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【バーボン】とはどんなウイスキー?名前の由来や特徴、美味しい飲み方を紹介

【バーボン】とはどんなウイスキー?名前の由来や特徴、美味しい飲み方を紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2020年3月17日

華やかな香りと美しい褐色が印象的なお酒、バーボン。大人のイメージの強いバーボンは世界五大ウィスキーの一種だが、その名前の由来はアメリカの独立戦争まで遡る。今回はウイスキー通の間でも意外に知られていない、バーボンの名前の由来やその他のウイスキーとの違いなどについて解説する。

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1. バーボンの名前の由来

「バーボン」の名前の由来は、「ブルボン朝」である。世界史に明るい人ならピンと来たのではないだろうか?アメリカの歴史を独立戦争まで遡り、バーボンの名前の由来について解説する。

ブルボン朝とは

「ブルボン朝」とは、現在のフランスの前身となったフランス王国の王朝である。フランス王国は987年から始まり、フランス革命を経て王政が廃止された1848年まで続いた。1589年、戦争でヴァロワ朝が途絶してブルボン家のアンリ4世がフランス国王に即位したことによってブルボン朝はスタートし、途中22年ほど中断された期間はあるが、1830年まで続いた。

ブルボン朝とアメリカ独立戦争

そんなフランスの王朝名とバーボンの間には、どんな関係があるのだろう?その謎を紐解いていこう。

1775年、イギリスの植民地であったアメリカが独立宣言を発したことから、2国間での戦争(いわゆるアメリカ独立戦争)が始まった。この「アメリカ独立戦争」は1783年まで続くわけだが、この戦争時に重要な役割を果たしたのがフランスのブルボン朝だ。

戦争開始から3年後の1778年、当時のフランス王国(ブルボン朝)はアメリカの味方としてこの戦争に参戦する。1781年にはフランス軍とイギリス軍の間に"チェサピーク湾の海戦"が勃発したが、フランスはこれに大勝し、イギリスの敗北が決定づけられ、これがアメリカ独立の契機となった。つまり、アメリカ独立とブルボン朝とは非常に深い関係があるのだ。

アメリカがイギリスからの独立を果たした後、フランス王国がアメリカ側の味方となったことへの感謝の印として、後のアメリカ大統領トーマス・ジェファーソンがケンタッキー州の郡を「バーボン郡」と名付けた。ケンタッキー州といえば、今も昔もかわらぬアメリカのウイスキーづくりの中心地。その結果、この地域で作られるウイスキーの名前が「バーボン」と呼ばれるようになったというわけだ。

2. バーボンってどんなお酒?

アメリカで生まれた唯一無二のスピリッツ

バーボンは先述の通りアメリカ合衆国のケンタッキー州バーボン郡で生まれたウイスキーで、正確には"バーボン・ウイスキー"と言う。1789年にエライジャ・クレイグ牧師によって初めて作られたと伝えられており、エライジャ牧師は「バーボンの父」と呼ばれている。アメリカ人の生活に深く根付くバーボンは、戦後のアメリカをサポートし、またアメリカで生まれた唯一無二のスピリッツとして国民の誇りとなっている。

バーボンはウイスキーの一種

言うまでもなく、バーボンはウイスキーの一種である。ウイスキーとは、大麦麦芽やライ麦、トウモロコシなどの穀物を糖化・発酵・蒸留したお酒のことを指すが、その種類は原料や生産地によって多種多様だ。

余談だが、世界中に数あるウイスキーの中でもバーボンを中心とするアメリカンウイスキーは高品質で知られ、スコッチやアイリッシュウイスキーなどと並び「世界五大ウイスキー」のひとつにも数えられている。アメリカンウイスキーの中には、バーボンはもちろんのこと、バーボンの要件を満たしたうえでさらに独自の基準を課した「テネシーウイスキー」と呼ばれるウイスキーなどもある。

閑話休題。本題である、バーボンがどのような特徴をもつウイスキーなのか、以下で見ていこう。

バーボンの定義

バーボンと名乗るための要件は、実はアメリカの法律で厳密に定められている。その定義は以下の通りだ。
  • アメリカ国内で作られていること。
  • 原料のうち51%以上がトウモロコシであること。
  • 内側を焦がしたヴァージンオーク(オーク材で作られた新樽)で熟成させること。
  • 蒸溜時のアルコール度数が80%以下であること。
  • 樽詰め時のアルコール度数が62.5%以下であること。
特に②③は、バーボンを語るうえで欠かせない要素だ。ほかのウイスキーでは「モルト(大麦麦芽)」が主原料とされることが多いが、バーボンの主役はトウモロコシだ。それゆえ、バーボンは原料由来の甘やかな香ばしさが広がる。
また、ヴァージンオークの「内側を焦がす」というのもミソだ。オークは焦がすことで「バニリン」と呼ばれるバニラのような香味成分が生まれる。これが熟成されたバーボンに香りを移すため、まろやかな風味に仕上がるのだ。

バーボンの味の特徴

バーボンの味は、このように「まろやかで香ばしい甘み」が最大の特徴といえる。バーボンはほとんどの場合ブレンデッドウイスキーに属し、トウモロコシ由来のウイスキー(グレーンウイスキー)をベースに、モルトを使用したウイスキー(モルトウイスキー)がブレンドされており、バランスの取れた味わいに仕上がる。シングルモルトのような強いクセや風味はあまり感じられず、ウイスキー初心者でも比較的手を出しやすいといえるだろう。

一方で、バーボンは他の有名なウイスキーの種類にくらべ、全体として熟成期間が短めにとられることが多い。さらに、辛みの強いライ麦を使用したウイスキーがブレンドされることも多いため、「ややとげとげしい、ワイルドな味わい」であるともいえる。このあたりの妙は、ぜひご自身の舌で確かめてみてほしい。

3. バーボンの美味しい飲み方

バーボンの飲み方にルールはなく、いろいろな飲み方を楽しむことができる。最後に、バーボンの美味しい飲み方を紹介する。
  • ストレート
    グラスにバーボンを注ぐだけ。バーボンの風味を100%味わうことのできる飲み方だ。水か牛乳をチェイサーとして用意しておこう。
  • ロック
    ロックグラスに大きめの氷を入れ、バーボンを注ぐ。氷の溶け具合によって微妙に変化する味を楽しもう。
  • 水割り
    グラスに氷を入れ、バーボンと冷水を注ぐ。水の量はバーボンの2〜3倍が一般的だが、好みによって調節しよう。バーボンと水の量を同じにする飲み方「トワイスアップ」もおすすめ。
  • お湯割(ホット)
    温めたグラスにバーボンとお湯を注ぐ。お湯の量はバーボンの3倍ほどがおすすめ。80℃前後のお湯を使おう。
  • ハイボール
    グラスに氷を入れ、バーボンとソーダを注ぐ。ソーダの量はバーボンの3〜4倍ほど。コーラで割るのもおすすめ。
  • ミントジュレップ
    バーボンの入ったグラスに潰したミントの葉を入れ、少量の砂糖と水を加える。水をソーダに変えると、バーボンを爽やかに楽しむことができる。なお、トニックウォーターを使う場合には砂糖は不要。

結論

バーボンのアレコレを紹介してきた。普段からバーボンやその他のウイスキーを嗜む人でも、意外にその「名前の由来」は盲点だったという人も多いのではないだろうか。また、バーボンの定義や味の特徴も、知識として頭に入れておくことで、味わいの微妙な違いを確かめるうえで重要になってくる。ぜひバーボンの奥深き世界を、あなた自身の舌で探求してみてほしい。

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