目次
1. 厄年とは?

そもそも、厄年とはどのようなものなのか、詳しく知らない方もいるだろう。ここでは、厄年について解説しよう。
前厄・本厄・後厄の年齢
厄年とは、災難にあいやすい年齢のため、いつもより慎ましくすごしたほうがよい年のことだ。科学的根拠はないが、平安時代から続く考え方で、古くから日本人に意識されてきた。一般的には、男性が25・42・61歳、女性は19・33・37・61歳が本厄とされることが多い。本厄の前の年を前厄、次の年を後厄としている。
厄払いと厄除けの違い
神社で行う厄払いは、自分の中にある悪いものをはらうものだ。一方、厄除けは災難が寄り付かないように願うもので、お寺で受けることが多い。一部、神社でも執り行うことがあるようだ。
2. 厄年のお祓いの時期はいつからいつまで?

厄年のお祓いは、いつからいつまでのあいだに行えばよいのだろうか。お祓いを受ける時期をチェックしていこう。
一般的には元旦から節分までに行う
厄年のお祓いは、一般的に元旦から節分までに行うことが多い。神社や地域によっては、異なる時期にお祓いを行うこともある。
明確な時期は決まっていない
実は、厄年のお祓いは1年中受け付けている神社がほとんどだ。また、元旦から節分までの時期にこだわらず、自分の記念日にあわせたり日柄のよい日を選んだりする方もいる。そのため、自分が納得できる時期にお祓いを受けるのがよいだろう。
3. 厄年のお祓いで渡す金額は?

厄年のお祓いをお願いするときは、神社へ「初穂料」という祈祷料を支払う。ここからは、厄年のお祓いで渡す金額の相場を見ていこう。
相場は5,000~10,000円
地域によって差はあるが、お祓いの相場は5,000~10,000円程度だ。金額で迷ったら、お祓いをお願いする神社に相談してみるとよいだろう。
お金の渡し方
初穂料は、蝶結びの祝儀袋や白い封筒に入れて用意しよう。封筒には表面に「初穂料」と書き、下にお祓いを受ける方の名前を入れる。裏面には金額を書いておこう。
4. 厄年のお祓いに行く際の服装は?

お祓いに行こうと思ったときに、何を着て行けばよいのか悩むこともあるだろう。最後に、厄年のお祓いを受ける際の服装を見ていこう。
失礼のない格好であれば問題ない
厄年のお祓いを受けるときの服装は、とくに指定がないことが多い。しかし、過度な露出がある服装や華美な服装は避けたほうが無難だ。失礼のない服装を心がけよう。
できれば正装が好ましい
神社は神聖な場所なので、できれば正装で行くのがベストだ。おすすめな服装は、礼服やスーツである。靴を脱ぐこともあるので、ストッキングや靴下は必ず着用してほしい。神社のHPで服装を案内していることもあるので、事前にチェックしておくとよい。
5. 厄年のお祓いは代理や喪中でもできる?

忙しくて厄年のお祓いを受けられない場合は、代理の方がお祓いを受けることも可能だ。生年月日と名前を伝えれば、代理でもかまわないと考えられている。ただし、一部の神社やお寺では受け付けていないこともあるため、事前に確認してほしい。
また、喪中の方は、厄年のお祓いを受けてもよいのか迷うこともあるだろう。喪中の考え方は、神社やお寺によって異なるため、お祓いを受ける場所に問い合わせてほしい。
結論
お祓いを受ける機会はあまり多くないため、どのように受けたらよいのか迷う方も多いだろう。今回は、お祓いを受ける際の基本的な情報をまとめたので、ぜひ役立ててほしい。また、お祓いを受けて無事に1年をすごせたら、お礼参りも欠かさないようにしよう。