1. マスクが臭い原因とは?
さっそく、マスクが臭いときに考えられる原因を見ていこう。身に覚えがないか、理由をチェックしてほしい。
マスク自体が臭い
マスクには、不織布やウレタン、綿などさまざまな素材が使われている。これらの素材自体が発しているにおいが苦手で、臭いと感じている可能性がある。また、においを吸収しやすい素材で作られているマスクであれば、保管場所のにおいを吸って臭くなっていることも考えられるだろう。
マスク内で雑菌が増殖している
マスク内で雑菌が増殖していると、臭い原因になるだろう。鼻からあごまで覆っているマスク内は湿気がこもるうえに、唾液や息に含まれている雑菌が付着しやすい。そのため、長時間同じマスクをつけていると臭くなってしまうのである。使い捨てタイプのマスクは、こまめにつけかえてほしい。
唾液がマスクに付着している
マスクをつけて会話をしていると、内側に唾液がついてにおいの原因になる。唾液は本来無味無臭の液体だが、口内が乾燥しているとにおいを発することもあるのだ。
口臭が原因になっている
マスクのにおいではなく、自分の口臭が原因の可能性もある。マスクをしていると自分がはいた息が近くに留まるので、普段は感じにくい口臭に気がつきやすいのだ。口臭の原因は、不衛生な口内環境や内蔵の不調などが考えられる。口臭ケアなどの対策が必要だろう。
2. マスクのにおいを消す方法
ここからは、マスクの嫌なにおいを消す方法を紹介していこう。
マスクを洗濯する
ウレタンや綿のように洗える素材で作られているマスクは、こまめに洗濯をしよう。衣類用洗剤を溶かした水に1時間ほどつけてから、丁寧に押し洗いをするとよい。濡れたままで放置すると雑菌が繁殖しやすいため、すすいでからタオルで水分を拭き取り、陰干しをしてほしい。
除菌スプレーを使う
マスクに吹きかけるために開発された除菌スプレーを使うのもおすすめだ。なかには香りがついているものもあるので、好みのアロマを楽しむことも可能である。また、マスク自体に除菌効果のあるフィルターを備えたものも販売されている。商品によって効果は異なるが、においが気になる方は試してみるとよいだろう。
アロマスプレーを使う
マスク用のアロマスプレーを使って、香りをカモフラージュするのも手だ。スッキリするような香りの商品が多く販売されている。また、マスク自体に香りがついている商品もおすすめである。
新しいマスクに交換する
不織布の使い捨てマスクを使っている方は、臭いと感じたときに新しいマスクへ交換しよう。マスク内についた雑菌や唾液がにおいの原因なら、新しいものにすれば解決するだろう。外出するときは、交換用のマスクを持っておくのがおすすめである。
3. マスクのにおいを予防する口臭対策
口が臭いと、マスクを洗濯したり新しいものに交換したりしてもあまり意味がないだろう。ここからは、口臭を軽減する対策法をチェックしていこう。
口腔内を清潔に保つ
口内に食べかすや歯垢が残っていると、口臭の原因になる。そのため、こまめにうがいや歯磨きをして、口腔内を清潔に保とう。歯だけでなく、舌の汚れもケアするとよい。外出先で歯磨きができない場合は、ガムやタブレット、使いきりのマウスウォッシュなどを活用してほしい。
こまめに水分補給する
口が乾くと、口臭が発生しやすくなる。また、マスクをしているとのどの渇きに気がつきにくいため、こまめに水分補給して口内が乾かないように意識しよう。おすすめのドリンクは、水やお茶である。
唾液の分泌を促す
口内の乾燥を防ぐために、唾液の分泌を促そう。咀嚼をすると唾液が分泌されやすいため、食事を摂るときはよく噛む習慣をつけてほしい。また、キシリトールが配合されたガムをかむのもおすすめである。
鼻呼吸を意識する
ずっと口呼吸をしていると、口内が乾燥しやすいため、臭い原因になる可能性がある。そのため、できるだけ鼻呼吸を意識しよう。
結論
マスクが臭いときは、マスク自体ににおいがついている場合と、口が臭い場合が考えられる。マスクが臭くなる原因を把握して、対応することが大切だろう。また、マスクのにおいをケアできるアイテムも多く販売されているため、上手に活用してほしい。においケアをしっかりと行って、臭いマスクから解放された快適な生活を目指そう。