目次
1. スーツにネクタイなしでもOK?

かつては、ネクタイなしでスーツを着用するのはマナー違反とされていた。しかし、最近ではクールビズやオフィスカジュアルが社会に浸透し、ネクタイなしでスーツを着る機会が増えている。そのため、ネクタイなしでもかっこよくスーツを着こなす方法をマスターしておいたほうがよいだろう。
ノーネクタイがNGになるシーン
ノーネクタイが浸透してきたといっても、ネクタイをつけなくてはならないシーンもある。たとえば、大切な商談やプレゼン、お客様の対応時などはネクタイが必要だろう。また、冠婚葬祭のようなフォーマルシーンでもネクタイの着用が望ましい。ネクタイの有無は、TPOにあわせて判断しよう。
2. ネクタイなしでスーツを着こなす方法

ノーネクタイでもかっこよくスーツを着るためには、いくつかのポイントを押さえてほしい。ここでは、ネクタイなしでスーツを着こなす方法を紹介していこう。
その1.襟の形にこだわる
ワイシャツのデザインによっては、ネクタイなしだと襟がだぼついてしまい、首元がだらしなく見えることがある。そのため、ノーネクタイでも形が崩れない襟の形を選ぼう。おすすめなのが、襟の先にボタンがついているボタンダウンか、襟が大きく開いているホリゾンタルだ。ネクタイなしでもVゾーンがキレイに見え、かっこよくスーツを着られるだろう。
また、どうしても首元やVラインが寂しく見えるときは、ポケットチーフを入れてワンポイントにするとよい。シンプルなポケットチーフをさりげなく挿すだけで、華やかな雰囲気が増すだろう。
その2.ボタンを開けすぎない
ノーネクタイでスーツを着る場合、ワイシャツのボタンは開けすぎないように注意してほしい。ボタンを2個以上開けると、はだけすぎてだらしない印象になるからだ。ボタンを開けるなら第一ボタンまでにして、さわやかにスーツを着こなそう。また、上品さや誠実さを演出したい場合は、ボタンをすべて留める着こなしもおすすめである。
その3.Vネックのインナーを着る
ノーネクタイだと、ワイシャツの第一ボタンを開けることも多いだろう。そのときに、胸元からインナーが見えてしまうのはマナー違反である。そのため、胸元から見えにくいVネックのインナーがおすすめである。また、ワイシャツの上からインナーが透けるのもかっこ悪いため、ベージュや白といった透けにくいカラーのアイテムを選ぼう。
3. スーツに合うノーネクタイコーデ例

ここからは、ネクタイなしのスーツコーディネート例を紹介していこう。ノーネクタイでスーツを着るときの参考にしてほしい。
その1.白色のシャツ×ネイビースーツ
シンプルなネイビースーツの中に、白色のシャツを着るとスタイリッシュなビジネススタイルのできあがり。定番のコーディネートで、さまざまなシーンに対応できるだろう。シンプルすぎると感じる男性は、ワイシャツをサックスブルーのものに変えたりストライプ柄のものにしたりして、遊び心を加えてもよいだろう。
その2.ボタンダウン×ネイビースーツ
ネクタイなしでもかっこよくキマるボタンダウンのワイシャツとネイビースーツの組み合わせは、大人っぽいコーディネートを楽しみたい方にぴったりだ。ワイシャツの色は、白やサックスブルーが組み合わせやすいだろう。目立ちすぎない柄が入ったものもおすすめである。
その3.ネイビーシャツ×グレースーツ
存在感のあるネイビーシャツは、ネクタイなしでもクールな印象に近づける。軽やかな雰囲気を演出するために、ジャケットはグレーをセレクトしよう。パンツの色は、ジャケットと同じグレーか、キレイにまとまるブラックがおすすめである。
また、オフィスカジュアルが許容されている会社であれば、ネイビーのポロシャツにグレーのスラックスを合わせるのもよいだろう。シンプルで涼しげな、夏にぴったりのコーディネートが完成する。
結論
スーツをネクタイなしでかっこよく着こなすには、ワイシャツやインナー、全体のコーディネートなどに気を配る必要がある。とくに、ネクタイがない分、ワイシャツの形状やデザインが目立ちやすくなるので、ワイシャツ選びは慎重に行ってほしい。ノーネクタイでスーツを着こなして、快適かつオシャレにオフィスの夏をすごしてほしい。