髭が生えないのはなぜ？理由や生やしたい場合の対処方法を解説

なぜ髭が生えない男性と髭が濃い男性が存在するのだろうか？髭が生えない主な理由は「遺伝」「男性ホルモン」の2つといわれている。

髭を含む体毛の濃さには、遺伝が大きく関わっているという。もし父親の髭が薄い場合、その子供も髭が薄くなる可能性が高いのだ。父親の髭が濃かったとしても、祖父の髭が薄かった場合は隔世遺伝として引き継がれることもある。

髭の濃さは、男性ホルモンであるテストステロンの分泌量にも関係している。テストステロンは男性らしい体格や性格などを作るのに欠かせないホルモンで、テストステロンが多いほど体毛は濃くなり、少ないほど体毛が薄くなるとされている。テストステロンは加齢だけでなくストレスや生活習慣によっても減少してしまう。

髭を生やして楽しむ男性が増えている一方で、髭を脱毛する男性も存在する。髭が生えないことには、メリットとデメリットの両方があるといえるだろう。

髭が生えない・薄い方は髭剃りの回数が少なく済み、シェービングで肌荒れするリスクも減る。青髭も目立ちにくいため、肌がキレイに見えるのが大きなメリットだ。女性の8割以上が「髭がないほうがよい」と考えているという調査もあり、髭が生えない男性は女性からも好まれやすい傾向にあるようだ。清潔感や爽やかさといった印象をアピールできるのは髭が薄い男性の特権だろう。

一方で、髭が薄いと中性的・子供っぽいといった印象を持たれやすいのも事実だ。髭を生やして渋さや男らしさを楽しむことができないのはデメリットといえるだろう。ビジネスシーンなどでは髭を生やすことで頼りがいある印象を演出できるケースも多いが、髭が生えない男性にはそういったイメチェンは難しい。また髭が生えない部分があると、好みのデザインに髭を整えにくいのもデメリットのひとつである。

髭が生えないことで清潔感や中性的な魅力をアピールできるが、やはり男性らしい濃い髭を生やしたいと思う方も多いだろう。髭を濃く生やしたい場合の対処方法についても紹介しよう。

髭の濃さに影響するテストステロンの分泌量は、生活習慣の改善によって増やすことが可能とされている。よく知られた方法が「筋トレ」や「良質な睡眠」で成長ホルモンの分泌を盛んにすることだ。日常的に適度な筋トレや早寝早起きなどの習慣を身に付けることで、テストステロンの増加を狙えるのだ。また、たんぱく質や亜鉛がテストステロンの増加に好影響をもたらすこともわかっている。髭を濃くしたいなら、バランスのよい食事に加えこの2種類を意識的に摂るのもおすすめだ。

髭専用の育毛剤を使うのも手軽にできる対処方法のひとつだ。髭専用の育毛剤はネットショッピングやドラッグストアなどでも手に入るので探してみよう。ただし頭髪用の育毛剤ではなく、髭専用であることをしっかり確認してから使うようにしよう。

美容クリニックでは、ホルモン療法でテストステロンを増やす治療を行っている所もある。また、髭の植毛に対応しているクリニックも存在する。費用は高額になるが、どうしても髭が生えない方や真剣に生やしたい方であれば、一度そういった医療機関に相談してみるのもよいだろう。

髭が生えないのは遺伝や男性ホルモンが少ないことが原因とされており、簡単に変えるのは難しいといえる。しかし筋トレや髭の育毛剤などを根気よく続けることで、少しずつ髭を濃くできる可能性は十分ある。諦めず長い目で取り組んでみてほしい。また、髭が生えないメリットを活かし、あえて中性的なスタイルを楽しんでみるのもよい方法かもしれない。