髭のおしゃれな整え方 | モテるかっこいいヒゲデザインを紹介

髭はキレイに整っていればファッションになるが、ただ伸ばしているだけでは不潔な印象になり、おしゃれとは程遠くなってしまう。おしゃれに見える髭の条件とは、髭の長さや生やすエリアがしっかりデザイニングされていることだ。似合う髭を蓄えている男性ほど、意外なほど細部までしっかり手入れをしていることが多い。伸ばしっぱなしの無精髭は、大半の女性から好まれないのはもちろん、会社や学校でもイメージが悪くなってしまうだろう。狙いを定めて整えることで、はじめておしゃれな髭・モテる髭は完成するのである。

おしゃれな髭をデザインするために、まずは髭の整え方の基本的な手順を知っておこう。

まずは、ハサミorトリマーで伸びた髭を均一にカットしよう。長さは清潔感を重視する場合2～3mm程度がおすすめだが、好みによっては5～6mm残してもOKだ。髭用のハサミは安価で手に入り、使い方も単純なので初めての手入れに向いている。トリマーは値段は上がるが、1mm～15mmほどまで好きな長さに髭を自動で切り揃えてくれる便利なアイテムである。

口髭は長すぎると食事の邪魔になり不衛生なので、唇にかからない長さまでカットしよう。中央をやや長めに残し、サイドに向かって徐々に短くしていくと自然に見える。顎鬚はどんな顔立ちにも似合いやすい髭であり、髭が似合うか不安な方は「顎鬚のみ」から試すのがおすすめだ。顎鬚もサイドに向かって短くすることで顔馴染みがよくなる。口髭と顎鬚を両方生やす場合は、口髭より顎鬚をやや長めにしよう。

頬髭をデザインしたい方は、ワイルドになりすぎないように輪郭に沿って残すようにカットするのがおすすめだ。広範囲に頬髭を生やすのはかなり難易度の高いスタイルとなる。輪郭に沿って頬髭を残し、顎鬚からもみあげに向かって繋げるようにすると自然で男らしい髭になる。どの部位も、この時点では全体をざっくりと整えておこう。

全体を大まかにカットしたら、続いて電気シェーバーorカミソリで不要な部分を剃り落していく。首、頬、あごの広い部分を最初に剃ってから、細かい部分を整えていくのが剃り方のポイントだ。左右対称になるよう丁寧にシェービングしよう。カミソリの場合、肌を守るために必ずシェービングフォームやジェルを使うことも大切だ。

髭を剃ったあとの肌は敏感な状態なので、最後に乳液やアフターシェーブローションなどで保湿をする。肌荒れや吹き出物があるとおしゃれな印象からは遠ざかってしまうため、清潔感のある髭にするためにも保湿はしっかり行おう。

ここからは顔型別におすすめのおしゃれな髭スタイルを紹介していこう。

四角顔の男性には、髭の面積が広めのワイルドなスタイルがよく似合う。口髭と顎鬚を両方生やしたり、口髭と顎鬚を繋げたりする「囲い髭」など男らしいデザインに挑戦してみよう。エラ張りが気になる方は、フェイスラインに沿って髭を残すスタイルもおすすめだ。

面長の男性は、横幅を強調したデザインを選ぶことで顔を短く見せることが可能だ。口髭を左右に広げるスタイルや、顎髭なら横幅を広くして短めに整えたスタイルだとバランスがよくなる。逆にもみあげ～顎鬚までをつなげるなど縦長のデザインは、顔が長く見えるため避けるが無難とされる。

丸顔の方は、縦のラインを強調したスタイルで顔を細く見せるのがおすすめだ。顎髭を少し長めにしたり、唇の下に細い縦ラインを作るスタイルなどが似合いやすいだろう。もみあげ～顎鬚までをつなぐデザインも、丸顔の方であれば顔がシャープに見えるので相性がよい。

卵形顔には比較的どんな髭スタイルも馴染みやすいとされている。定番のデザインだけでなく、顎鬚を富士山のような形に整えた「フジ」スタイルや、頬、口、顎と全体的に生やした無精髭スタイルなど、思い切って個性的なデザインを楽しむのもよいだろう。

髭のデザインには多くの種類があるため、選ぶのが難しいと感じる方もいるはずだ。そこで、ぜひ試してほしいおしゃれな髭デザイン実例を3つ紹介しよう。

顎・頬・口元と広範囲に髭を生やし、全体をベリーショートに整えたイチローのようなスタイルだ。精悍でシャープな雰囲気になり、ほどよくワイルドにしたい方に向いている。ただ短すぎると青髭のようになるため、長さは2～3mm程度に揃えてこまめに手入れをするのがポイントだ。

鼻下だけを残した髭は、意外と個性が強く似合う方が少ないとされている。「ちょび髭」に見えないよう、ヘアスタイルを長めにするなど全体的なバランスを考えるとおしゃれに見せられるだろう。ハマれば知的で大人っぽい雰囲気を演出できる。

男らしい印象を強めたいなら、もみあげと顎鬚を繋げてフェイスラインを囲むスタイルもおすすめだ。薄めに仕上げればビジネスシーンもOKなので、周りから頼もしく見られたい方は試してみてほしい。小顔効果もあるので、顔が大きい、エラが張っているなどの男性にも◎。

髭は顔の印象を変えられるメンズのおしゃれのひとつだ。髭に抵抗がある方でも、まず顎髭だけでも伸ばしてみると新たな自分を発見できるかもしれない。最初から似合わないと決めつけず、さまざまなスタイルに挑戦して自分に合った髭デザインを探してみよう。ただし、どんな髭でもこまめに手入れをし、清潔感を保つことは忘れないようにしてほしい。