目次
- 1. 自家製ウイスキー梅酒のレシピ
- 2. 自家製ウイスキー梅酒を作るにあたっての注意点
- 3. 自家製ウイスキー梅酒におすすめの銘柄は?
- 4. 自家製ウイスキー梅酒の飲み過ぎには注意
- 5. コク深い味わいの「自家製ウイスキー梅酒」をぜひ作ってみよう
- 保存容器
- 青梅
- ウイスキー
- 氷砂糖(黒砂糖)
- ※1:【自家醸造】|国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/qa/06/32.htm
1. 自家製ウイスキー梅酒のレシピ

さっそく、ウイスキーで梅酒を作る手順を紹介していこう。
自家製ウイスキー梅酒に必要な道具と材料
保存容器はガラス製がよい。広口のもので、サイズはウイスキーの量の倍程度入るもの(ウイスキー2Lなら4Lよりやや大きめのサイズ)を選ぼう。また、たとえ新品の容器であってもよく洗浄し、完全に乾かした清潔なものを使ってほしい。
1.梅を洗ってヘタを取る
梅をよく洗って水分を拭き取ったらヘタを取る。水分が残っているとカビの原因になるため、丁寧に拭いておこう。
2.容器に梅と氷砂糖を交互につめていく
清潔で乾いた容器に、梅と氷砂糖を交互につめていく。目安としては、それぞれ3等分しトータル6層になる程度がよいだろう。なお氷砂糖には味付けだけでなく、浸透圧で梅の水分を出す役割もある。氷砂糖が少ないと梅の漬かりが不十分になるため、節約せず、レシピに記載の量を守ろう。
3.ウイスキーを注ぐ
梅と氷砂糖を敷き詰めたら、ウイスキーを注いでふたをする。
4.冷暗所で保存する
ふたをしっかり閉めたら、冷暗所で保存しよう。最初はウイスキーが足りないように感じるかもしれないが、氷砂糖が溶けていくとちょうどよくなる。
5.琥珀色に変われば飲み頃
あとはひたすら完成を待つのみだ。琥珀色に変わったら飲み頃のサインなので、ぜひ味わってみよう。
漬け込みの期間はどれくらい?
量などにもよるが、一般的には3カ月がひとつの目安とされている。ただし半年や1年後が飲み頃ということもあるため、様子をチェックしながら判断するとよいだろう。
2. 自家製ウイスキー梅酒を作るにあたっての注意点

さっそく、ウイスキーで梅酒を作る手順を紹介していこう。
乾いた清潔な保存容器を使用する
汚れている保存容器を使うとカビが生える原因となる。せっかくの自家製ウイスキー梅酒が台無しになってしまうため、必ず入念に洗浄し、かつ完全に乾いた状態の清潔な保存容器を使おう。
梅の水分は丁寧に拭き取っておく
同じく梅に水分が残っているとカビの原因となる。ヘタを取るとともに、一つひとつ丁寧に水分を拭き取ることを心がけよう。
梅は1〜2年後に取り出す
梅を入れたままにしておくと、雑味が出てしまうことがある。1年後、長くても2年後には取り出そう。もちろんその梅は食べることができる。
清潔なレードルやおたまで掬う
完成したウイスキー梅酒を飲む際は、清潔なレードルやおたまを使って掬おう。雑菌が混入するとカビが生える原因になるためだ。使用前後によく洗って乾かしておこう。
酒税法についても正しく理解しておくこと
ウイスキーはアルコール度数が高いため、濃くなり過ぎないか心配になるかもしれない。だがアルコール度数20度未満の酒で梅酒を作ると酒税法違反になる(※1)。薄めたいのであれば完成して飲む直前にすることだ。
なお漬け込む過程で梅から水分が出るため、仕上がりのアルコール度数はある程度低くなる。したがって梅酒の濃さについては過度に心配する必要はないだろう。また酒税法により、自作した梅酒は自家消費しなければならないことも知っておこう。
3. 自家製ウイスキー梅酒におすすめの銘柄は?

一般的な梅酒は甲類焼酎やホワイトリカーを使用して作られる。クリアなアルコール感が特徴のお酒たちなので、スッキリした味わいの梅酒を楽しめる。一方、ウイスキーを使って梅酒を作る場合、どういったものが向いているのだろうか?
最初はブラックニッカや角などがおすすめ
ウイスキーの銘柄は無数にある。味や香りも大きく異なるため、梅酒に使う場合の仕上がりも変わってくる。最初のうちはブラックニッカや角など、なるべくクセが少なくスッキリした味わいの銘柄がおすすめだ。梅の風味をしっかり楽しめるうえ値段も手頃なので、自家製ウイスキー梅酒が作りやすい。
スコッチは風味のバランスが崩れるおそれがある
一方スコッチなどは、銘柄にもよるがスモーキーな香りが強いものも多い。そうしたウイスキーを使うと梅の香りとぶつかり合い、風味のバランスが損なわれるおそれがある。クセのある風味が好きな方はまったく問題ないかもしれないが、そうでない方は注意しよう。
高級ウイスキーは少々もったいないかもしれない
また高価な銘柄を使うのも考えものだ。高級ウイスキーはしっかりした香りや味を持っており、単体でも十分過ぎるほど楽しめる。わざわざ梅酒にしてしまうのはもったいないかもしれない。まとめると、基本的には手頃な価格で手に入る銘柄を使うのが無難ということだ。
4. 自家製ウイスキー梅酒の飲み過ぎには注意

漬け込んでから3カ月が経過すると、そろそろ飲み頃になってくる。うまく漬かっていればウイスキーと比べてほのかに色付き、梅の水分がよい具合に抜けているはずだ。あとは好きな飲み方で楽しめばよいのだが、飲み過ぎにはくれぐれもご注意いただきたい。
アルコールや糖の摂取過多になるおそれがある
甘くて飲みやすいが、アルコール度数はそれなりに高い。飲み過ぎは健康面でリスクがあるためほどほどにしておこう。それに氷砂糖を入れた分、糖も増えている。飲み過ぎは糖の摂取過多にもつながるためこちらも気をつけてほしい。炭酸水や水などで割ってゆっくり飲むといった方法がよいだろう。
5. コク深い味わいの「自家製ウイスキー梅酒」をぜひ作ってみよう

芳醇な自家製ウイスキー梅酒は、飲んでみると本当に美味しいことが分かる。もちろんお店で飲む梅酒も美味しいが、たまには自分で漬け込んだ梅酒をじっくり味わってみてはいかがだろうか?
ただしお伝えしたように注意点もいくつかある。健康を損なわないためにも飲み過ぎに気をつけるとともに、酒税法についても十分に理解を深めたうえでウイスキー梅酒を作ってみてほしい。
結論
ウイスキーで梅酒を作る場合、使う銘柄には少し気を遣いたい。あまりクセのあるものや高級なものを使ってしまうと、梅の香りと拮抗するおそれがあるためだ。また酒税法に違反しないよう、ウイスキーを薄めずに使うのも鉄則である。あとは梅の水分管理や衛生面に気をつければ、美味しい梅酒が完成するはずだ。
(参考文献)