1. コーヒーカクテルとは

コーヒーカクテルとはコーヒーと酒を組み合わせて作ったカクテルである。コーヒーの苦みを生かしたビターなカクテルや甘いデザートカクテルなど、さまざまなタイプが存在する。酒を変えるだけでなくコーヒー豆の種類にもこだわれば、かなりのバリエーションとなるだろう。
コーヒーと相性のよい酒は?
さまざまな酒と相性のよいコーヒーだが、とくに洋酒と組み合わせるのがおすすめだ。洋酒とはウイスキーやブランデー、ラム酒、ウォッカ、シェリー酒などを指す。まずはこれら洋酒で作れば失敗はないだろう。慣れていったらワインや焼酎を合わせるのもよい。
コーヒーと酒にプラスしたいもの
コーヒーカクテルはコーヒーと酒だけで作ることもできるが、牛乳や生クリームと砂糖を加えるとカルーアミルクのようになって飲みやすい。また、果汁(ジュース)や炭酸水を加えることもできる。意外にもコーヒーはさまざまな飲料との相性がよいのである。
アイスでもホットでも作れる
カクテルと聞くと冷たいものがイメージされやすいが、コーヒーはアイスだけでなくホットでも美味しいカクテルを作ることができる。カクテルによってアイス向きのもの、ホット向きのもの、どちらでも美味しいものがある。
2. アイスコーヒーで作るカクテル

アイスコーヒーを使うカクテルには、氷をたっぷり入れて楽しみたい。酒のほかに、炭酸水やガムシロップ、レモンなどの果実やハーブを加えるものも多い。
モヒートコーヒー
コーヒーと相性のよいラム酒を使ったカクテル。ミントの葉、ラム酒、蜂蜜をグラスに入れてミントの葉を潰しながら混ぜ、氷と炭酸水を加えたところにアイスコーヒーを注ぐ。
サルマ
グラニュー糖を使ったスノースタイルのコーヒーカクテル。ブランデーと合わせる。薄切りにしたレモンでなぞったグラスの縁に、グラニュー糖をまぶす。そのグラスに氷を入れアイスコーヒー、ブランデーを注ぎレモンを浮かべる。
マザグラン
ポルトガルのノンアルコールカクテルをアレンジしたもの。氷とブランデーを入れたグラスにアイスコーヒーを注ぎ、ガムシロップとレモンスライスを加えるだけだ。レシピによってはレモンを入れないものや赤ワインを使用するものなどもある。
3. ホットコーヒーで作るカクテル

ホットコーヒーを飲むと身体が温まるが、目が冴えてしまうため就寝前には不向きともいわれる。しかし酒を加えたカクテルならリラックス効果が高まるため、寝る前に飲む人も多い。美味しいホットカクテルにするためには、淹れたてのコーヒーを使おう。
アイリッシュコーヒー
ホットコーヒーで作るカクテルの代表格。ウイスキーを使い砂糖や生クリームを加えた飲みやすいカクテルである。耐熱グラスに砂糖とホットコーヒーを入れ、アイリッシュウイスキーを注ぐ。ホイップクリームを浮かべれば完成だ。同じようなレシピでもウイスキーの種類を変えると、ロイヤルコーヒー(コニャック)やゲーリックコーヒー(スコッチウイスキー)など名称も変わる。
カフェブルボン
コーヒーをカップに注ぎ、シェリー酒を加えるだけのシンプルなホットカクテル。
カフェグロリア
ブランデーを使ったオレンジが香るコーヒーカクテル。温めたカップに角砂糖、オレンジの皮を入れる。そこにブランデーをふりかけて火をつける。炎が消えたところにコーヒーを注ぐ。
結論
コーヒーは洋酒を中心とした酒との相性がよく、紹介したもののほかにもたくさんのコーヒーカクテルが存在する。酸味や苦みがあまり得意でない人はクリームや砂糖を加えればかなり飲みやすくなる。さまざまな酒との組み合わせを試してみて、好みのカクテルを見つけよう。