目次
1. にんにくの臭いが残る原因

そもそも、なぜにんにくを食べると臭いが残る人がいるのだろうか。ここでは、にんにくの臭いが残る原因を紹介していこう。
にんにく臭の原因はアリシン
にんにくの臭いの原因は、アリシンという物質だ。にんにくにはアリインが含まれており、切ったり擦ったりして細胞が破壊されるとアリシンに変わり臭いが強くなる。皮つきのにんにくより、調理をしたにんにくのほうが臭いが強いのはこのためである。
消えるまでには約48時間かかる
体質により個人差があるが、にんにくの臭いが消えるまでに約48時間かかるといわれている。にんにくの臭いの原因は、口に残った食べかすや汚れだけではない。にんにくを食べると臭いの原因になる物質が身体に留まり、肺から出る息が臭くなるのだ。食後に歯磨きをしたりガムを食べたりしても臭いが残る人は、口ではなく息自体がにんにく臭を放っているかもしれない。
2. にんにくの臭いが残る人と残らない人の違い

同じにんにくを使った料理を食べても、にんにくの臭いが残る人とそこまで気にならない人がいるだろう。にんにくの臭いが残る人と残らない人の違いをチェックしていこう。
消化の働きの違い
にんにくのにおいが残る人と残らない人は、消化の働きに違いがあるといわれている。ただし、においが残りにくい人であっても、にんにくを大量に食べ過ぎると体調不良を引き起こす可能性があるので注意してほしい。
血液循環の違い
血液循環が悪いと、体内にある臭い成分を代謝しにくいため、にんにく臭が残りやすくなる。においが残る人は、入浴や運動で血流を促すのがおすすめだ。
代謝の働きの違い
代謝がよい人はそうでない人に比べて、臭い成分が身体から排出されやすい。臭いが残る人は、運動や入浴のような代謝をアップする習慣をつけるのもよいだろう。
3. にんにくの臭いが残る人におすすめの食品

にんにくの臭いが気になる場合に効果があるといわれている食べ物や飲み物がある。ここからは、にんにくの臭いが残る人におすすめの食品を見ていこう。
牛乳
にんにくを食べる前に牛乳を飲むと、臭いを抑えてくれるといわれている。また、乳製品であるチーズも同様の効果が見込まれる。にんにく料理を食べる予定がある日は、あらかじめ牛乳を飲んでおいてもよいだろう。
りんご
りんごには、臭いを減らす効果が期待できるポリフェノールやペクチンが含まれている。にんにくの臭いが残る人は、デザートにりんごを食べてみてもよいだろう。
お茶
にんにくと一緒にウーロン茶や緑茶、ジャスミン茶を飲むのもおすすめだ。これらのお茶にはポリフェノールが含まれているからである。にんにく料理と一緒にお茶を楽しむとよいだろう。
コーヒー
コーヒーも、タンニンやポリフェノールが含まれている飲み物だ。そのため、にんにくを食べるときのお供に向いている。
4. 食事以外でにんにくの臭いを消すには?

食事以外にも、にんにくの臭いをケアする方法がある。にんにくの臭いが残る人は、ぜひ試してみてほしい。
歯磨きをきちんとする
口から臭うにんにく臭は、歯磨きをきちんとすればケアできる。歯ブラシだけでなく、フロスや舌ブラシなどを使って隅々までキレイにするのがポイントだ。にんにくの臭いが残る人は、歯ブラシやマウスウォッシュを持ち歩くとよいだろう。
入浴してたくさん汗をかく
体内から臭うにんにく臭を代謝するには、入浴してたくさん汗をかくのがおすすめである。においが残る人は、じっくりと汗をかける半身浴をするとよいだろう。水分不足にならないように、しっかり水分を摂りながら入浴してほしい。
水分を多めに摂取する
水分を多めに摂取して、においの原因になる成分の排出を促すのもおすすめだ。汗をかけない外出先であれば、水分補給を心がけるとよいだろう。また、口が乾くと口臭が強くなりやすい。口臭予防のためにも、こまめな水分補給がおすすめである。
結論
にんにく臭の原因は、口の中に残る食べかすだけでない。にんにくの成分が体内に入ると、息自体が臭うことがある。そのため、歯磨きのような口内ケアだけでなく、にんにくの成分の代謝を促すことも大切である。にんにくの臭いが残る人は、今回紹介した対策をぜひ試してみてほしい。にんにく臭をケアして、より快適な毎日を送ろう。