目次
1. 髭剃りの正しいやり方 | カミソリ編

髭剃りの正しいやり方をカミソリ編から見ていこう。カミソリはしっかりと深剃りしたい方や、比較的肌が荒れにくい方に向いている。
髭剃りの前に洗顔する
髭剃り前に肌を整えることをプレシェービングと呼ぶが、カミソリの場合プレシェービングは仕上がりを左右する重要な工程だ。まずはぬるま湯で肌を濡らしたあと、洗顔料を使い顔全体を洗おう。洗顔料でしっかり汚れや雑菌を落としておくことで、髭剃り後の肌荒れや刃に雑菌が付着するのを防ぐことができる。
洗顔後に保湿する
洗顔料をしっかりと落としたら、すぐ剃り始めたい気持ちを抑え一度ローションなどで保湿をしよう。洗顔後の無防備な状態でそのまま髭剃りをするとダメージが大きくなるため、カミソリの場合はこの保湿を挟むやり方がおすすめだ。
髭と肌を温める
続いて蒸しタオルで顔を覆い、髭と肌を十分に温める。理容室などで見かける光景だが、温めることで毛穴が開き髭が柔らかくなるため、剃り味をよくする効果がある。剃り残しを防ぐためにも有効だ。
シェービング剤を塗る
シェービング剤は、摩擦を和らげ肌への負担を軽減するためにもたっぷりと使おう。フォームタイプはさっと広がり洗い落としも楽だが、剃るとき髭が見えないのがデメリットだ。ジェルタイプは髭を見ながら剃ることができ肌の保護力も高いが、落とすのにやや時間がかかる。自分が使いやすいものを選ぶようにしよう。
順剃りしてから逆剃りする
髭の生える流れに沿って剃るのが順剃り、毛の流れに逆らって剃るのが逆剃りだ。まずは負担の少ない順剃りで全体を剃っていこう。そして順剃りで剃りきれなかった部分を逆剃りでゆっくりと剃るのがおすすめの剃り方だ。始めから逆剃りで剃ろうとすると、刃が引っかかり肌を傷めることもあるので注意しよう。
張り手で深剃りする
順剃りと逆剃りで全体を剃り終えたら、最後に気になる部分を「張り手」で剃る。張り手とは、カミソリを持っていない方の手で肌を引っ張りながらカミソリをあてる方法で、髭を立たせ深剃りするのに有効だ。剃り残しやすい部分は、この張り手で丁寧に剃りきろう。
ぬるま湯で洗い流す
剃り終わったら、ぬるま湯でシェービング剤をしっかりと洗い落とす。シェービング剤が残っていると肌荒れの原因にもなるので、細かい部分まで念入りに落とそう。
顔に冷水をかけて毛穴を引き締める
髭剃り後は毛穴が開いているため、直後に冷水で洗って一度肌を引き締めるのがおすすめだ。どうしても必要な手順ではないが、冷水で引き締めておくことで雑菌の繁殖や毛穴のザラザラを防ぐことにもつながる。
最後に肌を保湿ケアする
締めくくりに、アフターシェーブローションなどで保湿ケアをする。髭剃り後の肌は敏感な状態なので、赤みやニキビなどに発展しないよう十分に保湿をしておこう。炎症を抑えたり肌を鎮静する作用がある保湿剤を選ぶのもよい。ローションだけで乾燥してしまう場合は、乳液などを適宜プラスしよう。
2. 髭剃りの正しいやり方 | 電動・電気シェーバー編

続いては、電動・電気シェーバーによる髭剃りの正しいやり方を見ていこう。電動・電気シェーバーは刃が直接肌に触れない構造になっており、肌が弱い方にもおすすめだ。ここでは、何もつけない基本の「ドライ剃り」のやり方を紹介する。
刃を直角になるように当てる
ドライ剃りは髭を柔らかくする手間などが必要なく、電源を入れたらすぐ始められるのがメリットだ。スイッチを入れ肌にフィットするよう刃を直角に当てたら、やさしく滑らせるように動かしていこう。
肌を引っ張って髭を立たせる
髭が寝ているところは、肌を引っ張って髭を立たせながら剃るとしっかり深剃りができる。剃りにくいからと強く当てるのはNGで、肌に均一に当たるようにするのがポイントだ。
髭の流れと逆向きに剃る
電動・電気シェーバーは、カミソリと違い最初から逆剃りで剃ることができるのも特徴だ。下から上へと毛の流れに逆らうように、ゆっくり丁寧に動かすと一度で効率よく剃ることができる。
モミアゲはトリマー刃を使う
モミアゲのような長い毛はシェーバーでは剃りにくいため、トリマー刃が装備されている場合はそれを使おう。トリマー刃が付いていないときは、モミアゲ周りは髭用トリマー(バリカン)などを併用して処理するのがおすすめだ。
シェーバー本体を定期的に手入れする
髭剃りが終わったら、シェーバーの剃り味を保つためにも定期的に手入れをしよう。付属の洗浄器を用いるか、洗浄器がない場合は石鹸などを使ってよく洗い、しっかり乾燥させよう。刃を長持ちさせたいなら、専用のシェーバーオイルを使ってメンテナンスするのもおすすめだ。
結論
髭剃りの正しいやり方について紹介した。髭剃りを念入りに行おうとするといろいろと細かい手順があり、面倒と感じる方もいるだろう。しかし正しいやり方で剃ることで肌へのダメージを最小限に抑えられるため、肌荒れしやすい方などはぜひ実践してみてほしい。手間をかけたぶん、髭剃り後の肌はツルツルで滑らかな仕上がりになるはずだ。