目次
- 1. ラム酒とは?
- 2. 味わい別!ラム酒を使ったおすすめカクテル3選
- 3. バーで飲むならこれ!ラム酒のショートカクテル3選
- 4. 自宅で作るならこれ!手軽に楽しめるラム酒のカクテル3選
- 5. ラム酒で作るカクテルはアレンジの自由度も高い
- ホワイトラム:無色透明でサトウキビの風味がきいている
- ゴールドラム:黄金色でフルーツやハーブの香味がある
- ダークラム:濃い褐色で独特の風味と濃厚な味わいが特徴
1. ラム酒とは?

そもそもラム酒とはどういったお酒なのか、簡単に解説しておこう。
サトウキビが原料の蒸留酒
ラム酒は西インド諸島を起源とするサトウキビが原料の蒸留酒である。ウォッカやジン、テキーラと並んで「4大スピリッツ」に数えられている。その歴史も実に400年以上と長い。現在は南極以外のすべての大陸で生産されており、世界に4万銘柄以上が存在するという。
ラム酒の種類
ラム酒には「ホワイトラム」「ゴールドラム」「ダークラム」の3種があるのだが、さらに製造方法によってライトとミディアムに分けられる。前者は主にホワイトラムやゴールドラムで、軽やかな味わいであることから飲用とすることが多い。一方の後者は主にダークラムで、その風味や濃厚な味わいをいかしてカクテルやスイーツ作りなどに用いられることが多い。
ラム酒のアルコール度数
ラム酒にもいろいろな種類があるが、アルコール度数は40〜70%程度と総じて高い。そのためカクテルにして飲むことが多い。とくに樽熟成させないホワイトラムはラム本来の味を楽しめるうえ、クセが少ないのでカクテルに向いているといわれている。
ラム酒のカロリー
一般的なラム酒は100mlあたり240kcalである(※1)。これはウォッカやブランデー、ウイスキーなどと同程度だ。ただしアルコール由来のカロリーは「エンプティカロリー」と呼ばれ、優先的に分解されることから脂肪として蓄積されにくいとされている。そのため直接的に「太る原因」にはつながりにくいが、おつまみなどを食べすぎないように気をつけよう。
2. 味わい別!ラム酒を使ったおすすめカクテル3選

それでは、ラム酒で作るカクテルのおすすめを紹介していこう。まずは味わい別におすすめを紹介する。
甘口なら「メアリー・ピックフォード」
ラム酒とパイナップルジュース、マラスキーノ(リキュール)、グレナデンシロップ(ザクロの果汁と砂糖のシロップ)で作るカクテルだ。「アメリカの恋人」と呼ばれたサイレント映画時代の大女優「メリー・ピックフォード」の名前が付けられている。飲みやすいがアルコール度数20%前後あるので飲みすぎには気をつけよう。
辛口なら「ジンジャーラム」
ダークラムと辛口のジンジャーエールを1:1で割ったカクテルがこちら。上述のようにダークラムは濃厚な味わいで、独特の風味を持つラム酒である。そこへ辛口のジンジャーエールを注ぐことにより、ほどよい辛口の飲みやすいカクテルになる。なおジンジャーラムはホットでも美味しく飲める。
さっぱり系なら「ブルーハワイ」
ホワイトラムとブルーキュラソー、パイナップルジュースとレモンジュースで作るのがブルーハワイだ。フルーツをトッピングするとさらにトロピカルな印象になる。
3. バーで飲むならこれ!ラム酒のショートカクテル3選

続いて、バーで飲むのにおすすめのラム酒を使ったカクテルを3つ紹介する。いずれも、バーテンダーがシェイカーを振るイメージがマッチするショートカクテルである。
ダイキリ
カクテルの王道ともいわれるダイキリは、ラム酒にシロップで甘みを足しレモンとライムで酸味をきかせたカクテルである。バーではフローズンタイプも人気だ。アルコール度数は高めなので飲みすぎには気をつけよう。
バカルディカクテル
数あるラム酒の中でも「バカルディ」というラム酒で作ることが定められているカクテルだ。ラム酒とライムジュース、グレナデンシロップを合わせて作る。
XYZ(エックス・ワイ・ジィ)
ラム酒とホワイトキュラソー、レモンジュースがシェイクされたカクテルで、アルコール度数は高めなので覚えておこう。ちなみにラム酒をジンにすると「ホワイトレディ」、テキーラにすると「マルガリータ」になる。
4. 自宅で作るならこれ!手軽に楽しめるラム酒のカクテル3選

カクテルは必ずしもシェイカーや特別な道具を使用して作るわけではない。ご家庭でも本格的な味わいを楽しめるラム酒のカクテルを紹介しよう。
キューバリブレ
コーラのほどよい甘みがきいていて飲みやすいカクテルだ。グラスに氷を入れ、ラム酒とコーラを1:3の割合で注いだら、カットライムを入れて完成。本格的な味わいを楽しむためにも、ライムは忘れないようにしよう。
モヒート
馴染みがある方も多いカクテルだろう。氷を入れたグラスにラム酒と砂糖(シロップ)、そしてミントの葉を入れたら、お好みの量のソーダ水で割って完成だ。さわやかなミントの香りで飲みやすいのが特徴だが、さらにライムを絞っても美味しい。
ラムオレンジ
女性にも飲みやすい、オレンジの酸味と甘みがきいたカクテルである。氷を入れたグラスにラム酒とオレンジジュースを1:2で注ぐだけで簡単に完成する。オレンジジュースの量は好みで増やしてもよい。ミントの葉を添えれば見た目にも美しい仕上がりになる。
5. ラム酒で作るカクテルはアレンジの自由度も高い

お伝えしてきたカクテルはほんの一例だ。ラム酒を使ったカクテルは非常に種類が多いので、ぜひいろいろリサーチしてみてほしい。またさまざまな飲み物で割ったり、柑橘類やハーブを加えたりしても美味しいなど、とにかくアレンジの自由度も高い。分量を変えたり割る飲み物をいろいろ試したりして、ぜひ自分好みのカクテルを開発してみてはいかがだろうか?
結論
ラム酒は魅力たっぷりのスピリッツ(蒸留酒)だ。歴史や産地などルーツを調べてみるのも面白いので、ぜひ興味がある方はチェックしてみてほしい。今宵はバーで、ご家庭で、ラム酒のカクテルを嗜みながらカリブ海の海賊のようにほろ酔い気分を楽しむのはいかがだろうか。
(参考文献)
第2章 日本食品標準成分表 PDF(日本語版):文部科学省