目次
1. アスレジャーとは?

Athleisure(アスレジャー)とは、運動競技という意味の「athletic(アスレチック)」と余暇という意味の「leisure(レジャー)」をかけ合わせてできた造語だ。トレーニングウェアやスポーツ系アイテムを取り入れたコーディネートのことをアスレジャーと呼んでいる。スポーツミックスの1つとして考えられているが、スポーツミックススタイルよりもスポーティーさを感じられ、スポーツブランドの本格的なアイテムを使用するのが特徴だ。2013年頃にニューヨークや西海岸の女性の間でトレンドになったスタイルが徐々に浸透。スポーツやアパレルのブランドも取り入れ始めたことで、メンズの間でもアスレジャースタイルが増えるようになった。日本では2017年頃から流行り始め、メンズファッションの一つとして確立している。
2. アスレジャーが人気の理由とは?

アスレジャースタイルがなぜ人気なのか、2つの理由が考えられる。1つずつ解説していこう。
その1.ラフに着こなせる
ゆったりと着られるオーバーサイズや大きめのシルエットのトップス、ワイドパンツがトレンドとなっている影響からか、ラフなスタイルへの人気が上がっている。アスレジャーは、動きやすく気軽に着られるスポーツアイテムを取り入れるため、ラフなスタイルを求めている人にとってぴったりのスタイルだ。
その2.運動にも使える
健康への意欲が高まり、ジョギングやジムに通って身体を動かす人が増えている。アスレジャースタイルなら、普段着とトレーニングウェア、どちらにも適しているためシーンを選ばずに着用することが可能だ。動きやすくおしゃれもさりげなく取り入れられるアスレジャーは、健康を意識したライフスタイルを送る人たちからも人気を集めている。
3. アスレジャー向きのおすすめアイテム

アスレジャースタイルを作るためにおすすめのアイテムを4点紹介しよう。
その1.ジョガーパンツ
アスレジャースタイルに欠かせないアイテムともいえるジョガーパンツは、裾がリブ状になっているボトムスのことだ。動きやすいため、ランニングやトレーニングなどの運動にも適している。細身タイプのジョガーパンツを選べば、スポーティーかつオシャレな大人のメンズコーディネートを作り出すことが可能だ。
その2.スニーカー
アスレジャーの足元にはスニーカーが必須だ。スポーティーさをより引き出すことができるアイテムである。ジョガーパンツとの組み合わせもバツグンで、足元がすっきりして見え、スタイリッシュでさわやかなコーディネートが完成する。色はカラフルなものを選ぶと子どもっぽさが強くなるため、黒や白など、どんなコーディネートにも合わせやすい色がおすすめだ。
その3.パーカー
パーカーは、インナーとしてもアウターとしても使える優秀なアイテムである。こなれ感を出したいときはパーカーをインナーにして、上にジャケットを羽織るのがおすすめだ。ジョガーパンツとの相性もよいが、パーカー・ジョガーパンツ・スニーカーを組み合わせるのであれば、カジュアルになりすぎないようモノトーンでスタイリッシュにまとめよう。
その4.キャップ
キャップも、アスレジャースタイルでは欠かせないアイテムである。キャップにもいろいろな種類があるが、アスレジャーのスポーティーさを引き立てるにはベースボールキャップがおすすめだ。色や柄などシンプルなデザインのキャップならば、子どもっぽさを感じさせず、コーディネートのアクセントとしても活躍してくれるだろう。
4. アスレジャーの着こなしポイント

アスレジャースタイルを着こなすには3つのポイントを押さえておくとよい。
その1.細身のジョガーパンツを履く
ジョガーパンツは、細身タイプのものを選ぶのがおすすめだ。ゆったりしたボトムスは、だらしのない印象を与えてしまう可能性がある。細身のジョーガーパンツなら、シルエットが整い、スタイリッシュで大人のメンズらしい着こなしができるのだ。
その2.全体の色味を抑えるようにする
さまざまな色を組み合わせたカラフルなコーディネートは、ごちゃごちゃしていて幼さが出てしまう。カジュアルでスポーティーなアイテムを使用するアスレジャースタイルでは、色味を抑え統一感のある色使いでまとめるよう意識しよう。
その3.シーンに合ったアウターを着る
スポーティーさやカジュアルな印象が強いアスレジャースタイルでも、アウター選びを工夫すればいろいろなシーンで活用できる。テーラードジャケットやチェスターコートを合わせれば、フォーマル要素を取り入れることができ、キレイめコーディネートが完成する。
結論
気軽に着られるスポーツウェアを使用したアスレジャーはさまざまなファッションアイテムとも合わせやすく、普段着に簡単に取り入れることができる。また、着こなしポイントを押さえておけば活用の場も広がるだろう。今回紹介したアイテムやポイントを参考に、アスレジャーを楽しんでいただきたい。