目次
1. 喪服着用の際にネクタイピンを付けてもいい?

そもそも、喪服を着ているときにネクタイピンを付けてもよいのだろうか。基本的なマナーを見ていこう。
葬儀でのネクタイピンは基本的にはNG
葬儀でのネクタイピン着用は、基本的にはNGだ。ネクタイピンは、アクセサリーとしての役割もある。故人を悼む葬儀の場では、装飾品は付けないほうがよいだろう。
見えない位置に付けることもできる
どうしてもネクタイピンを使いたい場合は、周りの方から見えない位置に付けるとよい。ネクタイの裏側に回した小剣だけにつければ、周りから見えないだろう。
真珠のネクタイピンは付けても良い
小さな真珠が付いたネクタイピンは、喪服を着ているときに付けてもよいとされている。ただし、金属部分の光沢がなく、真珠は白かグレーで丸く、サイズが小さいものがふさわしい。
2. 喪服着用の際のネクタイの選び方

喪服を着るときは、マナーを守ったネクタイを選ぶことも大切だ。ネクタイの選び方を見ていこう。
ノーネクタイはNG
喪服を着ているときは、ノーネクタイはマナー違反とされている。もし喪服用のネクタイが手元になかったとしても、コンビニや100均で売られているので用意してから向かおう。
色や柄の選び方
ネクタイは、黒色で無地のものを選ぼう。光沢や柄が入ったものは避けたほうがよい。
葬儀の際のネクタイの結び方
葬儀の際は、ネクタイの結び方にも注意が必要だ。ネクタイの中央にディンプルと呼ばれるくぼみを作ってはいけないといわれている。ディンプルはネクタイを華やかにするために作られるものなので、葬儀にはふさわしくないからだ。
3. 喪服着用の際のネクタイピン以外のマナー

ここからは、喪服を着るときに気をつけたい小物についてのマナーを見ていこう。
葬儀の際の小物マナー
葬儀の際は、スーツと一緒に着用する小物にも細かなマナーが決まっている。
腕時計は付けないほうがよい
基本的に、腕時計は付けないほうが無難だ。もし付ける場合は、シンプルなデザインで、光沢のない素材のものを選ぼう。また、大きすぎるものや目立つものは避けてほしい。
ベルトやカフスは黒色を選ぶ
喪服とあわせて着用するベルトやカフスは、黒色のアイテムを選ぼう。また、光沢のあるものは避け、シンプルなデザインのものを着用するのがふさわしい。
結論
喪服を着るときは、基本的にネクタイピンを外したほうがよい。また、ネクタイピン以外にも守るべきマナーが決まっている。葬儀や法事は故人とその遺族のための場所なので、しっかりとマナーを守った服装を心がけてほしい。