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ウェルカムドリンクを作る式場のスタッフの写真

ウェルカムドリンクに込められた意味は?費用と選び方やマナーも解説

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年12月17日

ウェルカムドリンクにはどういった意味が込められているのかを知っておくことは、ゲストはもちろん主催者になったときのためにも大切だ。ウェルカムドリンクを用意する場合のメリット・デメリットおよび費用の相場などを解説するとともに、ゲストとして提供されたときのマナーについても紹介する。

  

1. ウェルカムドリンクとは?

披露宴またはパーティー会場のテーブルのイメージ写真
そもそもウェルカムドリンクとはどういった場面で出される飲み物なのかなど、基本的なところから簡単に解説しておこう。

結婚式や披露宴などの開宴前に出される飲み物

ウェルカムドリンクとは、結婚式や披露宴、パーティーなどの開宴前に、ゲストに提供される飲み物のことをいう。

【主催者からの感謝とおもてなしの意味がある】

ウェルカムドリンクは、結婚式や披露宴、パーティーなどの主催者の「ようこそ」「ありがとう」といった感謝のしるしであり、おもてなしの意味が込められている。

【食前酒と同じ意味合いで提供されることも】

ウェルカムドリンクは食前酒と同じ意味合いも含む。たとえば、旅行先のホテルなどでもよくウェルカムドリンクが振る舞われる。主(あるじ)からの「おもてなし」「感謝」といった意味が込められた、ゲストあての飲み物イコール、ウェルカムドリンクと思っておこう。

ウェルカムドリンクの種類は?

一般的には「軽めの度数のアルコール」と「ソフトドリンク」が提供されることが多い。だがとくに決まりはなく、主催者の好みで決められることもある。たとえば瓶ビールと烏龍茶やアップルジュース、見た目がカラフルなカクテルとオレンジジュースやジンジャーエール、といった具合だ。

2. 知っておきたいウェルカムドリンクのマナー

ウェルカムドリンクを作っているところのイメージ写真
結婚式や披露宴、パーティーなどに参加した際、会場に到着して落ち着いたところでウェルカムドリンクをいただくことが多い。そんなときに知っておくと役立つのがマナーだ。

開宴前に飲みきっておく

ウェルカムドリンクは結婚式や披露宴、パーティーなどの開宴前に提供される飲み物である。したがって本編が始まる前に飲みきっておくとベターだ。

【もちろん無理に飲む必要はない】

とはいえ1杯の量が多かったり、開宴ギリギリに到着したりすれば、飲みきれないこともある。残すのはマナー違反ではないので、くれぐれも無理はしないようにしよう。

ナプキンはグラスに添える

ウェルカムドリンクとともにナプキンが配られることもある。このナプキンは口を拭くものではなく、グラスなどについた雫で手が濡れないようにするためのものだ。したがってナプキンはグラスに添えるとよい。せっかくのお召し物が濡れないようにという、主催者の配慮であると思っておこう。

3. 主催者になったらウェルカムドリンクを用意すべき?メリットとデメリットを解説

炭酸飲料をグラスに注いでいるところの写真
結婚式や披露宴、パーティーなどを主催する立場になった方は、ウェルカムドリンクを用意すべきかどうか悩むこともあるだろう。ウェルカムドリンクの提供は「必須」ではないため、メリット・デメリットを踏まえて考えてみてはいかがだろうか?

ウェルカムドリンクを用意するメリット

【感謝の気持を伝えることができる】

結婚式や披露宴の前はゲストに直接会えない。だが、参加してくれたことへの感謝の気持ちは何らかの形で伝えたい、という方もいるだろう。ウェルカムドリンクはささやかなものではあるが、感謝やおもてなしの気持ちを間接的に伝える役割もある。

【開宴まで、ゲストが時間を持て余さずに済む】

結婚式や披露宴、パーティーなどの開宴まで、ゲストが時間を持て余さずに済む。早くから現場に到着するゲストもいるし、遠方から来てのどが渇いているゲストもいるだろう。人見知りなゲストも、ウェルカムドリンクがあることでほかの人達と打ち解けやすい雰囲気になるかもしれない。

ウェルカムドリンクを用意するデメリット

【コストがかかる】

結婚式や披露宴、パーティーなどのプランに組み込まれていることもあるが、そうでない場合、費用は主催者持ちになる。相場は後述するが、ゲストの人数によっては意外と費用が膨らんでしまうこともあるため、コスト面から判断するといったことも必要だろう。

【開場〜開宴までの時間が短いともったいないかもしれない】

開場から開宴までの時間が短い場合、ゲストもさほどウェルカムドリンクに手を付けないことがある。そうしたケースでウェルカムドリンクを用意してしまうと、少々もったいないかもしれない。ケースバイケースで判断することが大切だ。

4. ウェルカムドリンクにかかる費用の相場は?

グラスとシャンパンの写真
ウェルカムドリンクを用意するとなった場合、気になるのが費用だろう。上述のようにもとからプランに組み込まれていればとくに考える必要はないが、別途費用がかかることもある。おおよその目安は把握しておいたほうがよいだろう。

ウェルカムドリンクの費用相場

飲み物の種類などによって変わってくるが、ごく一般的なウェルカムドリンクの費用はゲスト1人あたり500〜1,500円といったところだろう。ちょっとしたおつまみなども用意する場合は、2,000〜3,000円ほどになることもある。

ウェルカムドリンクにかかるコストを抑えるには?

  • ソフトドリンクのみにする
  • 自分たちでドリンクを用意する
ウェルカムドリンクにかかる費用を少しでも抑えたいときは、こういった方法がある。持ち込みは式場との相談になるが、OKしてくれるところも意外とあるのでまずは確認してみよう。

ウェルカムドリンクの分を料理や引き出物に回すのもアリ

単純計算で、ゲスト100人×1,500円とすると150,000円かかる。たとえば開場から開宴までの時間を短くしてウェルカムドリンクをなくし、その分の費用で料理や引き出物をグレードアップさせる、といったことも考えてみてはいかがだろうか?

5. ウェルカムドリンクを用意するならどんな飲み物がおすすめ?

オシャレなカクテルの写真
結婚式や披露宴、パーティーなどで振る舞われる飲み物ゆえ、やはり華やかな印象の飲み物を用意するとよいだろう。

アルコール類

  • アルコール度数が低めのお酒
  • シャンパン(スパークリングワイン)
  • 見た目が華やかなカクテル など
冒頭でもお伝えしたように、基本的にはアルコール度数が低めのお酒を用意することが多い。本編の前に酔っ払ってしまうのを防ぐ意味合いもあるだろう。たとえば華やかな席にピッタリなシャンパン(スパークリングワイン)、見た目がカラフルなカクテルなどは人気のウェルカムドリンクだ。

【主催者の個性を出すのもおすすめ】

たとえば主催者が酒豪、あるいは大のビール党などで周囲もそれを認めており、個性として広く知られている場合などはサーバーを用意したり日本酒を用意したり、といったこともある。とくに決まりはないため、主催者の個性を前面に出すことも可能だ。

ソフトドリンク類

  • 烏龍茶
  • アップルジュース
  • オレンジジュース
  • ジンジャーエール
  • 温かいお茶
  • ウコンドリンク など
ソフトドリンクもとくに決まりはない。極端に好き嫌いが分かれそうな飲み物でなければ、基本的にはどれを選んでもよいだろう。予算などから決めていくのもありだ。ウコンドリンクが置いてあると、喜ぶゲストも多いかもしれない。

6. ウェルカムドリンクは「感謝の気持ち」や「おもてなし」を表す飲み物

参加者で賑わう披露宴会場のイメージ写真
お伝えしてきたように、ウェルカムドリンクとは結婚式や披露宴、パーティーなどの開宴前にゲストに提供される飲み物である。そこには「ようこそ」「ありがとう」といった感謝の気持ちやおもてなしの意味が込められている。
当たり前のようにウェルカムドリンクを飲みまくっていた方も多いかもしれないが、次回提供を受ける機会があったときはぜひ、主催者の顔を思い浮かべてほしい。また自分が主催者になったときは、メリット・デメリット双方をよく把握したうえで最終的に用意するかどうか決めよう。

結論

ゲストへの感謝やおもてなしの意味を込めたウェルカムドリンクは、一般的にアルコール度数が低くて飲みやすいお酒と、ソフトドリンクが用意されることが多い。必要なものではないが、あると嬉しいというゲストも多いだろう。ソフトドリンクのみにしたり、自分で持ち込んだりすることで費用を抑えられる可能性があるので覚えておこう。
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  • 公開日:

    2020年5月21日

  • 更新日:

    2021年12月17日

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