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ブランデーの原料はぶどうだけじゃない!原料にこだわって味わってみよう

ブランデーの原料はぶどうだけじゃない!原料にこだわって味わってみよう

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 佐々木倫美(ささきともみ)

鉛筆アイコン 2020年5月 4日

ブランデーは蒸留酒の一種で、控えめな甘さと豊かな香りが魅力だ。ただ、なじみのない人も少なくはないだろう。ブランデーを楽しむためにも、まずはどのような原料から作られているのか知っておきたい。本記事では、ブランデーの代表的な原料について説明していく。参考になれば幸いだ。

  

1. ブランデーの一般的な原料はぶどう!

ブランデーの原料には果実、中でもぶどうが一般的だ。もともとは輸送時にワインを長期保存するために作られたといわれており、その伝統が残り親しまれるようになったと考えられる。一般的にブランデーといわれているものは、だいたいぶどうが原料だと考えてよい。とくに白ぶどうが向いているとされる。ワインが苦手な人は少し抵抗があるかもしれないが、蒸留によって糖質や味の重たさは抜ける。また、ブランデーに使うぶどうはワイン用のものと比べて糖質が少ない傾向がある。したがって、仕上がりはワインとは大きく異なる。銘柄によっては、ウイスキーに似ていると感じる人もいるかもしれない。試しに一度飲んでみてはどうだろう。

2. りんごもブランデーの原料として人気!

実は、ブランデーにはぶどう以外の果実が使われることもある。原料になりうる果実の種類は幅広いが、中でも有名なのはりんごだ。りんごを使ったブランデーはアップルブランデーと呼ばれる。りんご酒であるシードルを蒸留したもの、といえばイメージしやすいかもしれない。中でも有名なのは、フランスのノルマンディー地方で生産されるカルヴァドスだ。法律で定められた製法に従って作られており、ブランドとしての価値を確立している。りんごを使うといっても味が甘いわけではなく、香りをしっかり楽しめる。ぶどうを使ったブランデーとは少し違う風味を、味わってみる価値はある。ちなみにポム・プリゾニエールと呼ばれるカルヴァドスは、原料に留まらず、りんごがまるごと1個ボトルに入っている。木になったりんごが小さいうちにボトルを被せ、ボトルの中で成長させて作るのだ。りんごの風味が好みの人には、おすすめの銘柄だ。

3. 原料のリサイクル?ぶどうの搾りかすを使ったブランデーも美味しい

ブランデーの原料はぶどうが一般的だと書いたが、果実のぶどうをそのまま使うとは限らない。実は、ワイン作りに使うぶどうの搾りかすを、ブランデーの原料として再利用することもある。ワインにはぶどうの果汁を使えばよいため、余った皮や実をそのまま流用できるのだ。具体的には、搾りかすを再度発酵させて酒を作り、蒸留することになる。同じぶどうから2種類の酒を作れるので、原料のコストも減らせて一石二鳥だ。なお、搾りかすを使うからといって、決して品質の低いブランデーになるわけではない。かつては味が安定しない場合もあったようだが、現在は技術の向上により美味しいブランデーを楽しめる。たとえば、イタリア特産であるグラッパの名前を聞いたことのある人も多いだろう。実はグラッパはぶどうの搾りかすを使ったブランデーだ。樽熟成をさせないことが多く無色透明であるため、意外に思う人もいるかもしれない。しかし色がなくとも、ぶどう由来の香りをしっかり楽しめる。一方、樽で熟成させる例にはフランスのマールなどがある。興味のある人は、通常のブランデーと飲み比べてみてはどうだろう。
ほかにもさまざまな果実を使ったブランデーが製造されており、総称してフルーツブランデーと呼ばれる。なかなか見かけないかもしれないが、興味のある人はぜひ探していただきたい。

結論

ブランデーの原料はぶどうが多いが、ほかにもさまざまな果実が使われる場合もある。中でもアップルブランデーは人気が高く、とくにカルヴァドスが有名だ。ほかにも、ぶどうの搾りかすを使ったブランデーも美味しい。ブランデーをあまり飲んだことのない人は、何種類かを飲み比べ、原料の違いを実感してみるのもよいかもしれない。
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  • 更新日:

    2020年5月 4日

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