に直接刃が触れないため、肌にやさしく使えることだ。また、しっかり手入れすれば、刃の交換頻度は少なくて済むので、初期費用以外は抑えられる。デメリットとしては、深剃りがしにくく、剃り残し感が気になりやすい点が挙げられる。また、カミソリに比べると、注油や洗浄など、手入れに時間がかかることも知っておきたい。手入れを怠ると、切れ味が悪くなるだけでなく、故障の原因にもなるため、十分注意しよう。
2. カミソリを使った髭剃りのやり方
本項では、カミソリを使った髭剃りのやり方を、1から解説する。カミソリ負けを対策するためにも、髭剃りの前の準備から剃り方のポイントまで、よく理解しておきたい。
毛や顔を水で濡らす
髭剃りに入る前に、まずは毛や顔を水で濡らしていこう。水分を含むと髭はやわらかくなるので、カミソリの滑りがアップする。ここで洗顔料やスクラブを使い、顔の皮脂汚れや角質をしっかり落としておけば、髭剃りの準備はOKだ。
シェービング剤を塗る
洗顔後に、そのままカミソリをあてるのは厳禁である。肌を傷つける原因になるので、髭剃りに入る前は、必ずシェービング剤を塗ることを忘れずに。シェービング剤を使うとカミソリの滑りがよくなるだけでなく、肌への負担も軽減できる。また、シェービング剤がない場合は、石鹸で代用してもよい。
刃の切れ味を確認する
カミソリをあてる前に、刃の切れ味もよく確認しておきたい。切れ味の悪い刃を使うと、何度も剃ることになり、結果カミソリ負けしやすくなってしまう。事前にスムーサーを確認して、摩耗や劣化が起きていないか、調べておくことが重要だ。
順剃りと逆剃りを使い分ける
髭の毛流れに沿ってカミソリをあてる方法は順剃りと呼ばれ、肌への負担が少ない剃り方である。ある程度順剃りを行ったら、剃り残しが気になる場所を逆剃りで仕上げていこう。逆剃りとはその呼称の通り、髭の毛流れに逆らってカミソリをあてる方法である。順剃りよりも深剃りが可能で、キレイな仕上がりになるが、肌への負担が大きいため、あまり過度に力を入れないように注意したい。
刃を頻繁に水ですすぐ
カミソリの刃を頻繁に水ですすぐことで、毛詰まりが起こらず、最後まで快適に髭剃りができる。1回でまとめてすべての髭を剃ろうとせず、部分ごとに剃り終えたら、一旦刃を水ですすぐ習慣をつけておけばよいだろう。
洗い流して保湿する
髭剃りが終わったら、速やかに水で顔を洗い、シェービング剤や髭の残りを洗い流していこう。肌を乾かしたら、アフターシェーブを塗って保湿すれば、髭剃りのアフターケアまでが終了となる。
3. 髭剃り用カミソリの保管方法
髭剃り用カミソリの保管方法は、意外と見落としやすいポイントである。長くカミソリを使っていけるように、正しい保管方法はしっかり守りたい。
使用後はすすいで乾燥させる
カミソリの使用後は、入念にすすぎ、よく乾燥させておこう。剃った髭やシェービング剤などがカミソリについたまま放置すると、刃を悪くする原因になることに加え、不衛生である。直接皮膚に触れるものなので、常に清潔に保つことを心がけよう。
刃は2週間程度で交換する
毎日髭剃りをするのであれば、カミソリの刃は2週間程度で交換するのがベストである。刃の交換時期は見た目ではわかりにくいが、刃に見えない傷みが生じると、肌を傷つけやすくなってしまう。肌トラブルを避けるためにも、2週間を目安に刃を交換するようにしたい。
4. 髭剃り用カミソリの選び方
最後に、髭剃り用カミソリの選び方を、ポイント別に解説する。カミソリにも多くの種類が販売されているので、それぞれの特徴を押さえ、自分に合ったものを手にとってみよう。
刃の枚数で選ぶ
カミソリを選ぶ際、まず刃の枚数はチェックしておきたい。一般的に、刃の枚数が多くなるほど力が分散されるため、肌への負担を軽減しながら深剃りが可能。ただし、髭がもともと薄い方や、やわらかい方の場合は、刃の枚数が少なくても十分に対応できる。髭の濃い方であれば5~6枚刃、髭の薄い方は2~3枚刃を目安として、自分の髭のタイプをもとに選んでみよう。
手動か電動かで選ぶ
カミソリにも、電動タイプは販売されている。電動タイプの場合、肌への負担を抑えながら髭を剃れるため、カミソリ負けしにくい点がメリットである。ただし、慣れるまでは手動タイプのように力加減のコントロールが上手くいかず、髭剃りに時間がかかってしまうことも。自分に合った種類を見極めたうえ、選ぶようにしたい。
便利な機能の有無で選ぶ
横滑り防止機能を代表とする、便利な機能を搭載したカミソリも販売されている。基本的には使用時の安全面に特化した機能が多いが、これらの機能が搭載されていれば怪我のリスクを最小限まで抑えられるので、カミソリ選びのオプションとして覚えておこう。
ヘッドの種類で選ぶ
カミソリのヘッドの種類は、機能面に優れた替え刃タイプと、衛生的な使い捨てタイプの2種類に分けられる。使い捨てタイプは、旅行先へ持っていく際などに便利だろう。また、替え刃タイプには、肌の形に合わせてヘッドが動く、首振り機能を搭載した種類もあり、こちらも人気の商品となっている。
結論
これまで、ただいつもの習慣としてカミソリを持ち、意識せず髭剃りをしていた方は、この機会に髭剃りのやり方を見直してみてはいかがだろうか。髭剃りは男の身だしなみのひとつなので、剃り残しやカミソリ負けなどがないよう、キレイな仕上がりを心がけよう。