1. ウイスキーは少量でもそれなりにカロリーがある

本記事では目安として、ウイスキーシングル1杯分のカロリーや栄養を見ていくことにする。ウイスキーの比重は約0.92であることから、シングル1杯分30mlの重さはおおよそ28gとなる。この量のウイスキーのカロリーは、おおよそ66kcalとなる。ウイスキーは度数が高く、少しずつゆっくりという飲み方が一般的だ。したがって、一度に飲む量はあまり多くならないといえる。その意味では、ウイスキーのカロリーを気にし過ぎる必要はないかもしれない。どちらかといえば、合わせるつまみのカロリーに要注意だろう。ウイスキーにはナッツやチョコレートを合わせることが多い。いずれも高いカロリーを含むため、ウイスキーと合うからといって食べ過ぎるとカロリー過多を招きやすい。
2. ウイスキーの栄養には期待するな!

次に、ウイスキーシングル1杯分の栄養成分を見てみよう。
水分 18.6g
ナトリウム 1mg
アルコール9.4g
ナトリウム 1mg
アルコール9.4g
ウイスキーには色や香りがしっかり付いているものの、成分は実質水分とアルコールのみだ。したがって、ウイスキーを飲んだからといって何かしらの栄養補給になるというわけではない。何かしら栄養のある飲料で割ればそれなりに補えるかもしれない。しかしウイスキー自体の香りをしっかり楽しみたい場合もあるかもしれない。ウイスキーはあくまで嗜好飲料だという意識をもっておくのがよいだろう。
3. ウイスキーは糖質ゼロ!

ウイスキーシングル1杯分の糖質は0gだ。ウイスキーは蒸留酒であり、製造過程で糖質が除かれる。そのため、飲んだからといって糖質を気にする必要はない。少なくとも、糖質制限をしているからという理由で敬遠する必要はないだろう。ただし疾患がある場合などは、アルコールであるため別のリスクを招く可能性もあり要注意だ。
4. ウイスキーのカロリーオフは難しいが、多少の心がけは可能

ウイスキーのカロリーを抑えるというのも難しい話ではある。ただ、自宅などで飲む場合に、心がけたい点はある。
シングル1杯分を自分で測ってみる
シングル1杯分というのは、意外に少ない量だ。バーなどで注文するとそれなりの量があるようにも思えるが、氷でかさが増しているだけだ。いざ自分で測ってみると、少なさに驚くかもしれない。逆にいえば、何も考えずに注いでしまうと量が多くなりがちで、そのまま摂取カロリーの過多につながってしまう。飲む量を減らすのは簡単ではないが、たとえばシングル1杯の量を自分で測ってみて、量を実感してみるのがよいかもしれない。それでもし飲み過ぎだという自覚が生まれれば、多少は飲む量を抑えられる可能性がある。そうすれば、結果としてカロリーオフにつながるかもしれない。
つまみをほどほどの量に留める
酒で太る原因はつまみであることも多い。高カロリーなつまみは総じて酒に合うため、気を付けないとすぐにカロリー過多になる。たとえば食事を済ませたあとに、つまみなしで1杯だけゆっくり飲む、という程度であればカロリーの心配は少ないだろう。酒の飲み方には、つまみの食べ方も含まれるといえる。心当たりのある人は、少し改善するだけでもカロリーを抑えられるのではないだろうか。
結論
ウイスキーはアルコール度数が高い分、少量でもカロリーをそれなりに含んでいる。また、ほかの栄養はほとんどないといってよい。つまみとの組み合わせによってはカロリーを際限なく摂ってしまうため、注意したい。バーで出るようなウイスキーのシングル1杯分は、思った以上に少ない量だ。量の感覚をもっておけば、飲み過ぎを多少は減らせるかもしれない。