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ビールに含まれる炭酸の役割とは?炭酸が弱めのビールもある

ビールに含まれる炭酸の役割とは?炭酸が弱めのビールもある

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2020年5月 1日

ビールに炭酸が含まれていることは当然のように知られている。ではなぜビールに炭酸が含まれているのか、その理由は知っているだろうか。ビールに含まれる炭酸にはどのような役割があるのか、そしてビールの種類によって炭酸含有量が異なる理由についても解説する。

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1. ビールに炭酸が含まれるのはなぜ?

ビールには炭酸が含まれているが、そのことについて深く考えたことのない人も多いのではないだろうか。ビールの炭酸は二酸化炭素(CO2)であり、ソーダなどほかの炭酸飲料と同じ成分だ。ビールの場合、この二酸化炭素は次のようにして発生する。

■炭酸は製造過程で自然に発生

ビールは、大麦麦芽などで作られる麦汁に酵母を加えて作られる。酵母を加えることによって、麦汁の中の糖分が発酵する。この発酵によって糖分がアルコールと炭酸ガスに分解されるのだ。つまり、ビールに含まれている炭酸はもともと発酵によるものであり、ビールの製造過程において自然に発生するのである。発酵方法によって発生する炭酸の量が異なるため、ビールの種類によって炭酸含有量が異なるようだ。

■品質保持のために加えられることも

もっとも、多くのビールには、製造過程で自然に発生する炭酸に加えて、品質保持のために炭酸が追加されている。ビールの容器内に酸素が残っていると酸化して品質劣化してしまうため、ビールを瓶や缶に入れて密閉する際に炭酸ガスを加えて酸素が残らないようにするのだ。このときに使われる炭酸は人工のものである。現在通常販売されているポピュラーなビールのほとんどはこのタイプである。

2. 炭酸がビールにもたらす効果とは

ビールに含まれる炭酸は、もともとは製造工程で自然と発生するものだが、ビールにとってもよい効果をもたらしている。炭酸が含まれていることによる効果は主に次の2点だ。

■泡を発生させる

ビールといえば真っ白のきめ細かい泡も魅力のひとつ。この泡も、当然ながら炭酸の力により発生している。しかし、コーラやサイダー、チューハイなどほかの炭酸飲料にはビールのような泡はない。ビール特有の泡は、ビールに含まれているたんぱく質、ホップ樹脂などと炭酸ガスが合わさって発生したものなのだ。この泡は口当たりをまろやかにするだけでなく、ビールのふた代わりの役割も担う。ジョッキやグラスに注いだときに泡があるおかげでビールが空気に触れにくくなり、味が落ちることを防ぐのである。

■炭酸飲料ならではのさわやかなキレ

さわやかなのどごしやキレを求めて炭酸飲料を飲む人が多いが、ビールもまた炭酸飲料ならではのさわやかさがたまらない。炭酸が含まれることでビールのコクにシュワシュワとした口当たりが加わり、飲みやすくなっているのである。

3. ビールによって異なる炭酸の含有量

ビールに含まれる炭酸の量は種類によっても異なる。それぞれどんなビールがあるのか見ていこう。

■炭酸含有量の多いビール

炭酸ガスを逃さないようにするための技術が生まれ、炭酸が多く含まれるビールが増えた。代表的なものがラガービール、スタウトビールなどである。またスーパーなどで販売されている一般的な缶ビールなども、充填の際に炭酸ガスを加えられているものが多いため、炭酸含有量はかつてより多くなってきた。

■微炭酸のビール

一方、炭酸をあまり含まないものもある。たとえば、クラフトビールには炭酸があとから添加されてないものが多く、添加する場合も量の調整がされることが多いため炭酸がきつくなりにくいようだ。また、炭酸に窒素を加えた混合ガスを用いたギネスビールなどもある。

結論

何気なく味わっていたビールも、炭酸によってさまざまな効果がもたらされている。炭酸の量はビールによっても異なるため、炭酸が苦手な人でもクラフトビールなど微炭酸のものなら飲めるものがあるかもしれない。炭酸や泡の違いを意識しながらビールを飲み比べてみるのも楽しそうだ。
  

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