目次
1. スパークリングのアルコール度数とは?

スパークリングワインというと、シュワっとした炭酸とフルーティーで飲みやすい味わいから、ついつい飲み過ぎてしまうことも多いお酒だ。泡立ちのよい炭酸が通常のワインより気分を盛りあげてくれることから、パーティーなどでもよく飲まれている。そんなスパークリングワインのアルコール度数は、だいたい11度ほどだ。スパークリングワインの原料になっているぶどうの産地や種類によって、多少アルコール度数が変わってくる。
■スパークリングワインのアルコール度数は普通のワインより高いのか?
スパークリングワインのアルコール度数が11度ほどなのに対して、ワインは種類にもよるが14度ほどだ。スパークリングワインと普通のワインを比べるとスパークリングワインのほうが若干アルコール度数が低いのがわかる。ワインは産地や使われているぶどうの種類によってアルコール度数が変わってくるので、気になる人は購入する前にアルコール度数を確認するのがいいだろう。
2. スパークリングワインは普通のワインより酔いやすいのか?

普通のワインに比べてアルコール度数はスパークリングワインのほうが若干低いが、酔いやすいと感じる人がいる。その理由は、スパークリングワインの炭酸にある。スパークリングワインは圧が強いものが多く、ボトルの中には液体とともに多くの炭酸が閉じ込められている。この炭酸は飲むことで、胃壁に強い刺激を与え、アルコールの吸収を促進させるといわれている。そのため、通常のワインよりも炭酸の入ったスパークリングワインは胃を刺激し、アルコールの吸収を早めてしまうようだ。そのため、アルコール度数は低くても酔いやすいと感じさせる原因となる。
■スパークリングワインの飲み方にもよる
スパークリングワインは、パーティーなどでふるまわれることが多く、どうしてもテンションがあがりやすいお酒だ。そのため、炭酸の爽快さも合わさってついつい飲み過ぎてしまい、酔いやすいというイメージが生まれてしまったこともあるだろう。通常のワインのようにゆっくり味わうことで、酔い方を調整することができる。
3. アルコール度数が高いスパークリングワイン

■ツェラー・シュワルツ・カッツゼクト
ドイツ産のスパークリングワインとして人気の逸品で、アルコール度数は12度とスパークリングワインの中でも比較的高い。軽やかな口あたりで、スッキリとした酸味を感じることができるだろう。さらにはちみつや花のような華やかな香りや甘みを感じられることから、アペリティフやデザートにも合うスパークリングワインだ。
■ジェイコブス・クリーク スパークリング・シラーズ
オーストラリア原産の赤のスパークリングワインだ。アルコール度数も13度と高く、果実のベリーの風味とスパイシーな香りが感じられる、濃厚な味わいが魅力のスパークリングワインといえるだろう。色合いも深い紫色をしており、主に肉料理などによく合うといわれている。
4. アルコール度数が低いスパークリングワイン

■カフェ・ド・パリ 西洋梨
ジュース感覚で飲めるスパークリングワインとして人気なのが、カフェドパリ西洋梨だ。その名の通り、西洋梨の香りが楽しめるスパークリングワインだ。口あたりがなめらかで甘く、初心者でも飲みやすいスパークリングワインといえる。アルコール度数は6.5度と低いのも魅力だ。
■キアリ ランブルスコ・ロッソ
ほどよい渋みと甘さのバランスがよく、アルコール度数の低いスパークリングワインで、度数は7.5度だ。とくにピザやパスタなどと相性がよいといわれており、イタリア料理を楽しむ際のおともとしておすすめだ。
結論
スパークリングワインは使われているぶどうの産地や種類によって、アルコール度数は違ってくるが、普通のワインよりアルコール度数は低い傾向にある。しかしスパークリングワインに含まれている炭酸によって、酔いやすく感じてしまうことがあるようだ。スパークリングワインを飲む際は、ゆっくりと自分のペースで味わうことで楽しく飲むことができるだろう。