目次
1. ブランデーを使えば、梅酒をひと味違う香りに仕上げられる!

梅酒を作るには、ベースとなる酒と梅を漬ける。ベースの酒は幅広く選べ、何を使うかによって梅酒の味が大きく変わる。代表的なベースは、焼酎(ホワイトリカー)だろう。それ自体はほとんど無味無臭であるため、梅の味が全面に出る。また、ほかの焼酎を使う場合もある。梅の香りと焼酎の味をブレンドさせて美味しく仕上がる。
ここでブランデーを使う場合は、焼酎とは状態が大きく変わる。まず、ブランデー自体の香りが濃厚だ。ブランデーはぶどうなどの果実を使用して作られる蒸留酒のため、フルーティで豊かな香りが梅の香りとの相性も良く、より濃厚な味わいに仕上げられる。ホワイトリカーでは味がもの足りないという人にはおすすめだ。
ここでブランデーを使う場合は、焼酎とは状態が大きく変わる。まず、ブランデー自体の香りが濃厚だ。ブランデーはぶどうなどの果実を使用して作られる蒸留酒のため、フルーティで豊かな香りが梅の香りとの相性も良く、より濃厚な味わいに仕上げられる。ホワイトリカーでは味がもの足りないという人にはおすすめだ。
2. カビや雑菌を防ぐ!ブランデー梅酒を美味しく漬けるポイント

梅酒を作るのに必要なのは、ブランデーと梅、そして氷砂糖だ。作り方はシンプルだが、気をつけるべきポイントがいくつかある。
梅の下ごしらえ
まず、梅を水に数時間浸し、アク抜きをする。その後、梅の汚れを水で洗う。洗ったら、梅の水分をしっかり拭き取っておくのがポイントだ。というのも、水分が残っているとカビの原因になってしまうのだ。タオルやキッチンペーパーなどで、丁寧に処理しよう。ほかには、梅のへたを取っておこう。爪楊枝や竹串を使えば難しくないはずだ。
容器の準備
瓶や専用の容器など、大きめのものを用意しよう。なお、そのまま使うと雑菌が繁殖し、梅酒が台なしになるおそれがある。使う前に熱湯に入れて煮沸消毒すれば、安全に使える。なお、梅と同様に、水分をしっかり除いてから使おう。熱湯なら少し待てばすぐに水分が飛ぶはずだ。
ブランデーは薄めない
ブランデーの度数が高いからと薄めたくなるかもしれないが、漬ける段階ではそのまま使おう。というのも、アルコール度数が20度を下回る場合は酒税法違反になるおそれがあるからだ。度数が高いと感じる場合は、飲むときに割るようにしよう。
漬ける
まず、容器の底に梅を敷く。その上に氷砂糖を敷き詰め、さらに梅を敷き、と繰り返す。層を重ねていくイメージだ。氷砂糖は浸透圧の調整に必要で、かつしっかり溶けるので、多少多めに入れて構わない。一番上を氷砂糖の層にしたら完了、あとは上からブランデーを注いでいく。最後にふたをして冷暗所に保管しておく。飲みごろまで一般的に半年ほどかかるとされるが、ブランデーを使う場合はもっと短く、たとえば3ヶ月程度でよいとの話もある。自分でチェックし、梅の水分がしっかり抜けていること、氷砂糖が溶けきっていること、ブランデーがほのかに色づいていることを確認できればOKだ。味をまろやかにしたければ、さらに長く漬け込むとよい。清潔な状態で正しく漬ければ、年単位で保存できる場合もある。様子を見つつ、劣化する前に飲みきるようにしたい。
3. ブランデー梅酒は飲み方自由、ただしアルコール度数の高さに注意!

ブランデーを使った梅酒の飲み方はさまざまだ。注意点として、ブランデーを使うとアルコールの度数が焼酎などと比べて高くなる。銘柄によっては、2倍以上の度数になることもあるだろう。したがって、焼酎の梅酒と同じ感覚で飲むのは危ない。基本的には何かしらで割って飲むのがよいだろう。水割りにしてもよいし、ソーダ割りもおすすめだ。とくに寒い時期であれば、お湯割りも美味しい。また、あえてストレートやオンザロックにし、ブランデーと同じ感覚でゆっくり飲む手もある。アルコール度数の感覚をつかめているなら、好みの飲み方で楽しめばよいだろう。
料理にも使える
ブランデー梅酒は、そのまま飲むだけでなく、料理の隠し味などに使うのもよい。もともとブランデーはお菓子作りなどによく使われる。そこに梅のフレーバーを加えるというイメージでよいだろう。なお料理に使う際は、氷砂糖の分だけ糖質が増えていることに注意したい。
結論
梅酒に使える酒は幅広いが、ブランデーを使えば糖質を抑えられるほか、豊かな香りも楽しめる。漬ける際にはカビや雑菌を防ぐための処理が必要だが、ポイントをきちんとおさえれば難しくはない。漬け込み具合を見ながら長期間楽しめるはずだ。あとはアルコール度数が高いことに気を付けつつ、好きな飲み方で楽しみ、また料理に使うのもよい。美味しいうちに、どんどん使いたい。