目次
- フロントボタンをとめる。
- 背中側を上にして置き、裾を整える。
- ジャケットの中央から、縦に二つ折りにする。
- 袖を内側に折りたたむ。袖のラインが2の折り目と平行になるようにしよう。
- 反対側も同様に織り込む。
- 横に1度折ったら完成である。
- センタープレスにあわせて折る。
- 裾をウエスト部分にあわせるように2回畳む。
- ジャケットと一緒に持ち運ぶときは、「ジャケットの畳み方」にある5の段階で、パンツをジャケットの上に乗せ、つつむようにして折るとまとめておける。
1. スーツの持ち運びが必要なシーン

スーツの持ち運びが必要になるのは、出張や冠婚葬祭などだ。とくに葬式や通夜などは急にスケジュールが入ることも少なくないため、あらかじめ用意しておくと慌てずに済むだろう。また、短距離の移動であれば着て行くのも手だが、長時間着続けているとシワや痛みの原因になるため、できるだけカバンやケースに入れて持ち運んだほうがよいだろう。
2. スーツの基本的な持ち運び方

スーツの基本的な持ち運び方は、スーツケース・スーツカバー・ガーメントバッグの3種類だ。それぞれの特徴やメリットを紹介していこう。
その1.スーツケース
スーツケースは、ほかの荷物と一緒にスーツを持ち運びたいときに重宝する。しかし、スーツケースの中へぎゅうぎゅうに荷物を詰め込んでしまうと、シワや傷みの原因になるだろう。スーツケースを使うときは、畳んだスーツをタオルやケースで包み、シワや汚れがつかないようにしよう。また、スーツを収納するためのスペースが設けられているスーツケースもあるため、持ち運びの機会が多い方はチェックしてほしい。
その2.スーツカバー
短距離の持ち運びであれば、スーツカバーを活用するとよい。わざわざ用意しなくても、スーツを買ったときについてくるもので十分だろう。スーツカバーに入れた状態であれば、シワや汚れがつきにくい。ただし、かさばるので長距離の移動には向いていないだろう。
その3.ガーメントバッグ
長距離の移動があるときは、ガーメントバッグを活用しよう。ガーメントバッグとは、衣類を持ち運ぶために設計された専用のカバンのことだ。ハンガーが内蔵されていて、シワにならずに持ち運びが可能である。また、キャリーバックのハンドルにセットできるものや肩から掛けられるものなどが販売されている。さまざまなサイズや収納力の商品が選べるため、自分が使いやすいものをセレクトしよう。
3. 持ち運び時のスーツの畳み方

スーツをキレイなまま携帯するには、持ち運び方法だけでなく、畳み方も重要である。ここからは、シワになりにくいスーツの畳み方を解説していこう。
その1.スーツケース
その2.パンツの畳み方
4. スーツを持ち運ぶ際の注意点

ここからは、スーツの持ち運び時に気をつけてほしいポイントを解説していこう。
その1.ニオイ移りに注意する
スーツの持ち運び時には、ニオイ移りに注意しよう。ニオイが強いものとスーツを一緒にしておくと、ニオイ移りの原因になってしまう。ニオイはなかなかとれないため、そのまま着て行くと周りの方に迷惑をかけてしまうだろう。そうならないために、スーツの持ち運び時には、香水や食べ物のようなニオイを発するものから離して収納しよう。また、液体の近くに置くとシミになる可能性があるため、化粧水やペットボトルからも離したほうがよいだろう。
その2.雨や湿気に注意する
雨の日や湿気が多い季節は、スーツの生地が重たくなりやすい。さらに、シワや色落ちの原因にもなるので注意が必要である。心配なときは、撥水加工が施されている収納バッグを使ったり除湿剤を入れたりしておくとよいだろう。可能であれば、移動先で簡単なお手入れができるスーツのメンテナンスグッズを持って行くと安心だ。
結論
スーツは周りの方に見られることが多いので、しっかりとメンテナンスされたものを着るのが大人のマナーである。そのため、出張や冠婚葬祭などでスーツを携帯する際は、シワや生地の傷みに注意が必要だ。スーツの持ち運び方法は、距離や移動方法にあわせて選ぶとよい。また、畳み方や収納場所にも気を配って、キレイな状態でスーツを運んでほしい。スーツを上手に携帯して、どこでもかっこよくスーツを着こなそう。