このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
【エールビール】とは?種類や特徴、ラガーとの違いを徹底解説!

【エールビール】とは?種類や特徴、ラガーとの違いを徹底解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2020年5月31日

「ビールが美味しい季節」というフレーズを聞くと、どんな季節を想像するだろうか。恐らくビール党でなくとも想像に難くなく、暑い夏とキリッと冷えたビールのイメージは直結するものである。このように、ビールの印象はのどごしのよさが先行するが、中でも香りと味わいをじっくりと楽しみたい人におすすめの、エールビールというものをご存じだろうか。本記事ではエールビールについて、その種類や特徴、楽しみ方などを紹介する。

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. ビールのエールとは?ラガーとの違いも確認!

一般的にビールの種類は「スタイル」といわれ、発酵方法によってそれぞれのスタイルに分類される。大きく分けるとラガービール、エールビール、自然発酵ビールの3つのスタイルだ。現在日本国内で流通するビールの99%はラガービールなので、その他のビールといってもあまり聞き慣れないものだが、実はエールビールはイギリスで1500年以上も前に生まれた、いわばビールの元祖であり、また紀元前では穀物酒の名称とされていたエールが、現在に続くビールの歴史をつくったといえるだろう。

そんな歴史あるエールビールと、市場のトップシェアを誇るラガービール、その違いとは一体どんなものなのか。

エールビールとラガービールの違いとは?

エールビールとラガービール、その大きな違いは発酵方法である。エールビールは「上面発酵」でつくられる。発酵温度が約15℃から25℃と高く、熟成期間も約2週間と短い。酵母が麦汁の上面に浮き上がってくることが特徴の、伝統的な発酵方法だ。それに対してラガービールは「下面発酵」でつくられる。発酵温度は約10℃前後と低く、熟成期間も約1ヶ月と長い。そして酵母はタンクの底へ沈んでいくことが特徴と、上面発酵と比べてすべてが対照的であることがわかる。下面発酵は低温で発酵させるため雑菌が繁殖しにくく、大量生産にも向いているとされ、19世紀以降、ラガービールは世界的に主流のスタイルとなったのだ。

2. エールビールの味や楽しみ方

エールビールの味わいは、すっきりとした味わいを持つラガービールとは異なり、ワインと称されるほど香り高く味わい深いものとなっている。では、なぜビールなのにそのような味わいが生まれるのだろうか。

ここではエールビールの味わいや、エールビールの楽しみ方を紹介しよう。

エールビールの味わいの秘密とは?

エールビールの香り、味わいの秘密とは、前述の発酵方法に答えがある。というのも、エールビール、ラガービールともに原材料として使用されているのは、モルト、ホップ、酵母、そして水だけであり、相違がない。上面発酵でつくられるエール酵母は、下面発酵でつくられるラガー酵母に比べて香り成分をとても多く含んでおり、その結果ビールとは思えないほどの複雑なアロマを生み出すのである。

エールビールを100%楽しもう

エールビールはラガービールとは異なり、のどごしを楽しむものではなく、じっくりと香りと味わいを楽しむものである。飲む前にあまり冷やし過ぎずに、ちょうどいい温度でじっくりと楽しむのが本場流。ラガービールでは味わえない、アロマをしっかりと感じよう。また、エールビールはクリーミーな泡も魅力。せっかくエールビールを味わうなら、見た目、香り、味わいの全てを楽しむため、グラスに注いで飲むことを強くおすすめしたい。

3. IPAだけじゃない!エールビールの種類

エールビールには多くの種類がある。中でも有名な種類にインディア・ペールエール、つまりIPAというものがあるが、他にもエールビールを代表する種類をそれぞれの特徴も踏まえて、いくつか紹介していこう。

1.ペールエール

イギリスの定番エールビールといえば、ペールエールだろう。ホップの豊かな香りとほどよい苦みが特徴で、これから初めてエールビールを飲む人にもおすすめだ。ペールエールにホップを大量に加え、さらに香りと苦みを強くしたのがIPAである。

2.ヴァイツェン

ドイツ発祥のヴァイツェンは、原材料の半分以上に小麦麦芽を使用しており、華やかな香りとフルーティな味わいが特徴だ。苦みが抑えられているので、ビールが苦手な人にもおすすめできる種類である。

3.スタウト

主にアイルランドでつくられるスタウトは、日本では一般的に「黒ビール」とも呼ばれている。ただし日本でつくられる黒ビールはほとんどが下面発酵のラガービールだ。本場のスタウトは黒くなるまでローストした大麦を使用し、上面発酵でつくられる。コーヒーを思わせる香りと苦みがあり、濃厚な味わいが特徴であるため、常温で飲むことも好まれている。

4.ホワイトエール

ベルギー発祥のホワイトエールは、原材料にコリアンダーなどのハーブや、オレンジピールなどの果物がプラスされているので、フルーティな甘みだけでなく、スパイシーな風味も同時に味わうことができる。

4. おすすめエールビール5選

多くの種類が存在するエールビール、まず何から飲めばいいのか、迷ってしまうかもしれない。実際に本場のエールビールを飲もうにも、なかなか簡単には見つからないこともしばしば。

ここでは国産のエールビールも含め、手に入りやすい銘柄でおすすめを紹介する。本項を参考に、好みの味を見つけてほしい。

1.よなよなエール

よなよなエールは国産のペールエールを代表する銘柄として、高い人気を誇っている。アロマホップの「カスケード」を使用しており、柑橘系のフレッシュな香りとほのかな甘みが特徴だ。よなよなエールをきっかけにエールビールが好きになったという人も多いので、エールビールの入り口としてもおすすめしたい。

2.銀河高原ビール 小麦のビール

国産のヴァイツェンを代表する銘柄といえば、銀河高原ビールは外せない。ヴァイツェンらしく苦みの少ないまろやかな味わいに加え、甘くフルーティな香りとさわやかな余韻が特徴だ。手軽に本格的なヴァイツェンが楽しめるとして、評価も高い。

3.ザ・プレミアム・モルツ 香るエール

プレモルの愛称でもおなじみのサ・プレミアム・モルツにも、エールビールが存在している。日本人の舌に合わせたエールビールは「ジャパニーズ・エール」とも称され、世界でも認められるブランドとなった。独自のフルーティ酵母が生み出すさわやかな味わいは何よりクセがなく、飲みやすいことが特徴である。

4.ギネスビール ドラフトギネス

世界で最も有名であり、最も愛飲されているスタウトが、ギネスビールである。見た目にも美しい黒色で、深いコクとほどよい苦みが味わいの特徴だ。とてもクリーミーな泡が立つので、グラスでじっくりと楽しもう。グラスに注いだ後、2分ほど飲まずに待つのが美味しいひと手間。泡が表面に集まる現象、「サージング」が起こり、ギネスビールの濃厚な味わいをさらに引き出すことができるのでおすすめだ。

5.ブリュードッグ パンクIPA

2007年のブルワリー創業以来、わずか数年でイギリス売上1位のクラフトブルワリーとなったブリュードッグのIPA、パンクIPAは、柑橘系の香りとモルト本来の甘みが特徴だ。そして何より大量のホップを惜しみなく使用しているので、長く続く余韻も楽しめる。「世界一のIPAを目指す」というテーマ通り、IPAを代表する銘柄として、世界中で名を響かせている。

結論

エールビールはラガービールにはない香りや味わいがあることが特徴なので、「慣れない味のビール」という第一印象だけで敬遠してしまうかもしれない。しかしエールビールだけでもこれだけの種類があり、様々な銘柄がある。もし好みのエールビールが見つかったなら、じっくりと時間をかけて味わいながら、ゆっくりと流れる時間を楽しんでほしい。するとまた新たなビールの楽しみ方に気づくことだろう。

おすすめ記事おすすめ記事

    ページトップへ ページトップへ
    >