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醸造酒・蒸留酒・混成酒の違いとは?違いを知ってさらに美味しく!

醸造酒・蒸留酒・混成酒の違いとは?違いを知ってさらに美味しく!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

2020年5月11日

ビールやワイン、焼酎にウィスキーなど酒にはさまざまな種類がある。酒は製造方法によって、「醸造酒」「蒸留酒」「混成酒」の3つに分けられている。自分の飲んでいる酒がどの製造方法でどのように造られたのかを知ることで、さらに美味しく酒を楽しむことができるのではないだろうか。

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1. 醸造酒とはどんな酒?

醸造酒とは、原料に含まれるでんぷんや糖分を、酵母によって発酵させたもの。発酵のメカニズムによって、さらに「単発酵」「単複発酵」「平行複発酵」という製法に分類される。

単発酵

ワインなどの果実酒。原料そのものに糖が含まれており、酵母を加えるだけで発酵する。

単複発酵

ビールは、原料である麦を糖化酵素によって分解したのちに、発酵させている。ビールは麦に含まれるでんぷんを糖へ分解して麦汁を作る工程と、麦汁を酵母で発酵させる工程を別々に行う。

並行複発酵

日本酒は、ビールとは異なり、糖化と発酵が同時に進む。麹の働きにより米のでんぷんを糖に分解するのと同時に、糖を酵母により発酵させてアルコールを作る工程が進行する。日本酒のまろやかな味わいのもとになっている製法である。

2. 蒸留酒とはどんな酒?

蒸留酒とは、原料を発酵させたあと、さらに蒸留して作った酒である。蒸留酒に分類される酒には、焼酎やウィスキー、ブランデー、ジン、ウォッカ、ラムなどがある。蒸留酒は酒を加熱し、蒸気を冷やして液体にするので、アルコール度数が高くなるのだ。また、蒸留酒は蒸溜の過程で原料由来の糖質が除去されるため、糖質がゼロとなることでも知られている。とくに日本人にとってなじみ深い蒸留酒として、焼酎とウイスキーについて簡単に解説する。

焼酎

日本人にとって最もなじみ深い蒸留酒といえば焼酎が挙げられる。焼酎は甲類と乙類の二つに分類される。甲類とはアルコール度数36%未満に規定されており、無色透明でクセのない味わいが特徴。酎ハイやサワー、カクテル、果実酒などさまざまな楽しみ方がある。
一方乙類のほうはというと、アルコール度数45%以下であり、蒸留の仕組みは「単式蒸留」とよばれるシンプルなもの。アルコール以外の香味成分も抽出され、原料独特の風味や味わいになることから、別名「本格焼酎」とも呼ばれている。原料には良く知られた「サツマイモ」「米」「麦」のほかに、さつまいも、そば、黒糖などが使われており、素材の風味を楽しむことができる。

ウイスキー

ウイスキーもまた、日本人にとってなじみ深い蒸留酒の1つだ。ウイスキーに使用される原料はおおきくわけて2タイプあり、大麦麦芽を原料として作られる「モルトウイスキー」と、それ以外の穀物(小麦やライムギ、トウモロコシ等)を原料として作る「グレーンウイスキー」だ。これらを混ぜて作られるブレンデッドウイスキーが主流だが、いわゆる「シングルモルト」や「コーンウイスキー」など、どちらか一方だけで販売されることもあり、実に多種多様な世界が広がるお酒である。

3. 混成酒とはどんな酒?

混成酒とは醸造酒や蒸留酒に植物の果実や皮、香料、甘味料などの副原料を加えて造られた酒である。よく飲まれる酒としては梅酒やベルモット、リキュールなどがある。また、調理で使われる「みりん」も混成酒である。
紀元前4世紀頃に古代ギリシャの医者であったヒポクラテスが、ワインに薬草を溶かし込んで一種の水薬を作り出したのがリキュールの誕生の由来ともいわれている。
日本では豊臣秀吉の時代に存在した「利休酒」がリキュールであると推測されており、文献に最初に登場するのは1853年の黒船来航時である。その後明治になりヨーロッパ文化のシンボルとしてもてはやされ、バーなどで飲まれるようになった。

4. 宴会前に知っておきたい!二日酔いになりにくい酒はどれ?

一般に肝臓が処理できるアルコール量は、1時間あたりにつき、男性が9g、女性が6.5g程度。摂取したアルコールが分解されると、「アセトアルデヒド」という物質が合成される。酒を飲みすぎて、アセトアルデヒドが処理しきれずに血中濃度が高くなった状態が二日酔いの原因だ。
蒸留酒は揮発させたアルコールのみを抽出しており、不純物が少ないため二日酔いになりにくいと考えられている。もちろん蒸留酒であっても、飲み過ぎれば二日酔いになってしまうのは当然だ。また、脱水も二日酔いの原因のひとつであるので、水分を十分摂取することにも留意したい。

結論

酒にはさまざまな種類があるが、製造方法により醸造酒、蒸留酒、混成酒と3つに分類される。製造方法の違いが、それぞれの酒の風味や味わいの特徴を生み出しているのだ。アルコールは人付き合いの潤滑油ともいわれ、歓送迎会などの場面で欠かすことのできないものである。ただし、飲みすぎは二日酔いなどデメリットもあるので、適量を知って上手に付き合いたい。
  

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