目次
1. 香水のつけ方に関する基本マナー

さっそく、香水のつけ方に関する基本的なマナーを見ていこう。
シーンに合わせて香りを選ぶ
香水を選ぶときは、TPOに合わせた香りを選ぼう。たとえば、ビジネスシーンでつけるなら、すっきりとしてさわやかな石鹸やシトラスなどの香水がよいだろう。結婚式のようなフォーマルなシーンなら、華やかなフローラルや色っぽいウッディなどがおすすめだ。このように、シーンに合わせれば香り選びに迷わなくなるだろう。
法事や病院では香水をつけない
香水をつけていくとマナー違反になってしまう場所もある。例えば、線香のにおいを大切にすべき法事や、体調が悪い方もいる病院などだ。これらの場所では、香水をつけないようにしよう。
肌以外には使用しない
基本的に、香水は肌につけるのがおすすめだ。洋服につけてしまうと、香りが残って別の香水と混ざってしまうからである。同じ香水であっても重ねてつけると香りが強くなりすぎることもあるので、シャワーで洗い流せる肌につけるとよいだろう。
2. 香水の正しいつけ方やタイミング

ここからは、香水のつけ方を詳しく見ていこう。
種類別で見るつけ方
香水には、オーデコロンやオードトワレなど、複数の種類がある。種類別につけ方が異なるので、それぞれのポイントを見ていこう。
オーデコロン
香科の濃度が3~5%と低く、軽やかに香るのがオーデコロンだ。1~2時間程度で香りが飛ぶので、手軽に一吹きできるのが魅力である。
オードトワレ
香科の濃度が5~10%、持続時間は3~4時間程度で、使いやすいのがオードトワレだ。ほどよく香りが広がるので、量のつけすぎには注意しよう。
オードパルファム
香科の濃度が10~15%のオードパルファムは、4~6時間と長めの持続時間が特徴だ。高級感のある香りが多く、大人の魅力を演出できるだろう。
パルファン
香科の濃度が15~25%ともっとも高いのが、パルファンだ。少量でも強く香るため、高価なアイテムが多い。
つける量やタイミング
次に、香水をつける量やタイミングを紹介する。
香水の適量
一般的な香水の量は、1~2プッシュ程度だ。香り方はアイテムによって差があるので、量を調節してほしい。自分で香りがわかるほどつけていると、周りの方からするとつけすぎているかもしれない。
つけるタイミング
香水は、つけてから30分~1時間程度経つと本来の香りが出てくるといわれている。そのため、出かける少し前につけるのがおすすめだ。
3. 場所ごとの香水のつけ方

香水をつける身体のパーツによっても、適量が異なる。ここからは、香水をつけるときにおすすめな場所とつけ方を紹介していこう。
香水をつけるおすすめの場所
香水を上半身につけるか下半身につけるかによって、香り方が異なる。どのように香らせたいかによって選ぶとよいだろう。
香りを際立たせたいなら上半身
香りをしっかりと際立たせたいときは、手首や肘、胸元などの上半身につけよう。周囲の方に香りが伝わりやすいので、つける量には注意が必要だ。
ほのかに香らせたいなら下半身
ほのかに香らせたいときは、腰や太もも、足首といった下半身につけよう。香りは下から上にのぼって行くので、ふんわりとよい香りを漂わせることが可能だ。
結論
香水をつけるときは、場所や量などに注意して、周囲の方の迷惑にならないように心がけよう。また、マナーとして香水をつけていかないほうがよい場所も覚えておく必要があるだろう。マナーを守りつつ、香りのオシャレを楽しんでほしい。