1. ウォッカの特徴は、度数の強さと無味無臭であること

ウォッカの割り方を考えるにあたり、まずはウォッカの特徴を確認していこう。
- 度数が高い
ウォッカの度数は、一般的には37.540度程度といわれる。だいたい、ウイスキーと同じくらいの度数と考えておけばよいだろう。しかし銘柄によってはさらに度数が高いものもあり、極端な例では90度を超えることもある。したがって、基本的にウォッカは度数の高い、強い酒だという認識をもっておけば間違いない。
- ほぼ無味無臭
ウォッカは製造過程で炭を使いろ過するため、不純物やにおいが取り除かれる。その結果、仕上がりがほぼ無味無臭となるのだ。したがって、ストレートで飲んで美味しいというわけではない。そのまま飲む場合、どちらかといえば景気付け、酔うために飲むことが多いだろう。
2. シンプルにウォッカを楽しむ、簡単な割り方

ウォッカは度数が高いため、安心して飲むなら何かしらで割るのがよいだろう。また、ウォッカは無味無臭だ。これといって特徴がないが、裏を返せば割り材などで好きに味付けできるということでもある。したがって、割り方の選択肢は幅広い。薄められれば最低限はOKなので、あとは好みに応じて何で割るかを選びたい。まずはシンプルな例から考えよう。
- ソーダ割り
ウォッカを炭酸水で割って、アルコールを薄めると同時に飲みやすくする。ウォッカが無味無臭のためソーダ割りも同様だが、何かほかの食べ物などと合わせる場合には、ある意味ちょうどよいかもしれない。変に味がしないおかげで、幅広い料理やスナックなどと合わせられそうだ。何か風味を追加したければ、たとえばレモンやライムを搾ってみるのもおすすめだ。
- オンザロック
度数がたいして下がるわけではないものの、ウォッカを冷やして飲みたい場合には、オンザロックもおすすめだ。さらに冷たくしたいのなら、ウォッカを瓶ごと冷凍庫で冷やしておくという手もある。なお原則として、オンザロックはゆっくり時間をかけて飲むように心がけたい。度数から考えれば、ウイスキーのオンザロックを飲むのと似たような感覚であるはずだ。ただしウォッカはゆっくり飲むには味気ないかもしれない。適宜果汁などの味を追加して、味変するのも悪くない。
3. 手軽なカクテルを作って、ウォッカを気軽に楽しむ!

ウォッカベースのカクテルは数多い。いずれも、ウォッカのアルコール度数を薄めつつ、うまく味付けをしてくれているものだ。簡単に作れる例をいくつか見ていこう。
- モスコミュール
ウォッカをジンジャーエールで割ってライムを加えると、モスコミュールの完成だ。すっきりとした味わいで、酒に強くない人でも気軽に飲める。ジンジャーエールの種類次第では、しょうがの風味や炭酸を強烈にきかせることもできる。レシピがシンプルなだけに、このようなちょっとしたアレンジを楽しめそうだ。
- スクリュードライバー
ウォッカをオレンジジュースで割るだけで完成する。オレンジの甘さのおかげで、ウォッカを大幅に飲みやすくなる。モスコミュールと同様、誰でも気軽に楽しめそうだ。ただし飲みやすい分、すぐに飲み干してしまいがちだ。あくまでウォッカ入りなので、意識してゆっくり飲むよう心がけたい。
- ソルティドッグ
ウォッカを少しおしゃれに楽しみたいなら、うってつけのカクテルだ。ウォッカをグレープフルーツで割ったあと、グラスの縁に塩をまぶせばよい。飲むときに塩も一緒に口に入るため、味のブレンドを楽しめる。また、うまく塩をまぶせば見ためも美しくなる。自作できれば、少しいいところを見せられるかもしれない。
ウォッカベースのカクテルはほかにも無数にあり、簡単に自作できるものからプロ向けのものまで幅広い。いろいろ試しながら、少しずつウォッカを消費していくのがよいだろう。
ウォッカベースのカクテルはほかにも無数にあり、簡単に自作できるものからプロ向けのものまで幅広い。いろいろ試しながら、少しずつウォッカを消費していくのがよいだろう。
結論
ウォッカは度数が高く、かつ無味無臭だ。そのため割り方としては、薄めつつ飲みやすい味を付けるのがよいだろう。シンプルにソーダ割りなどでもよいし、定番カクテルを作って手軽に飲んでみるのもおすすめだ。飲みやすさのあまり一気に飲むのは危険だが、それさえ気を付ければとくに苦労なく楽しめるだろう。