目次
1. ビジネスシーンでは腕時計を付けるのがマナー?

かつて、ビジネスシーンでは腕時計を付けるのがマナーとされることが多かった。ビジネスマンにとってタイムマネージメントは欠かせないもので、手軽に時間を確認できる腕時計は必需品だったのだ。しかし、スマホで簡単に時間が確認できる現代においては、腕時計を持ち歩かない方も増えてきた。
腕時計を着用したほうがよい
とはいえ、ビジネスマンは腕時計を着用することをおすすめする。なぜなら、本人は時間を確認するためにスマホを見ていたとしても、周りの方からはメールやアプリなどを確認しているように見えてしまうからだ。大切な商談や会議など、時計を取り出しにくい状況もあるだろう。可能であれば、腕時計を付けるように心がけよう。
2. 腕時計に関するビジネスマナーとは?

社会人が腕時計を付けるなら、ビジネスシーンに相応しい商品を選んでほしい。腕時計を選ぶ際のビジネスマナーをチェックしていこう。
着用する腕時計の選び方
ビジネスシーンで付ける腕時計は、デザインやサイズ、ベルトの素材などに注意して選ぼう。
デジタルよりアナログを選ぶ
ビジネスシーンで付ける腕時計は、すっきりしたデザインのアナログ時計がおすすめだ。デジタル時計は多機能なものが多く、カジュアルな印象になりやすいため注意しよう。
奇抜な色やデザインは避ける
奇抜な色やデザインの腕時計は、ビジネスシーンにそぐわない場合がある。落ち着いたデザインのものを選んだほうが無難だ。
適切なケースサイズを選ぶ
ケースサイズが大きすぎると、スーツの袖口に収まりにくく、格好悪く見えることも。デザインだけでなく、ケースサイズもしっかりとチェックしてほしい。
ベルトの素材は革かシルバーにする
ベルトの素材は、黒や茶色の革製かシルバー製のものがおすすめだ。スーツのデザインやほかの小物とのバランスを見ながら選ぶとよいだろう。
3. 腕時計を着用する際のビジネスマナーとは?

腕時計の着用方法でも気をつけてほしいポイントがある。腕時計を着用する際のビジネスマナーをチェックしていこう。
腕時計の着用マナー
腕時計を着用するときは、腕時計以外のアイテムとの相性やTPOなどに気をつけてほしい。
革ベルトの場合は他のものと色を合わせる
ベルトが革製の腕時計を着用するときは、カバンやベルト、靴といったほかの革製の小物と色を合わせるとまとまりやすい。また、革の質感も合わせてコーディネートできるとベストだ。
TPOを意識する
フォーマルシーンなど、腕時計をしないほうがよいシチュエーションもある。TPOに合わせて腕時計を着用するように心がけてほしい。具体的なシチュエーションについては、次項で解説する。
上司よりも高価な腕時計は避ける
「上司よりも高価な腕時計は避けたほうがよい」とされる場合もある。上司にもよるが、部下が自分より高価な時計を付けているとよくない印象を抱く可能性も考えられるからだ。無難なコーディネートをしたいと考えている場合は、高価すぎる腕時計は避けるとよいだろう。
4. 冠婚葬祭での腕時計のマナーとは?

冠婚葬祭に参列する場合のマナーは、ビジネスマナーと異なる場合がある。ここからは、冠婚葬祭での腕時計のマナーを見ていこう。
結婚式での腕時計のマナー
かつては、結婚式で腕時計を付けるのはマナー違反とされていた。結婚式のようなめでたい場に招待されたのに、時間を気にしているのはよくないと考えられていたからだ。しかし、最近では腕時計もコーディネートの一部とみなされるようになり、着用している方も増えている。結婚式で腕時計を着用する場合は、落ち着いたデザインの三針のアナログ式タイプがよいだろう。
お葬式での腕時計のマナー
お葬式に参列する際はアクセサリーなどの装飾品を避けるべきだが、腕時計は結婚指輪などと同様に着用してもよいとされている。しかし、腕時計のデザインに注意しよう。白い文字盤に黒の革製のベルトを付けた、シンプルな腕時計がベストである。小さくてもダイヤなどの装飾が入った腕時計は装飾性が高いので避けたほうがよいだろう。どのような腕時計を付けるか迷ったら、着用しないのも手だ。
結論
手や腕は、意外に周囲の方から見られているポイントである。そのため、腕時計を付ける際はビジネスマナーを守るように心がけてほしい。また、腕時計のような小物も含め、TPOに合わせたコーディネートを心がけるとマナーを守った大人のオシャレが楽しめるだろう。