目次
1. ハイネックとタートルネックの違いとは?

ハイネックとタートルネックは、いずれも首元を覆うネックの種類なので、違いがはっきりわからないという方は多いだろう。過去には防寒具として使われていたデザインだが、現在では定番のデザインとして認知されており、季節を問わず親しまれている。ほかの似た種類であるモックネックやボトルネックとの違いも含め、ハイネックとタートルネックの違いについて解説していこう。
ハイネックとタートルネックの違い
ハイネックとは、首に沿った形で長く立ち上がった襟を指す。Tシャツやスウェットシャツなどに多い、一般的な丸型の襟はクルーネックと呼ばれるが、クルーネックよりも襟が高いことからハイネックと呼ばれる。
次にタートルネックとは、首に沿った形で筒状に伸びた襟を指す。亀が首を出す様子にたとえ、タートルネックと呼ばれたのがルーツとされている。ハイネックよりも襟が長く、通常は襟を二重に折り返して着ることが多い。ハイネックと聞くと、タートルネック以上に襟が長いイメージがあるかもしれないが、実際はタートルネックのほうが襟が長いのが大きな違いである。
ハイネックとモックネックの違い
モックネックとは、もとはモックタートルと呼ばれた種類であり、語源としてはタートルネック風の襟を指す。当初は低めのハイネックという意味合いで使われていたが、実はハイネックとの明確な違いはないとされ、現在では短めのハイネックや、ハイネックの同義語として使われることも多い。
ハイネックとボトルネックの違い
ボトルネックとは、首元がボトルの口のような形状をした襟を指す。首元に切り返しがなく、本体から襟までが1枚の布でつながっているのが特徴だ。ハイネックとは違い首の幅が広く、独特なシルエットがある。
2. ハイネックとタートルネックの着こなし方

続いて、ハイネックとタートルネックの着こなし方をそれぞれ解説する。シーンに合わせて着こなし方の違いを楽しんでもらいたい。
ハイネックの着こなし方
ハイネックの着こなし方のポイントは、アウターやボトムスなどにボリューム感があっても、全体がすっきりまとまりやすいことだ。もこもこしたジャケットをメインにしたコーディネートにもおすすめ。色の相性の例を挙げると、シルエットが大きく見えやすい白をトップスに選ぶなら、ふっくらとした襟のタートルネックよりも、シャープなシルエットのハイネックのほうが合わせやすい。
タートルネックの着こなし方
タートルネックはハイネックとは違い、首元にボリュームが出やすいので、アウターやボトムスはなるべくシンプルなデザインでまとめると、全体のバランスがよくなりやすい。もともと保温性に優れている点から、暖かい日はアウターなしのコーディネートが楽しめる点も魅力である。
結論
ハイネックとタートルネックの違いは、襟の長さに着目すればわかりやすいことを知ってもらった。タートルネックは、襟を二重に折り返せるくらい丈が長いと覚えておけば、それぞれの違いは一目瞭然だろう。オシャレな着こなしを意識したい方は、基本としてそれぞれの違いはしっかり押さえておこう。