目次
1. 寝起きに口臭が強くなる原因

さっそく、寝起きに口臭が強くなる原因を見ていこう。
口腔内で細菌が増殖している
人間の口の中には、多くの細菌が存在している。細菌が口内に残った食べかすや汚れを分解すると、口臭の原因になる物質を発生させてしまう。寝ているあいだは細菌が増殖するため、口臭が強くなりやすいのだ。
唾液の分泌量が低下している
寝ているあいだは口を動かさないので、唾液の分泌量が減る。唾液は細菌を洗い流す働きをしているため、就寝中に分泌量が減った状態が続いていると、寝起きに口臭がきつくなるのだ。
2. 寝起きに口臭が強くなる悪習慣

寝る前や寝ているあいだに、口臭を強くする原因を作っている可能性もある。ここでは、寝起きに口臭が強くなりやすい悪習慣を紹介していこう。
寝る前に歯磨きをしていない
寝る前に歯磨きをしていないと、口内の細菌が増殖しやすい環境を作ってしまう。口臭以外の口内トラブルの原因にもなるため、寝る前にしっかりと歯を磨こう。歯ブラシだけでなく、舌ブラシやフロスなどを活用して、すみずみまでキレイにしてほしい。
睡眠中に口が開いている
口を開けて寝ていると、口内が乾燥して、細菌が増殖しやすい。いつの間にか口が開いている方は、寝起きの口臭が強くなっているかもしれない。
寝る前に飲酒や喫煙をしている
寝る前に飲酒や喫煙をしていると、寝起きの口臭がきつくなりやすい。お酒には利尿作用があるので、口の中を乾燥させてしまう。さらに、喫煙も口内の水分量を減らすため、寝起きの口臭が気になる方は、寝る前のお酒やタバコは避けたほうがよいだろう。
自律神経のバランスが乱れている
口内の状態や唾液の量は、自律神経の影響を受けている。そのため、自律神経のバランスが乱れると唾液の分泌量が減り、口臭が強くなる可能性があるのだ。
においが強い食事をしている
ニンニクやネギのように、口内ににおいが残る食べ物は、口臭の原因になるだろう。とくに、寝ているあいだは唾液の分泌量が減少するため、食べ物のにおいが口に残りやすい。寝起きの口臭が気になる方は、においが強い食べ物は避けたほうがよいだろう。
3. 寝起きの口臭を予防するための対策

ここからは、寝起きの口臭を予防するための対策をチェックしていこう。
寝る前にしっかり歯磨きをする
口内に汚れが残っていると、翌朝の口臭の原因になる。そのため、寝る前にしっかりと歯磨きをすることが大切だ。
舌ブラシで磨く
寝る前に、歯と一緒に舌も磨くとよいだろう。ドラックストアや歯医者などで、舌専用のブラシも販売されている。ただし、やりすぎると舌を傷つける可能性があるので、1日1回で十分である。
寝る前に水分補給する
寝る前にコップ1杯の水を飲むのもおすすめだ。トイレに行きたくなってしまうので、飲みすぎはNGである。
就寝中は鼻呼吸をする
就寝中は口を開けず、鼻呼吸すると寝起きの口臭対策になる。鼻呼吸を促すテープやクリップ・マスクなどが販売されているため、活用してみるとよいだろう。加えて、起きているあいだもできるだけ鼻呼吸をする習慣をつけてほしい。
口腔内のトラブルを改善する
虫歯のような口腔内トラブルは、口臭の原因になることも。そのため、すでに口腔内のトラブルが起こっている場合は、早めに改善することも大切である。
4. 寝起き後の口臭を消す方法

対策をしていても、起床後に口のにおいが気になることもあるだろう。できるだけ早く寝起きの口臭を消す方法を紹介するので、参考にしてほしい。
マウスウォッシュを使う
寝起きの口の中は、乾燥して雑菌が増殖している状態だ。そのため、可能であれば丁寧に歯磨きをするとよい。時間がなく難しい場合は、マウスウォッシュを使って手軽にケアをするのもおすすめである。また、寝起きに口をゆすぐだけでも口臭対策になるため、試してみるとよいだろう。
朝食をよく噛んで食べる
口の中を清潔にしたら、朝食をよく噛んで食べよう。しっかりと咀嚼すると、唾液の分泌が促されるだろう。とくに、リンゴのように固く、よく噛んで食べる必要がある食品がおすすめである。
結論
寝起きの口臭は、口内細菌の増殖や乾燥が原因で発生するといわれている。そのため、寝る前に歯磨きをしたり水分補給をしたりするのがおすすめだ。それでも寝起きの口臭が気になるときは、口内を清潔にし、唾液の分泌を促してほしい。寝起きの口臭をケアして、より快適な毎日を手に入れよう。