目次
- 1. そもそもスマートカジュアルとは?
- 2. スマートカジュアルが必要になるシーン
- 3. スマートカジュアル向けのおすすめアイテム
- 4. スマートカジュアルに向かないアイテム
- 5. スマートカジュアルの季節別のコーデ例
1. そもそもスマートカジュアルとは?

スマートカジュアルは服装規定という意味で、ドレスコードの1つだ。ドレスコードは服装の格式を表し、いくつかのランクに分けられる。結婚式などで着用する最も格の高い服装は「正装(フォーマル)」、次いで「準正装(セミフォーマル)」「略礼装(インフォーマル)」となる。このうち略礼装よりさらに下の位置づけとなる服装がスマートカジュアルだ。ちなみに、スマートカジュアルより下の位置づけのドレスコードは「カジュアル」。よって、フォーマルほど堅くはないが、カジュアルほど砕けた印象ではないという捉え方をしていただければよいだろう。
2. スマートカジュアルが必要になるシーン

会場の格式などにもよるが、最近は結婚式においてもドレスコードに正装や準正装という縛りがなく、ダークスーツなどの略礼装での出席もOKという風潮がある。手作り感にあふれるアットホームな結婚式においては、ドレスコードに略礼装に次ぐ服装のスマートカジュアルが指定されていることも。とくに明確な指定がない場合も、結婚式の二次会や同窓会、会社の周年記念式典やパーティーなどではスマートカジュアルが好ましいだろう。
一方、はっきりとドレスコードにスマートカジュアルを指定している場所もある。ホテルのレストランや高級、老舗レストランなどがそれにあたる。よく確認したうえで服装選びをおこなおう。
3. スマートカジュアル向けのおすすめアイテム

では、ドレスコードにスマートカジュアルと示されている場合、具体的にどのようなファッションアイテムを用いればよいのだろう。以下におすすめのアイテムを紹介していこう。
その1.ジャケット
ジャケットを羽織れば、一気にドレスコードのスマートカジュアルに見合う服装になる。ジャケットのタイプはテーラードジャケットがおすすめ。テーラードジャケットの定義は曖昧だが、上下セットのスーツとは違い単体で着用するジャケットを指している。スマートカジュアルにはウール素材のものを選び、季節によっては麻や綿もよいだろう。色はブラック、ネイビー、グレーなどを選べば間違いないはずだ。
その2.シャツ
白や薄い色味のシャツが無難だが、ビジネススタイルとは差をつけたほうがおしゃれ度はアップする。派手すぎない程度に色味を加え、控えめなストライプやチェックなどの柄を取り入れてもよいだろう。スマートカジュアルの場合は、ネクタイを締めなくても問題ない。ノーネクタイでもキレイに見えるホリゾンタルカラーやボタンダウンのシャツも試してみてはいかがだろう。
その3.パンツ
フォーマルスタイルでは、上下がセットのスーツの着用が前提だが、ドレスコードにスマートカジュアルとある場合は、上下のセットアップでなくても構わない。同じスマートカジュアルでも、出向く先の雰囲気を考慮してパンツの素材を選んでいこう。ドレッシーにきめるなら、スラックスを。カジュアルな雰囲気でOKなら、チノパンツやリネンパンツなどがおすすめだ。色はジャケットの色合いに合うものをチョイス。ベージュ、グレー、紺、黒などが定番だ。
その4.シューズ
スマートカジュアルの場合も、革靴を選べば無難だろう。フォーマルに近い雰囲気のストレートチップをはじめ、ウイングチップや穴のあいたデザインのメダリオンもおすすめ。オシャレ上級者を目指すなら、ローファーにも挑戦してみよう。やや、カジュアル寄りなら、スニーカーもNGではない。その場合は、革素材のスニーカーなど、上質な素材を選ぶようにしよう。
4. スマートカジュアルに向かないアイテム

ドレスコードにスマートカジュアルとある場合のおすすめアイテムをご紹介したが、一方でスマートカジュアルに不向きなアイテムとはどのようなものだろうか。ご存じのとおり、ドレスコードがスマートカジュアルとなっている場合、サンダルやハーフパンツはカジュアルになるアイテムなのでNGだ。
迷うアイテムがジーンズ。ダメージジーンズは避けるべきだが、最近では濃紺のキレイめのジーンズであればOKとする風潮もある。白いTシャツも同様に、丸首で生地のしっかりとしたタイプなら取り入れることも可能だろう。
盲点なのが、ビジネススーツのジャケットをスマートカジュアルに取り入れること。前述したように、スマートカジュアルのジャケットの素材はウールまたは綿や麻だ。ビジネススーツのジャケットでは光沢があり、また仕立ても異なってくる。加えて、ネクタイを外すとなると、オシャレに見えないだけでなく、だらしなく見えるだけなので避けるようにしよう。
ドレスコードにスマートカジュアルの指定があるときは、以上のようなアイテムを避け、オシャレで洗練されたスタイルを目指してほしい。
5. スマートカジュアルの季節別のコーデ例

ここからは、ドレスコードがスマートカジュアルに指定されている際に真似できるコーデをご紹介しよう。季節別におすすめのアイテムを交えながら紹介するので、参考にしてほしい。
その1.春夏のスマートカジュアルのコーデ例
肌寒い日もある春にドレスコードがスマートカジュアルとなっていれば、テーラードジャケットを着用すれば間違いない。色はネイビーがおすすめ。同系色の細身のパンツと合わせるとすっきりと着こなせる。ジャケットのインナーには白系統のシャツでさわやかに。上質な白やグレーのTシャツを合わせてもよいだろう。
真夏になると、ジャケットの着用は少々暑苦しくなる。真夏に最適なスマートカジュアルのアイテムはポロシャツだ。ネイビーなどの濃い色味のポロシャツに白のパンツを合わせると、涼しげで好印象。足元には黒のレザーシューズを合わせれば、カジュアルになりすぎずスマートカジュアルに向いたコーデになるだろう。
その2.秋冬のスマートカジュアルのコーデ例
重たい印象になりがちな秋冬のコーデ。濃い色味のジャケットにはベージュのパンツを合わせると軽やかさも演出できる。控えめなモノトーンのチェックシャツは、ネイビーのニットを重ねて着れば、柄がほどよく見えてよいだろう。ドレスコードがスマートカジュアルの場合、秋冬のコーデのポイントは明るい色味をプラスすること。パンツやシャツに取り入れてバランスを取るようにしよう。
結論
ドレスコードにスマートカジュアルと指定されている場合、堅苦しくなく、カジュアルになりすぎないというバランスが難しいかもしれない。だが、ジャケットの着用や色柄のチョイスなどのポイントを押さえれば、オシャレなスマートカジュアルコーデは意外とつくりやすい。スマートカジュアルに不向きなアイテムは避けつつ、今回ご紹介したアイテムを上手に取り入れてみてほしい。