1. 初心者におすすめのウイスキーの選び方

■値段で選ぶ
ウイスキーにあまりなじみがない人は、いざウイスキーを買おうと思ってもどのようにして選んだらよいのか迷ってしまう。ウイスキーは種類や原産国、値段などもさまざまで、どのウイスキーを購入すればいいかわからなくなってしまいがちだ。初心者の場合は、まず手軽に購入できる値段のウイスキーを選ぶのがおすすめだ。まずはウイスキーを飲んでみることが大切なので、無理なく購入できる値段のウイスキーで十分だ。さらに自分の好みのウイスキーの味がわかってきたら、高い値段のウイスキーを購入してみよう。
■ウイスキーの量を確認
初心者がウイスキーを購入する場合は、まず量の少ないウイスキーを購入するのがおすすめだ。大容量のウイスキーを購入しても味が好みでなければ、最後まで飲みきるのが難しくなってしまうからだ。どのウイスキーが自分好みの味か知るためにも、初心者は少ない量のウイスキーをいろいろ試してみるのがいいだろう。
2. 初心者におすすめのウイスキーの飲み方

ウイスキーのような蒸留酒に慣れていない人は、まずハイボールにしてウイスキーを飲んでみるのがおすすめだ。ウイスキーはアルコール度数も高く、普段あまりお酒に慣れていない人だときつく感じてしまいがちだ。ハイボールとは、ウイスキーをソーダで割ったものなので、ウイスキーのアルコール度数を下げるとともに、炭酸で飲みやすくしてくれるのだ。初心者の場合は、まず飲みやすいハイボールから始めて、その後ウイスキーのロックやストレートを飲んでみるのがおすすめだ。
■ハイボールを飲むなら
ウイスキーは種類によってアルコール度数に違いがある。とくに初心者がハイボールを飲む場合は、アルコール度数が高めのウイスキーを選ぶのがおすすめだ。アルコール度数が高くてもソーダで割ることで、アルコール度数は調整可能だ。さらに度数が高いほうが味はしっかりしているので、美味しいハイボールを作ることができるのだ。
3. 初心者でも飲みやすいウイスキー

■ブレンデッドウイスキー
ウイスキーの主流には2種類あり、シングルモルトとブレンデッドウイスキーがある。シングルモルトとはひとつの蒸留所で作られたモルトウイスキーのみで作られたウイスキーのことであり、銘柄ごとに大きく異なった個性と、独特のクセがあることが特徴だ。それに比べてブレンデッドウイスキーは、クセの強いモルトウイスキーに、穏やかで軽やかな味わいのグレーンウイスキーをブレンドしているため、クセが少なめで調和のとれた味わいが特徴。初心者でも飲みやすい味わいのため、まずはブレンデッドウイスキーのタイプを選ぶとよい。
■ピート香が少ないもの
ウイスキーは香りが特徴的なお酒だ。その香りのひとつに、燻製のような香りをもつピート香とよばれるものがある。ウイスキー好きの場合はこの香りが好きな人も多いが、初心者の場合はピート香が少ないものを選ぶのがおすすめだ。ピートの効いたウイスキーといえばスコッチや、スコッチのなかでもアイラウイスキーなどが挙げられるが、これらはウイスキー初心者にはあまりおすすめできない。スタンダードなウイスキーの味わいを知る意味でも、初心者はできるだけウイスキーのクセが少ないものから飲んでみるのがいいだろう。
■まずは国産のウイスキーを
ウイスキー初心者の場合は、まず国産のウイスキー(ジャパニーズウイスキー)から選ぶのがおすすめだ。理由は、国産のウイスキーは日本人の口に合うようにブレンドされたタイプが多く、初心者でも比較的味わいやすいバランスの取れたウイスキーになっているためだ。また、国産銘柄であればスーパーなどで手軽に手に入るリーズナブルなものも多く、手を出しやすいというのも魅力。初心者の場合は、まず国産のウイスキーを飲んでから、徐々に海外製のウイスキーを味わってみるのがいいだろう。
おすすめの銘柄としては、サントリーの「角」や「トリスクラシック」、キリンの「富士山麓」あたりは味わいも穏やかで入手しやすい。まだ飲んだことがないという人はぜひ試してみてほしい。
おすすめの銘柄としては、サントリーの「角」や「トリスクラシック」、キリンの「富士山麓」あたりは味わいも穏やかで入手しやすい。まだ飲んだことがないという人はぜひ試してみてほしい。
■バーボンも悪くない
ウイスキーの中には、「バーボン」と呼ばれるタイプも存在する。これはアメリカで作られるウイスキーで、主原料にトウモロコシが使用されている。バーボンは、ほとんどがブレンデッドウイスキーに属し、ピートによる香りづけなどは行われず、トウモロコシ由来の甘く香ばしい香りとマイルドでなめらかな口当たりが特徴のウイスキーのため、上記で挙げた条件にピッタリだ。
バーボンと聞くと初心者からすると「なにやら上級者向けのお酒」というイメージをいだくかもしれないが、必ずしもそんなことはない。有名な銘柄に、ジャックダニエル(※)やジムビーム、メーカーズマークなどがある。コンビニなどで手軽に入手できる銘柄も多いため、ジャパニーズウイスキーを試しても肌に合わなかったという人はぜひチャレンジしてみてほしい。
(※ジャックダニエルはバーボンの条件を満たしたうえでさらに厳しい基準を課した「テネシーウイスキー」に属する)
バーボンと聞くと初心者からすると「なにやら上級者向けのお酒」というイメージをいだくかもしれないが、必ずしもそんなことはない。有名な銘柄に、ジャックダニエル(※)やジムビーム、メーカーズマークなどがある。コンビニなどで手軽に入手できる銘柄も多いため、ジャパニーズウイスキーを試しても肌に合わなかったという人はぜひチャレンジしてみてほしい。
(※ジャックダニエルはバーボンの条件を満たしたうえでさらに厳しい基準を課した「テネシーウイスキー」に属する)
結論
いままで、ウイスキーを飲むのに躊躇していた人もウイスキーの選び方や飲み方を知れば、初心者でも手軽にウイスキーを飲むことができるだろう。初心者の場合は、比較的手ごろな値段で、クセの少ないウイスキーを選ぶことで、ウイスキーの魅力を少しずつ理解することができるだろう。さらに自分の好きな味が分かってきたら、より個性のあるウイスキーを楽しんでみてはいかがだろうか。