目次
1. 卒業式での父親の服装マナーとは?

卒業式のようなフォーマルな場では、特別なスーツを仕立てる必要があるのではと思う方もいるだろう。しかし実際のところはどうなのか、まずは卒業式での父親の服装マナーの基本から解説する。
ビジネススーツを着用する
卒業式での父親の服装は、普段通りのビジネススーツでOKだ。礼服など、格式高いブラックスーツで参列すると、浮いてしまうため注意したい。ただし、フォーマルスーツではないからといって、カジュアルな印象のジャケットやパンツの着用もNG。卒業式の主役は子どもということを踏まえ、あまり目立ちすぎず、無難な選択を行うのが正しい服装マナーとなる。
落ち着いた色柄を選ぶ
ビジネススーツコーデでも、落ち着いた色柄を選ぶのが卒業式での父親の服装マナーの基本である。あまりに派手な色柄や奇抜なデザインを選んでしまうと、ひとり場違いな雰囲気を作ってしまうことも。せっかくの卒業式を台なしにしないためにも、色柄選びは慎重に行いたい。
2. 卒業式での父親の服装の選び方

本項では、卒業式での父親の服装の選び方のポイントを解説する。スーツの色柄をはじめ、シャツやネクタイ、ベルトや靴まで、卒業式にふさわしいコーデを意識しよう。
スーツの色柄の選び方
スーツの色柄は、ダークスーツを基準にして選ぶのがポイントだ。定番のネイビースーツやグレースーツはもちろん、ビジネス向けのブラックスーツもおすすめ。基本的には柄物のスーツは避け、シンプルな無地を選ぶのが無難だが、シャドーストライプなど控えめなデザインであれば問題なく着用できる。
シャツやネクタイの選び方
卒業式の場では、正式にはシャツは白がよいとされている。ただし、淡い色のストライプや薄いブルーのシャツでも、失礼な服装にはあたらない。白シャツの場合、着用前に襟まわりの黄ばみや汚れがないか、よく確認しておくことが重要だ。
ネクタイはオシャレのアクセントとして活用できるアイテムだが、卒業式の場では落ち着いたものを選ぶのが基本である。色はグレーやシルバー、淡いブルーなどを選び、柄はドットやストライプがおすすめ。白や黒の単色のデザインは、重い雰囲気を与えるので避けるようにしたい。
ベルトや靴の選び方
ベルトや靴は、ビジネススタイルの定番である黒かブラウンを選ぶのがベスト。スーツスタイルの服装マナーの基本として、ベルトと靴の色は必ず合わせておきたい。靴のデザインはフォーマルなストレートチップがおすすめ。靴の汚れは人から目立ちやすい部分なので、卒業式で履く場合は事前のメンテナンスを忘れないように注意しよう。
3. 卒業式での父親のオシャレな服装コーデ

卒業式での父親は、シンプルなビジネススーツで参列するのが服装マナーだが、工夫次第ではオシャレなコーデを演出できる。スーツの色に合わせて、服装マナーの範囲内でオシャレを楽しんでみよう。
スーツの色別のコーデ例
スーツの色別のコーデ例は以下の通り。卒業式に参列する際の参考にしてもらいたい。
【ネイビースーツ】
ネイビースーツは、落ち着いた印象のダークスーツのなかでも、華やかな雰囲気を演出できるのが特徴だ。同色のベストも加わった、スリーピースで着こなすのもおすすめ。シャツは基本的には白を選び、ネクタイは落ち着いた色味のストライプや、ラベンダーなどのパステルカラーも好相性である。
【グレースーツ】
グレースーツは、安心感や品格のある印象を与えられるのが特徴だ。色味が深くなるほど、知的な雰囲気を演出できる。全体をフォーマルなイメージで統一したいなら、白シャツにダークカラーのネクタイがおすすめ。また、グレーは明るい色味とも相性がよいので、パステルカラーのネクタイとも合わせやすいのがポイントだ。
【ブラックスーツ】
ブラックスーツは、正統派で引き締まった印象を与えられるのが特徴だ。どのような色味とも合わせやすいのが魅力だが、ブラックスーツを選ぶのなら、あえて卒業式の場ではシャツ・ネクタイともに落ち着いた色味で統一して、大人の雰囲気を演出したい。ただし、深い色味になるほど礼服に近くなるため注意しよう。さりげないオシャレとしてシャドーストライプを選ぶのもおすすめだ。
結論
卒業式での父親の服装マナーや服装の選び方などについて、理解を深めてもらえただろう。フォーマルな場だからと格式高い服装を選ぶと浮いてしまい、カジュアルに崩しすぎるとマナー違反になってしまう。普段通りのビジネススーツというコーデのなかで、仕事のときとは少し違った工夫を加え、さりげないオシャレを意識してみよう。